りんたろうのきときと日記

好きな事だけ只々綴る

「チェイサー」観てきました♪

2009年05月04日 01時17分31秒 | 映画
☆「チェイサー」
(原題:추 격 자  THE CHASER)
監督:ナ・ホンジン
出演:キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ、キム・ユジョン、チョン・インギ、チェ・ジョンウ


2003年、10ヶ月に21人(自供では30人以上)を殺害した疑いで逮捕された、韓国で“殺人機械”と言われた連続殺人鬼ユ・ヨンチョルの事件を基に、これが長編初となるナ・ホンジンが監督、映画化。
連続殺人鬼と、元刑事の壮絶な追走劇を描いたクライム・サスペンス。
違法バイトがバレて、ソウル機動捜査隊をクビになったデリヘル経営者ジュンホを演じるのは「タチャ イカサマ師」、「ヨコヅナ・マドンナ」のキム・ユンソク。

連続殺人鬼ヨンミンには「許されざるもの」、「ブレス」のハ・ジョンウ。

事件に巻き込まれる子持ちのデリヘル嬢ミジンには「連理の枝」、「西洋骨董洋菓子店 アンティーク」のソ・ヨンヒ。

韓国映画で実在の殺人事件を基にした作品といえば、「華城連続殺人事件」を基にしたソン・ガンホ主演の「殺人の追憶」を思い出す。
今までにない緊迫した内容と独特な空気感に衝撃を覚え、たちまち韓国映画の虜に。

同じく韓国で起きた「ユ・ヨンチョル事件」を題材とした本作。
韓国で観客動員500万人突破する大ヒットとなり、韓国アカデミー賞主要6部門受賞。
日本でも報道されたこの事件。
資産家や風俗嬢を次々と殺害、バラバラにし山中に埋め、時にはその人肉を食べていた連続殺人鬼ユ・ヨンチョル。
当時、韓国では事件の衝撃はもとより、警察の捜査ミスや、ユ・ヨンチョルに罵声を浴びせた遺族が、逆に警官に暴行を受けた映像が報道されり、ユ・ヨンチョルのファンクラブが出来たり、崇拝する者が出てきたりと、現在韓国の抱える社会的問題が浮き彫りに。
2006年に死刑が確定するも、死刑廃止を掲げる政府の反対を受け、現在も服役中。

全編、緊張感&恐怖感に満ちており、ハラハラドキドキしっぱなし。
あまりの緊迫感に、最初から最後まで、体中力が入りまくりで鑑賞(笑)
かなり見応えある作品となっております。
この作品には、映画にありがちな有名な観光地や綺麗な景色などは一切登場しない。
舞台となるのは韓国住宅街。
小高い丘に密集する住宅の間に見える、無数の教会の十字架が印象的。
迷路のように入り組んだ路地では、ジュンホとヨンミンの追走激がスピーディーに展開。
「太陽にほえろ」のごとく、とにかく走る(笑)
主人公のジュンホは、元刑事といっても、決して優秀だったわけでもなく、どちらかというとダメ人間。
金の事しか考えておらず、自分の下で働くデリヘル嬢への思いやりもなし。
何かというとすぐボヤく。
そんなジュンホが、ミジンの幼い娘ウンジと出会い、行動を共にするうちに、ウジンの母への想いを受け、自分がミジンを強引に仕事に向かわせた罪悪感と、今まで抱いたことがない父性本能が目覚め始める。
そして、ミジンの命を救いたいという気持ちと、犯人への怒りが、彼を容疑者を追う(元)刑事へと変えていく。
もう前半と後半では、顔が全く違うんですよね。
執念でヨンミンを追い詰める姿は、鬼気迫るものがありカッコイイ(>_<)☆

連続殺人鬼ヨンミンは、一見どこにでもいる好青年で、とても殺人を犯すようには思えない。
しかし、その手口は冷酷残酷で、被害者を縛り監禁し、ノミとハンマーで頭を殴打。
その後、バラバラにし、庭に埋める。
そんな冷酷な犯人ヨンミンをハ・ジョンウが見事に演じております。
無表情で淡々と語り、警察を翻弄する姿は、もう憎たらしいったらありゃしない。
このヨンミンが悪ければ悪いほど、ジュホンに追い詰められてていく姿は、爽快感を覚える。

ラストは何とも言えぬ切ない気持ちに。
ジュンホの携帯に残されたミジンのメッセージが心に刺さる(>_<)

なんでもレオナルド・ディカプリオによるハリウッド版リメイクも決定しているとか。
現在のハリウッドって、ホント、ネタ不足なんだろうなぁ。
この作品の緊張感や独特の空気感は、“アジア(韓国)”だからこそ出せるものであって、欧米ではかなり大味で薄っぺらい作品になりそうな予感が(^-^;

公園で駅弁♪

2009年05月04日 00時23分30秒 | 食べ歩き♪
☆鳥めし本舗登利平の「鳥めし松弁当」
今日も天気の良い1日でしたね。
あまりの気持ちよさに、公園でお弁当を食べる☆
群馬の名物である「鳥めし本舗登利平」の「鳥めし松弁当」を購入♪
甘辛いタレのの染み込んだご飯の上には、肉厚のもも肉と、薄くスライスされたむね肉がたっぷり。
外で食べるご飯って、なんでこんなに美味しく感じるのでしょう(^-^)
あぁ、幸せ☆