27日の東京株式市場で日経平均株価が続伸し、一時節目の4万円台を回復した。
取引時間中に4万円台に乗せるのはおよそ2週間ぶり。外国為替市場での円安・ドル高進行を背景に、輸出関連株中心に買いが広がった。
前日比の上昇幅は一時600円を超えた。
ファーストリテイリングやリクルートホールディングス、ソフトバンクグループといった値がさ株が上昇し、相場を押し上げた。
大和証券の坪井裕豪日米株チーフストラテジストは「2025年の新NISA(少額投資非課税制度)による新たな買い付けを受けた株価の上昇をにらみ、先回りした買いが入っている」と指摘する。
「日銀の追加利上げ観測の後退による為替相場の円安基調で日本株買いのムードになっている。再編など企業変革に向けた動きが足元で出てきた自動車株に見直し買いが入った」(アセットマネジメントOneの浅岡均シニアストラテジスト)との声も聞かれた。
日経記事2024.12.27より引用