「殉教徒の使徒は 殉教徒よりも もっと苦しむ」
ニーチェの言葉だ。平たく言えば、
「神様に恋をしている人に いくら恋をしても 苦しいだけ」
って事か?何だ、片思いの話か。
ちょっと話がずれるが、
太陽の神アポロンに恋をした少女が花になった姿がひまわりだとか。
健気にお日様に向かって咲く花を見て作られた話だろうけど
ちょっと怖い花だ。
最近手にした本「花のような女(ヒト)」の向日葵のページが気になった。
(この本に登場する女性(花)達は何処にでもいそうなヒト達だ。
ただ全ての女性がこうだとは断定は出来ないが…
ここは断定した方が面白いから、こんな描き方になったのだとは思う。)
向日葵の花言葉は「憧れ・崇拝」。
『崇拝も、度が過ぎると狂気になる。』(本文抜粋)とある。
確かにそうだ。
作者の大田垣晴子さんも
『周りに意外とそういうヒトがいたりする。』…らしい。
私もそうだ。行く先々でそんなヒトがいた気がする。
自分だけで完結していてくれたらいいのだが、
周りの人に強要し始めると、たちが悪い。
私はこういうヒトに出会いはするが
不思議と、被害にはあった事はない。
盲目の恋ならまだいい。
宗教やねずみ講、ご立派な理論がそこにある。
盲信しすぎて布教に走るヒトを見ていると、
自分で考える事を止めているヒトが多い気がする。
ガリレオの「地動説」よりも、
「天動説」をひたすらに信じて宗教にどっぷり浸かった
昔の(中世のヨーロッパの)ヒト達みたいだ。
これに、「神のような上から目線」を加えると
もう救いようがない。
ある意味、幸せな「殉教徒」なんだろうけど
出来る事なら近付きたくはない。
くわばら。くわばら。
今日は何位?
←「美しい」だけじゃない花に、クリック一つ。