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ロスチャイルド財閥ー249 19世紀後半のロスチャイルド一族

2023-11-09 23:56:40 | 国際政治・財閥

 

 

・ロスチャイルド財閥ー247 ドイツの台頭と19世紀後半の混乱するヨーロッパ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3947e90a2431d1d32d33e186b709d019

・ロスチャイルド財閥ー248 ユダヤ人迫害の負の歴史、英金融街成立の影にhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/73062f0ecc8f5312f2b1ade1742f29ba

からの続き

 

 

ロスチャイルド家は19世紀後半の相次ぐ戦争を生き延びましたが、各分家にはそれぞれ明暗がありました。

パリ家、ロンドン家は益々の繁栄を見せていました。 フランクフルトのロスチャイルド家も健在であり、ウィーン家も弱体化したハプスブルグ家とともに存続し討づけましたが、ナポリ家だけ没落しました。



しかし、ヨーロッパの社会変動の激しさを考えれば、これだけの犠牲で済んだことは、むしろ奇跡的と言えます。

これは何よりも「兄弟は」何事も力を合わせるように」という初代マイヤーの遺訓を守った事にあると思われます。

 

5人兄弟のスクラムは、競争者の挑戦を受けるたびにむしろ強靭になり、一つの国だけを基盤とする競争者は国境を超えたロスチャイルド家の組織力の前に太刀打ちできませんでした。



それぞれの分家が忠誠を誓わなければいけない国家同士が戦争するという難しい状況においては、まず戦争の阻止を試みて、力及ばずとなればドライにビジネスに徹しました。

どのためには、それぞれが属する国家を欺くことも辞しませんでした。

 

一族が中、世を誓っていたのは国家ではなく、家と組織であって儲け、利益というビジネスを何よりも信奉するのが、同家の規範でした。

普通の会社なら飲み込まれてしまうような歴史の大波、それを乗り越えるロスチャイルド家のスケールに目を奪われがちですが、その基本はあくまでも実務的なビジネスマンだったのです。

 

しかし、時代の変化はこうしたコスモポリタンなロスチャイルド一族を次第に追い詰めていきます。 

19世紀前半の一時期には可能だった平和調停が、その後ほとんど不可能になったことからも分かるように、ヨーロッパでは不可侵の主権を持つ「国民国家」がいよいよ怪物のような軍事力と経済力を持って登場しつつありました。

 

 

そしてイギリス、フランス、ドイツ、イタリアといったこれらの国家は、産業革命の発展に伴う市場拡大を求めて、アフリカからアジアに至る植民地主義をほしいままにするのであります。

そして、来たる20世紀には無慈悲な国民国家群による二度の全面戦争が待ち受けていました。国境を越える露チャイルド家にとって、それはこれまで以上の厳しい試練が待ち受けていました。

 

 

 

(参考資料)

 

・ロスチャイルド財閥ー235 エルサレムの安息日と祭り
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/528565a342f25f42fc42a5017f1ce301

・ロスチャイルド財閥-236 極貧からのスタート
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/24dd0ae4d6ccbccfb22a00f28872aeff

・ロスチャイルド財閥-237 三男ネイサン イギリス・マンチェスターに派遣
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2d137df07bb86c88075df556d2008689

・ロスチャイルド財閥ー238 ナポレオンのプロシア侵攻とヴィルヘルム9世の資産隠しhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e5393c3584a8087bb961bf112f990844

・ロスチャイルド財閥-239 ウェリントン将軍に軍資金を運ぶロスチャイルド
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e5393c3584a8087bb961bf112f990844

・ロスチャイルド財閥-240 ワーテルローでの情報戦で財閥の基盤を築いたロスチャイルドhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7f2f01ab591c9d318a0f7bf1d9e37ff4

・ロスチャイルド財閥-241 ウィーン会議 王政復古https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/a4ec2db957152b354e33c530468ea6f0

・ロスチャイルド財閥-242 アーヘン列国会議とRothschildの逆襲https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0b04a5ee54512cecd6fb4451d87d51bf

・ロスチャイルド財閥ー243 放たれた五本の矢
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3031557341f3c3a374dadfbb3e6ff2eb

・ロスチャイルド財閥ー244 ロスチャイルドの平和工作https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e076fb7fdf245ac7bf69826bc075e57b

・ロスチャイルド財閥ー245 産業革命と鉄道事業 そしてナポレオン三世https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4a86405cc341370f0640381eb9e8fd83

・ロスチャイルド財閥ー246 ナポリ分家の消滅
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/87a2a9ba34b4aa291aac29bd2a7bcbd7

・ロスチャイルド財閥ー247 ドイツの台頭と19世紀後半の混乱するヨーロッパ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3947e90a2431d1d32d33e186b709d019

・ロスチャイルド財閥ー248 ユダヤ人迫害の負の歴史、英金融街成立の影にhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/73062f0ecc8f5312f2b1ade1742f29ba

・ロスチャイルド財閥ー249 19世紀後半のロスチャイルド一族https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af4fda1973cee3f44349b3747d1e8d42

 

 

 

 

 

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岸田文雄首相、米ニューバーガー・バーマンCEOと面会

2023-11-09 23:31:49 | 日本政治・外交

岸田文雄首相は9日、米運用会社ニューバーガー・バーマンのジョージ・ウォーカー会長兼最高経営責任者(CEO)と首相官邸で面会した。2024年から始まる新たな少額投資非課税制度(NISA)などについて意見を交わした。

首相は海外の投資家らの意見を政策に生かす考えを述べた。同社は日本企業への投資を進めると伝えた。面会に同席したニューバーガー・バーマン日本法人の大平亮社長が記者団に明かした。

 
 
日経記事2023.11.09より引用
 

丸紅、イタリアの衛星企業に出資 東南アに拡販

2023-11-09 22:56:57 | 宇宙・地球・航空宇宙ビジネス・星座神話・


 ディーオービットは複数の小型衛星を搭載できる衛星軌道投入機を開発している

 

丸紅は9日、小型衛星関連機器を開発するディーオービット(イタリア)に少額出資すると発表した。
出資額は数十億円とみられる。

出資前から販売代理店契約を結ぶ日本に加えて、東南アジアでの独占販売権を取得する。通信や気象観測で需要の高まる衛星市場を広げる。


ディーオービットが実施した総額1億ユーロ(約160億円)超の資金調達に、出資を主導する立場で参加した。

同社は2011年設立で、打ち上げた人工衛星を狙った軌道に送り届ける機器を開発・製造する。これまで11回のプロジェクトで全て成功しており、丸紅は「業界内での信頼が高い」と説明する。


丸紅は小型ロケットの開発・製造を手掛けるインターステラテクノロジズ(北海道)や衛星推進機器を開発する米フェイズ・フォーにも出資している。これらの企業とディーオービットの協業も進める。

 

 

日経記事 2023.11.09より引用

 

 

 


「岸田降ろしは言語道断」 二階派の武田良太元総務相

2023-11-09 22:53:36 | 日本政治・外交

自民党二階派事務総長の武田良太元総務相は9日のインターネット番組で、岸田文雄首相が年内の衆院解散を断念したことで「岸田降ろし」につながるのではないかと問われ「まだ十分な経済対策を果たしていない状況で、岸田降ろしなんて言語道断だ」と答えた。

二階派は首相と距離を置く非主流派の一つだ。武田氏は、減税や給付を盛り込んだ経済対策を閣議決定後に内閣支持率が下落した状況に関し「政策面で考え直さないといけない部分もある」と指摘した。

このまま来年9月の総裁選を迎えれば「挑戦者が有利になりやすい」との見方も示した。

 

 

〔共同〕

 

 

日経記事 2023.11.09より引用

 

 

 


米国防長官、中東で追加空爆辞さず 親イラン勢力念頭に

2023-11-09 22:47:12 | 中東情勢・基礎知識・歴史・問題・真実


オースティン氏は9日「米軍への攻撃が止まらないなら追加的な措置を取る」と明言した=AP


【ニューデリー=中村亮】

オースティン米国防長官は8日、米軍がシリア東部のイラン革命防衛隊の武器貯蔵施設1カ所を空爆したと発表した。

シリアとイラクに駐留する米軍を攻撃する勢力への報復措置になる。9日、記者団に「米軍への攻撃が減らない、あるいは止まらないなら追加的な措置を取る」と明言した。


インドに向かう長官専用機内で日本経済新聞などの質問に答えた。イスラム組織ハマスが10月7日にイスラエルを奇襲攻撃してから、米軍が中東地域で軍事攻撃を実施するのは10月26日に続き2回目になる。

オースティン氏は「イラクとシリアでのイラン支援勢力による米軍関係者への一連の攻撃を受けて空爆に踏み切った」と説明した。イラクとシリアの米軍拠点を狙ったロケット弾や無人機による攻撃が相次いでおり「防衛的な攻撃だ」と訴えた。さらなる攻撃を抑止するため空爆に踏み切ったとみられる。


空爆はバイデン米大統領が指示した。F15戦闘機2機でイラン革命防衛隊の武器貯蔵施設を標的に実施した。オースティン氏は「米軍関係者の安全以上に優先すべきことはない」と強調。

「部隊を守るためにできる限りのことをする。本気だ」と語った。


米国はイスラム組織ハマスから奇襲攻撃を受けたイスラエルの報復に反発するイランや支持勢力による戦線拡大の試みを懸念する。

オースティン氏はイスラエルとハマスが衝突するパレスチナ自治区ガザに言及し「我々の目標は紛争が拡大し、地域全体の紛争にならないようにすることだ」と断言した。

「現時点でそのような事態は起きていないし、そうならないように全力を尽くす」と話した。


ロイター通信によると、イエメンのシーア派武装組織フーシが8日に米軍の無人機を撃墜した。
オースティン氏は「何が起こったかは調査中だ」と述べるにとどめた。


 

 

 

日経記事 2023.11.09より引用