今年に入って(というか、ついこの前)、これでピーター・
メイルの作品は4作目。
プロヴァンスに移り住んで、そこでの生活をつづったエッセイ
を2冊、アクションというかエンタテインメントというか、
物語小説を1冊、そしてこの『贅沢の探求』、これもエッセイ
なのですが、やっぱりこの人はエッセイが面白いですね。
いや、物語小説も面白かったですけど、まあ、エッセイのほうが
モアインタレスティング。
たとえば、たった1キロですら「歩きたくない」といってタクシー
に乗るのは、まあ並ですが、これが「贅沢」となると、リムジン。
スーツだって靴だってバッグだって、既製品ではなくオーダー。
とまあ、こういった、世にあふれる(中には「アホか」と言いたく
なるような金の無駄もある)贅沢を、“体験”してみようじゃないか、
という企画をまとめた、そんな作品なのですが、もちろん、自分へ
のご褒美として、他者への感謝の気持ちとして、贅沢な一品を買う
のは否定しません。
なんといっても、経済の原則からいって、質の良い、手間のかかる、
あるいは稀少なのだから、値は高くつく。
ごくごく実用的なもの、生活必需品しか買いません、ではあまりに
味気無い人生なので、そういう人しかいなかったら世の中も回らない
ですから、自分には縁の無い世界をちらと垣間見るのも一興。
で、最終的に「贅沢は気持ちの問題」ということが分かります。
ジャズの巨匠、ルイ・アームストロングが晩年、長年の友人に「なあ、
俺もずいぶん出世したと思わないか」といって、楽屋にあった冷蔵庫
を開けると中には卵があって「ほら、いつでも卵が冷蔵庫に入ってる
んだぜ」と言ったとか。
その気になればブラジルにいても電話一本でニューヨークの5つ星
ホテルのレストランのシェフを呼び寄せるが出来たほどの人をして。
贅沢って何なんでしょうかね。
メイルの作品は4作目。
プロヴァンスに移り住んで、そこでの生活をつづったエッセイ
を2冊、アクションというかエンタテインメントというか、
物語小説を1冊、そしてこの『贅沢の探求』、これもエッセイ
なのですが、やっぱりこの人はエッセイが面白いですね。
いや、物語小説も面白かったですけど、まあ、エッセイのほうが
モアインタレスティング。
たとえば、たった1キロですら「歩きたくない」といってタクシー
に乗るのは、まあ並ですが、これが「贅沢」となると、リムジン。
スーツだって靴だってバッグだって、既製品ではなくオーダー。
とまあ、こういった、世にあふれる(中には「アホか」と言いたく
なるような金の無駄もある)贅沢を、“体験”してみようじゃないか、
という企画をまとめた、そんな作品なのですが、もちろん、自分へ
のご褒美として、他者への感謝の気持ちとして、贅沢な一品を買う
のは否定しません。
なんといっても、経済の原則からいって、質の良い、手間のかかる、
あるいは稀少なのだから、値は高くつく。
ごくごく実用的なもの、生活必需品しか買いません、ではあまりに
味気無い人生なので、そういう人しかいなかったら世の中も回らない
ですから、自分には縁の無い世界をちらと垣間見るのも一興。
で、最終的に「贅沢は気持ちの問題」ということが分かります。
ジャズの巨匠、ルイ・アームストロングが晩年、長年の友人に「なあ、
俺もずいぶん出世したと思わないか」といって、楽屋にあった冷蔵庫
を開けると中には卵があって「ほら、いつでも卵が冷蔵庫に入ってる
んだぜ」と言ったとか。
その気になればブラジルにいても電話一本でニューヨークの5つ星
ホテルのレストランのシェフを呼び寄せるが出来たほどの人をして。
贅沢って何なんでしょうかね。
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