新規往診の Hさんとこの胃瘻がやや不調
オリンパスのイディアルボタンがはいっている。
退院して間もないのに、胃瘻挿入部のボタンの周囲の皮膚が赤くなっている。
これは 胃瘻ボタンの長さに余裕がないときにこうなる。
内側に、バンパーというものがついていて、ぬけないようになっているのですが、
長さがたりないと、胃内のバンパーが胃壁のなかに「埋没」する現象がおこってしまうので、
いつも、往診のたびにというようか、ボタンが埋没していないか、確かめます。
「余裕」はどれくらいかというと、皆さんされているのは、紙縒りが巻き付けれるくらいの余裕、
つまり、少なくとも 強く引っ張り上げなくても5㎜ほどの隙間が必要。
これが Hさんにはない
それゆえ、接触面である、皮膚が赤くだだれる、一種の褥瘡みたいなもの、、、
この余裕、腹壁の脂肪厚がかわればかわります
しかし、退院してまもないのに急に太ることはないでしょうし、
この間、便秘がちになっている ということで、
あんずからも指摘されていますが、マグネシウムの処方しました。
浣腸もしてもらいます。
なんとかそれで、この余裕ができてほしいものですが、どうでしょう
それがかなわないとなると、
長いサイズのものに胃瘻ボタンを入れ替えを灘診療所にお願いしないといけません。
これが、ボタン式のものでなくて、チューブ式にしてもらうと、
腹壁+胃壁の厚さの変化があっても、入れ替えなくできるので助かるのですが、、、
まあチューブ式だと、20㎝ほどのチューブが胃瘻部から
常にぶらぶらしているという欠点といえば欠点ではあるのですが、
なおかつ、
胃の内部にはいっている部分には「バンパー型」というのと
「バルーン型」というのがあります。
バルーンはまさしく膀胱留置カテーテルと同じように風船を膨らませて歯止めにするものですが、
Hさんには バンパー型がはいっています。
これは丸い饅頭みたいなものが歯止めになってて芯棒で細長くして、
胃瘻孔からの抜き差しができやすくするという、
「オブチュレーター」なるものをつかいます。
とはいえ、バルーン型にくらべると、
胃瘻孔をすんなりとおすことができず、やや「血をみる」処置になります。
むりすると胃壁と腹壁の間に穴があいてしまって、腹膜炎にもつながるということもあって、
在宅で交換はしなくなりました。ということで灘に頼むわけですが、
ちなみに、Oさんとここはバルン型で、家ですんなり交換しているのです、、、
それから、チューブ式のほうがOさんにはよかったのが、
粘稠な ラコール半固形(まあ、一種の寒天がまざっているようなものですが)を注入するのに、
かなり力がいるのですが、
それが、ボタン式よりチューブ式のほうが、内腔が広くでてきているということのようなです
入院中は 保険のきかない実費で購入する半固形栄養剤を、それは粘稠性が低い。
でも、お金には代えがたいので、ラコール半固形に変更。
以前の栄養剤には 付属の巻き上げデバイスがあって、これをラコールにも使えているが、
Oさんの旦那さんの腕力をもってすれば、なんとかなるのですが、
それでも、ボタンにすると厳しい。ヘルパーさんに注入をお願いするなら、
もうボタンは断念して、チューブ式に戻すことになったのです。
Hさんも入院中に実費購入の栄養剤だったのですが退院してラコール半固形に変更
しかし、娘さんらの力ではなかなか注入にてまどる。力がいる、
デイに送り出す朝に、ばたばた注入だということです。
なおかつ、この巻き上げデバイスの長さが、ラコールの幅にとどかない、、、
ということで苦労されていると
なんとかならんかと、
先週末に、また工作癖がついて、 手巻き寿司ならぬ 手作り巻き上げ機を作成。
といっても、硬い栗の木の板が山小屋にあって、握り手のノブを3枚ばねにして、糸鋸でちょちょい
そして、真ん中に3か所の穴をラコールの袋の分厚さより少し広い隙間(2mmほど)になるように
ボール盤をつかって貫通しないようにあけて、3本の丸棒を ラコールの幅より長く切って、完成
その時間は30分はいらないくらい
先週 この工作品を渡して、ためしてもらいながら、
加圧バックが 届いたので、今日使い方説明に、伺うと
うれしいことに
巻き上げ試作機で、これまでとはまったく比べ物にならんくらい
速攻で注入できると
感謝されました
加圧バックも用なしになりそうですが
この分だと、デイに使うための 予備機など
「量産体制」にはいってもええかもね・・・
これで商売?はないか、、、
オリンパスのイディアルボタンがはいっている。
退院して間もないのに、胃瘻挿入部のボタンの周囲の皮膚が赤くなっている。
これは 胃瘻ボタンの長さに余裕がないときにこうなる。
内側に、バンパーというものがついていて、ぬけないようになっているのですが、
長さがたりないと、胃内のバンパーが胃壁のなかに「埋没」する現象がおこってしまうので、
いつも、往診のたびにというようか、ボタンが埋没していないか、確かめます。
「余裕」はどれくらいかというと、皆さんされているのは、紙縒りが巻き付けれるくらいの余裕、
つまり、少なくとも 強く引っ張り上げなくても5㎜ほどの隙間が必要。
これが Hさんにはない
それゆえ、接触面である、皮膚が赤くだだれる、一種の褥瘡みたいなもの、、、
この余裕、腹壁の脂肪厚がかわればかわります
しかし、退院してまもないのに急に太ることはないでしょうし、
この間、便秘がちになっている ということで、
あんずからも指摘されていますが、マグネシウムの処方しました。
浣腸もしてもらいます。
なんとかそれで、この余裕ができてほしいものですが、どうでしょう
それがかなわないとなると、
長いサイズのものに胃瘻ボタンを入れ替えを灘診療所にお願いしないといけません。
これが、ボタン式のものでなくて、チューブ式にしてもらうと、
腹壁+胃壁の厚さの変化があっても、入れ替えなくできるので助かるのですが、、、
まあチューブ式だと、20㎝ほどのチューブが胃瘻部から
常にぶらぶらしているという欠点といえば欠点ではあるのですが、
なおかつ、
胃の内部にはいっている部分には「バンパー型」というのと
「バルーン型」というのがあります。
バルーンはまさしく膀胱留置カテーテルと同じように風船を膨らませて歯止めにするものですが、
Hさんには バンパー型がはいっています。
これは丸い饅頭みたいなものが歯止めになってて芯棒で細長くして、
胃瘻孔からの抜き差しができやすくするという、
「オブチュレーター」なるものをつかいます。
とはいえ、バルーン型にくらべると、
胃瘻孔をすんなりとおすことができず、やや「血をみる」処置になります。
むりすると胃壁と腹壁の間に穴があいてしまって、腹膜炎にもつながるということもあって、
在宅で交換はしなくなりました。ということで灘に頼むわけですが、
ちなみに、Oさんとここはバルン型で、家ですんなり交換しているのです、、、
それから、チューブ式のほうがOさんにはよかったのが、
粘稠な ラコール半固形(まあ、一種の寒天がまざっているようなものですが)を注入するのに、
かなり力がいるのですが、
それが、ボタン式よりチューブ式のほうが、内腔が広くでてきているということのようなです
入院中は 保険のきかない実費で購入する半固形栄養剤を、それは粘稠性が低い。
でも、お金には代えがたいので、ラコール半固形に変更。
以前の栄養剤には 付属の巻き上げデバイスがあって、これをラコールにも使えているが、
Oさんの旦那さんの腕力をもってすれば、なんとかなるのですが、
それでも、ボタンにすると厳しい。ヘルパーさんに注入をお願いするなら、
もうボタンは断念して、チューブ式に戻すことになったのです。
Hさんも入院中に実費購入の栄養剤だったのですが退院してラコール半固形に変更
しかし、娘さんらの力ではなかなか注入にてまどる。力がいる、
デイに送り出す朝に、ばたばた注入だということです。
なおかつ、この巻き上げデバイスの長さが、ラコールの幅にとどかない、、、
ということで苦労されていると
なんとかならんかと、
先週末に、また工作癖がついて、 手巻き寿司ならぬ 手作り巻き上げ機を作成。
といっても、硬い栗の木の板が山小屋にあって、握り手のノブを3枚ばねにして、糸鋸でちょちょい
そして、真ん中に3か所の穴をラコールの袋の分厚さより少し広い隙間(2mmほど)になるように
ボール盤をつかって貫通しないようにあけて、3本の丸棒を ラコールの幅より長く切って、完成
その時間は30分はいらないくらい
先週 この工作品を渡して、ためしてもらいながら、
加圧バックが 届いたので、今日使い方説明に、伺うと
うれしいことに
巻き上げ試作機で、これまでとはまったく比べ物にならんくらい
速攻で注入できると
感謝されました
加圧バックも用なしになりそうですが
この分だと、デイに使うための 予備機など
「量産体制」にはいってもええかもね・・・
これで商売?はないか、、、
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