☆『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
(原題:TRANSFORMERS: DARK OF THE MOON)
監督:マイケル・ベイ
出演:シャイア・ラブーフ、ジョシュ・デュアメル、ジョン・タートゥーロ、タイリース・ギブソン、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー、パトリック・デンプシー、ケヴィン・ダン、ジュリー・ホワイト、ジョン・マルコヴィッチ、フランシス・マクドーマンド
声の出演:ピーター・カレン、ヒューゴ・ウィーヴィング、レナード・ニモイ
日本で生まれ、アメリカで大ヒット。
逆輸入された玩具&アニメ『トランスフォーマ』の実写映画人気シリーズ第三弾。
製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ、監督は『パール・ハーバー』、『アルマゲドン』のマイケル・ベイ。
オートボットと共にディセプティコンと戦うサム・ウィトウィッキーを演じるのは『ディスタービア』、『イーグル・アイ』のシャイア・ラブーフ。
サムの恋人カーリー・スペンサーにはロージー・ハンティントン=ホワイトリー。
元セクター7のエージェントでサムやオートボットと共に戦うシーモア・シモンズには『ビッグ・リボウスキ』、『グッド・シェパード』のジョン・タートゥーロ。
NESTの現場指揮官でオートボットと共にディセプティコンと戦うウィリアム・レノックス大佐には『アイドルとデートする方法』(未)、『みんな私に恋をする』(未)のジョシュ・デュアメル。
アメリカ国家情報長官シャーロット・メアリングには『ファーゴ』、『恋愛適齢期』のフランシス・マクドーマンド。
カーリーの勤める会社の社長でディセプティコンに協力するディラン・グールドには『魔法にかけられて』、『近距離恋愛』のパトリック・デンプシー。
サムの上司ブルース・ブラゾスには『マルコヴィッチの穴』、『RED/レッド』のジョン・マルコヴィッチ。
シモンズの執事ダッチには『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』、『3時10分、決断のとき』のアラン・テュディック。
その他、実在のアポロ11号の宇宙飛行士バズ・オルドリンが本人役でカメオ出演。

ディセプティコンのリーダー・メガトロンの声を『マトリックス』シリーズ、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのヒューゴ・ウィーヴィング。

オートボットの伝説の戦士センチネル・プライムには『スター・トレック』シリーズのミスター・スポック、アニメ映画『トランスフォーマー ザ・ムービー』(←傑作!オススメ!)でガルバトロンの声を演じたレナード・ニモイが。

シリーズ完結編となる本作(ホントかよ(^-^;?)は今流行りの3D上映に。
人間とは環境に順応するもの・・・あれほどイヤだった3Dも徐々に慣れはじめている自分が・・・。

そして同じく最後のためか、登場するトランスフォーマーもシリーズ中最も多いです。
っと言ってもそのほとんどは地球上の乗り物をスキャンする前の素体形態なので、デザインはほぼ同じでザコキャラ。
新キャラは

前作で名前が語られた伝説の戦士センチネル・プライム(化学消防車に変形)。

オートボットの兵器開発科学者ホイルジャック(キュー)(メルセデスベンツに変形)。

アニメ第1作目『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』版ではこんな感じ。

オートボット戦士レッカーズのロードバスター(重武装化したシボレーに変形)。

レッカーズのレッドフット(重武装化したシボレーに変形)。

レッカーズのトップスピン(重武装化したシボレーに変形)。

オートボット戦士ディーノ(コミックではミラージュ)(フェラーリ・458イタリアに変形)。

ディセプティコン戦士ショックウェーブ(アニメ第1作目『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』ではレーザーウェーブ)。

アニメ第1作目『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』版ではこんな感じ。

その他、ディセプティコンの宇宙戦艦や小型戦闘機

ショックウェーブが操るワーム型巨大掘削マシン・ドリラーなどの兵器が登場。
他にもさまざまなトランスフォーマーが登場するも、アニメ版の基のデザインと全く違ったり、登場時間が短く1瞬だったりするため、1回観ただけでは判断不可能(^-^;。
そしてこれまた最後だからなのか、登場キャラクターも死亡者続出。

CG&3D映像による変形シーンや戦闘シーンは迫力あり。
シモンズ&ダッチのコンビやジョン・マルコヴィッチ演じるブルースなどが所々にユーモアを交え笑いを誘う。
スケールも大きくなっておりかなり見応えはあります。
しかし、全体的にかなり大味。
ストーリーのテンポも悪く、無駄なシーンも多い。

致命的なのはクライマックスのオートボットVSディセプティコンの戦闘シーン。
長時間続くにもかかわらず、主に登場するのはサムやウィリアムらNESTの兵士たち。
トランスフォーマー同士の戦闘シーンが極端に少なく、少しオートボットVSディセプティコンの戦闘シーンが終わっては、兵士たちたちがギャーギャー騒いで右往左往するシーンが・・・その繰り返しでいまいち盛り上がらず。
オートボット側は活躍するのはオプティマス・プライムのみで、他のトランスフォーマーは目立たず。
ディセプティコン側もメガトロン、スタースクリームの登場も少なくほとんど見せ場なし。

ラストも大雑把で雑、余韻もなにもなし・・・。
う~~~ん、シリーズ中一番好きではないかな(^-^;
途中ダレダレで、157分という上映時間がめちゃくちゃ長く感じてしまった(^-^;