ロゴス古書

 年年歳歳 花相似たり
 歳歳年年 人同じからず 

良寛

2007年06月05日 | 随想・日記

   学友からお手紙を頂戴した

横山 英著 「校本 良寛歌集」 の編集と校正に半年間を費やされ

このたび新潟市の 「考古堂」より出版のはこびとなり、愚生に「記念にお送り」してくれると言う。

高価な著書のようだがえんりょなく頂戴する事にする。待ちどうしい。

 

 良寛にひかれたのは、東郷豊治著 「新修 良寛」であった。

柳田聖山の「沙門良寛」や吉野秀雄にもひかれた。

石田吉貞の「良寛ーその全貌と原像」は「隠者の文学」とともに、もう一度読み返して見たい。

 

 石田ははじめに「点描」に次のように書き始めている。

良寛の資質を知るために、その家の血を説き、少青年期に受けた傷が、

禅に導かれて漂白の詩の旅路を歩まれた、とする。

隠遁も奇行も遇行も、おどけ滑稽等々も、哄笑と哄笑とでふれあうのが、

無類の社会的人間失格者としての、世間に生きることであったと小生は読んだ。

 

 よく良寛を理解もせずにただただ夢中になっいたころを、思い出せてくれた

大兄に感謝しつつ記す