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ポケトーク、25年に東証上場へ 想定時価1000億円

2024-03-07 23:53:17 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


携帯翻訳端末のポケトークは85言語に対応する。日本や米国、欧州、東南アジアなど世界で販売を伸ばす

 

携帯翻訳端末を手掛けるポケトーク(東京・港)は2025年中に新規株式公開(IPO)する。

東京証券取引所のプライム市場への上場を目指す。

 

新型コロナウイルス禍後にビジネスや観光向けに通訳需要が増えているほか、米国や欧州では公共施設の外国人や移民対応に使われている。調達した資金は成長投資にあてる。上場時の時価総額は約1000億円になるとみられる。

ポケトークは端末に話しかけると人工知能(AI)が音声を認識して別の言語に変換する仕組み。85言語に対応し、同時通訳並みの速さで自動翻訳してテキストと音声を出力できるのが特徴だ。

 

パソコン用ソフトウエア販売のソースネクストが17年に携帯翻訳端末事業に進出し、22年にポケトークとして分社した。

ソースネクストは現在、ポケトーク株を84%保有し、上場に向けてこのうち一部を売り出す。新規株式公開後も過半数の株式を保有し続け、連結子会社にとどめる。

 

ポケトークは新株を発行し、調達資金をAIの研究開発や販路拡大などにあてる。上場準備のため主幹事にみずほ証券を選定した。

 


手持ちのスマートフォンやタブレットで利用できる自動翻訳サービスも始めた

 

ポケトークは日本のほか、米国や欧州、タイやマレーシアといった東南アジアなど世界で販売中で、17年の発売から累計で100万台を出荷した。

国内では観光施設での外国語対応などインバウンド(訪日外国人)向けに販売が堅調なほか、海外では病院や学校、役所の外国人や移民対応向けに売れ行きが伸びている。

 

23年7月にはソフトバンクと業務提携し、同社の国内外の販路を使って販売台数をさらに100万台上乗せする計画を打ち出した。11月には専用端末を使わない自動翻訳のネットサービスも始めた。27年12月期には売上高で約500億円、純利益約75億円を見込む。

東証プライム市場への上場を狙うが、投資家からの評価が高ければ米ナスダック市場を上場先に選ぶ可能性もある。

 

 

AI通訳サービスでは「Google翻訳」や「Microsoft翻訳」など、スマートフォン向けの無料サービスが普及している。

ポケトークは上場によって資金を確保して、新たな端末やネット翻訳サービスも含めて技術開発のスピードを速める。

 

23年は米欧の金融引き締めなどで資金調達環境が悪化し、世界的にIPO投資が低調となったが、日本市場では半導体製造装置のKOKUSAI ELECTRICや楽天銀行、住信SBIネット銀行など上場時の時価総額が1000億円を超える企業が相次いだ。

足元では大型株に比べて出遅れていた新興株にも物色が広がっている。こうした株式相場の活況も新規上場準備を始める決断を後押しした。

 


アメリカを正しく認識する 建国までの歴史概略-17 WASP (ワスプ=ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント) 

2024-03-07 22:35:09 | ヨーロッパ・中東・アメリカ全般、歴史・文化・食文化・芸術・建築

アメリカを正しく認識する 建国までの歴史概略-16 エミグラントとイミグラントhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7f77e8d6e8e489c7aaa08235152a497d

からの続き

 

 

 WASP (ワスプ=ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント) 


『アメリカ』では、後から入ってくる『ヨーロッパ系移民』は、『白人社会』の『一番下層』に位置づけられました。

『トランプ元大統領』や『エルビスプレスリー』の『祖先』も『貧困ドイツ系移民』です。 これについては後で詳しく紹介します。

次々に『移民』が押し寄せて来たから、『先に来ている集団』ほど、『地位』が押し上げられていくのです。 今日でも、『アジア人』が『白人』や『黒人』より『下』に『位置づけ』られているのはそういうことです。

これが『アメリカ』の『基本構図』です。

 

そして、『アメリカ全体』が『イギリス的』な『性格』をもっていたから、19世紀にやって来た人たちを含めて『イギリス系』は『有利な立場』に置かれ、『アメリカ』の『支配層』の多くが彼らによって占められることになりました。

このような『支配層』が『WASP(ワスプ)』です。 ホワイト・アングロサクソン・プロテスタントの略であります。

『WASP』でない人たちは、WASPを『手本』にすることが『アメリカ』に溶け込む『最善の道』だと考えました。

WASPの『定義』は、あいまいで『スコットランド系』や『ウェールズ系』、すなわち『ケルト系』でも『グレート・ブリテン島』から来た人も含み、今では『北西ヨーロッパ系』(『オランダ系』・『ドイツ系』・『スカンジナビア系)の移民を指しても使われます。

 

WASPの『上流階級の男子』は、『アイビーリーグ』の一流大学や『東部』の小さな『エリート』のカレッジ、『女子の場合』は『セブン・シスターズ』として知られる『東部の7女子大学』で学びました。

WASPは『弁護士』や『医者』などの『全国団体』の中で『支配的地位』を占め、『議会や裁判所』、『実業界』で『中枢の位置』を占めました。『国務省』も長い間WASPの『聖域』で、『』軍部の上層部』もWASPだらけでした。 

 

しかし、『現代アメリカの特徴』は、彼らの支配が急速に『崩壊』しつつあり、『湾岸戦争』を指揮した『コリン・パウエル参謀本部議長』は、『西インド系の黒人』です。 先日、2024年米大統領選で『共和党の予備選』で『トランプ』と戦った『ニッキー・ヘイリー女史』もインド系黒人、更に『民主党』バイデン政権の『副大統領のカマラ・ハリス女史』もインド系黒人ですね。

今やアメリカは『国家のの中核』にも『黒人が登用』される国になっています。

 

 

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SMK、車載ネットワーク対応のコネクターを小型化

2024-03-07 15:39:42 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


   コネクターの幅を8.1ミリメートルに狭めた

 

電子部品のSMKは7日、車載ネットワークの通信規格に対応した小型コネクターを開発したと発表した。コネクターの幅を8.1ミリメートルと従来よりも2割ほど狭めた。

コネクテッドカー(つながる車)など車載ネットワークの技術は高度化しており、コネクターの小型化が求められていた。自動車部品を扱うメーカーなどに売り込む。

 

製品名は「SE-R1」。素材の選定や構造を工夫した。走行時の強い振動や衝撃に見舞われても、接続を維持できる強度を実現した。

自動車向けの他、産業機器や医療機器向けへの展開も見込む。2024年夏ごろの量産を予定している。

 
 
日経記事2024.03.07より引用
 
 
 

6G向け送信機、安価なシリコンで 東工大とNTT

2024-03-07 15:35:22 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業

300ギガヘルツ帯の送信機をシリコンCMOSプロセスで開発した=東工大提供

 

東京工業大学とNTTの研究チームは300ギガ(ギガは10億)ヘルツという高周波の電波をやりとりする送信機を開発した。

すべての機能を安価で標準的なシリコンの半導体製造プロセスでつくった。従来品の多くは高価な化合物半導体が使われている。次世代の無線通信規格「6G」などでの活用が見込まれる。

 

スマートフォンなどの通信に使われる現行の5G電波の周波数は数ギガ〜数十ギガヘルツだが、2030年ごろに登場する6Gではより広い帯域幅を使える高周波帯が検討されている。

電波は周波数が高いほど遠くに送ろうとすると弱まりやすく、高性能な送信機が必要になる。多数のアンテナ素子でビーム状の電波を送る「フェーズドアレイアンテナ」が有望だ。

 

研究チームはフェーズドアレイアンテナの送信機に、65ナノ(ナノは10億分の1)メートルのシリコンCMOS(相補性金属酸化膜半導体)プロセスを採用した。送信機はアンテナや電力増幅器からできている。

特に電力増幅器は、シリコンだと高い周波数で動作しにくかったが、今回はトランジスタの配置を見直し、余計な電気抵抗などを減らして機能を高めた。送信機は1秒当たり100ギガビット以上の情報を送れる。

 

現在はアンテナ数と同じ64個の送信回路を集積しているが、今後はアンテナ・送信回路の規模をさらに増やし、長距離での高速無線通信を確立することを目指す。

 
 
日経記事2024.03.07より引用
 
 

世界の半導体株、時価総額1000兆円超え 5年で4.7倍に

2024-03-07 15:24:04 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


    米エヌビディアの時価総額は26.2倍になった=ロイター

 

世界の半導体関連企業の株式時価総額が拡大している。5日時点で7兆1530億ドル(約1070兆円)と過去5年で4.7倍になった。

デジタル需要が伸び、半導体の用途も広がっている。生成AI(人工知能)への投資や半導体の在庫調整の進展を踏まえ、各社の業績予想が上向いており、株価の追い風になっている。

 

QUICK・ファクトセットの産業分類「半導体」に属する企業に加え、一部の製造装置メーカーなど関連企業も含めて米ドルベースの時価総額を集計した。5日時点では約840社ある。

時価総額の合計を2018年末と単純比較すると4.7倍で、世界の上場企業全体に占める比率は6%強と約4ポイント上昇した。

 

 

18年末比の時価総額の増加額を企業別にみると、画像処理半導体(GPU)を主力とする米エヌビディアが約2兆ドル(26.4倍)で最も大きい。

通信半導体の米ブロードコム(約5200億ドル、6倍)や製造受託の台湾積体電路製造(TSMC、約4100億ドル、3.2倍)、製造装置の蘭ASMLホールディング(約3300億ドル、5.8倍)などが続く。

 

転機となったのが、新型コロナウイルス下の巣ごもりや企業の業務効率の改善などを受けたデジタル需要の拡大だ。

世界の半導体市場は21年に5500億ドル強と18年に比べて2割増え、各社が業績を伸ばして成長期待も高まった。

 

 

22年は米長期金利の上昇や民生品需要の減退、半導体の過剰在庫の調整などで時価総額は急減したが、半導体市場の長期的な成長見通しは維持された。

データセンターや自動車向けなど用途拡大を受け、不況の「谷」が短く、浅くなるとの見方も増えた。

 

「チャットGPT」の登場をきっかけに23年には生成AIへの期待が急激に膨らんだ。在庫調整の進展でAI関連以外の需要回復への確度も高まった。

足元では車載・産業向けが一足遅い調整局面にあるが、半導体全体の景況感は24年に入っても上向いている。半導体関連企業の時価総額は23年末に比べても3割弱増えた。

 

 

株価の割高感を測る指標になるPER(株価収益率)でみると、「デバイス企業は過去対比でまだ割安な面がある」(フィデリティ投信の伴大智日本株リサーチ・アナリスト)との見方がある。

実際、エヌビディアの来期予想ベースのPERは29倍台と過去5年平均(36倍台)より低く、TSMCも同様だ。米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)もコロナ下を大きく下回る。

 

背景の一つが利益の拡大で、市場予想では各社の来期1株利益(EPS)で過去最高水準を見込む。

特に生成AIの恩恵が大きいエヌビディアはEPS予想が直近3カ月で2割強上振れしており、「利益成長を株価が追いかけている状況」(岩井コスモ証券の斎藤和嘉シニアアナリスト)だ

 

。エヌビディア以外では、民生品需要の不透明感や車載向けなどの在庫調整がPERを抑えている面もありそうだ。

半導体製造装置では米大手や東京エレクトロンなどのPERが過去5年で最高水準にある。製造装置は高性能化や需要の増加で長期で半導体デバイス自体の市場を上回る成長をするとみられているほか、日系メーカーは日本株への資金流入の影響も大きい。

割高感を指摘する声もあるが、「ファンダメンタルズ(基礎的条件)の改善は始まったばかり」(フィデリティ投信の伴氏)で、「売り」と見る向きは少ない。

 

リスクはある。24年の米大統領選などもあり、輸出規制などを巡る米中関係は見通しづらい。AI以外の需要回復、米利下げ動向も不透明だ。半導体関連株の存在感がかつてないほど高まっているだけに、株価調整が起きれば市場への影響は大きい。

(堤健太郎)