あちこち散歩みち

近畿圏内を小さくあちこち歩き・たまに寺社めぐり・日々のとりとめない暮らしなどを書いています

大寒なのに

2025年01月20日 | 暮らし

本日は暦では「大寒」です。

でもね、大阪では春のような日差しがさして、

暖かい朝をむかえました。

 

朝のラジオ体操からの帰り道のことです。

ご近所さんの門のところで、

娘さんが高齢のお父さんを後ろから抱きかかえています。

お父さんの足は、グニャとなったまま座り込むような態勢で

身動きが取れない様子です。

 

あわてて傍に寄りました。

でもね、二人がかりではどうにもなりません。

高齢の男性は細い身体ですが、持ち上げて立たそうとしても

無理なのです。

足の向きを変えようとすると「痛い、痛い」とおっしゃいます。

何かコツはあるのでしょうが、とてもできません。

 

そこへ、お隣さんのTさんがごみを捨てるために出て来られました。

その方の力を借りて、持ち上げようとしてもまだ無理です。

 

今度はSさんが様子を察して、こちらに来てくれました。

娘さんに家から椅子を持ち出してもらって、

みんなで四人がかりで椅子に座ってもらい、

椅子ごと玄関内に運び込みました。

 

その後は、娘さんが様子を見て救急車を呼ぶなり、

かかりつけ医に相談するとの事でした。

 

高齢者の身体ってとても重い物だと実感しましたし、

段差でつまずいて身動き取れなくなって、

自力で立ち上がることもできないのですね。

 

 

《老い》がわが身にも近寄ってきているなぁ・・・

などと、

我が身に置き換えて考えてしまった朝でした。

 

てんやわんやの最中に、

登校中の黄色い帽子に黄色いランドセルの女の子、

きっと一年生でしょうね。

「どうしたのですか?」と近くに寄ってくれるのです。

 

なんていい子でしょう。

小さな子どもなのに、大人たちの様子に心配してくれてね。

きっとご両親の教えがいいのでしょうね。

 

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