Risa’s 音楽雑記

ピアニスト 山形リサのブログです。
音楽の話を中心に、日常の出来事などを気ままに綴っています。

12月2日

2006-12-11 19:27:37 | Weblog
12月2日に祝祭・国際モーツアルトIn北海道2007でピアノ協奏曲第12番(Kv414)を演奏してきました。
メインゲストは海老澤敏先生、特別ゲストは小川京子先生、R.アンガミューラ博士、O.ビーバ博士、C.アイゼン博士という大変豪華ですばらしい国際セミナーでした。
1年を通じてモーツアルトのいろいろな作品に取り組み、モーツアルトの音楽の理解を深めるということで、私にとって2007年はモーツアルトに浸った一年となりました。そして、あらためてモーツアルトの音楽の純粋な美しさに感動しています。

こんなに真剣にモーツアルトに取り組んだのはいつ以来でしょうか・・・。
小学校時代はモーツアルトが好きだったのですが、大人になるにしたがってだんだん縁遠くなっていったように思います。
そういえば、大学受験の時のピアノソナタにモーツアルトを選択し、いろいろな先生方から「なぜベートヴェンにしなかったの~~!?」と騒がれたのを思い出しました・・・・。

O.ビーバ博士がセミナーの中で

「近頃になって、ようやくモーツアルトのピアノ作品を、フォルテピアノで演奏するピアニスト、演奏会が増えてきました。これは大変すばらしいことです。もしピアニストとしてモーツアルトを弾いていきたいと考えているなら、ぜひ一度フォルテピアノを触ってみてください。よりモーツアルト作品への理解が深まることでしょう。
 モダンピアノでモーツアルトを弾く事は難しいです。実際、モダンピアノで演奏するならリストやラフマーニノフを弾いたほうが効果的です。しかしながら、モーツアルトの音楽の美しさは普遍的なものです。ピアニストとして、モダンピアノでモーツアルトの音楽の美しさを引き出す工夫、努力を怠らないようにしてください。そうしてモーツアルト作品のすばらしさを後世に伝えていってほしいのです。」

と、お話されたことがありました。

「うーん。なるほど。」
深く考えさせられるお言葉です。

せっかくブログを始めたので、こうした諸先生方の格言、裏話などをちょっとずつご紹介していこうと思います。
明日からしばらく連載予定ですので、楽しみにしていてくださいね。

次回の予定は、Vn.日比浩一氏の面白ハプニングです。