きょうの潮流
「核兵器で平和は守れない 市民と野党の共闘で禁止条約に参加する政府を」。広島と長崎に原爆が投下されその年でも21万人も犠牲になった日にちなみ、被爆者の願い“核廃絶”を全国で街頭から訴える「6・9行動」。日本原水協は今月6日の新宿行動から、こんな横断幕を掲げはじめました▼「世界は気候危機とコロナ危機の真っただ中。お金を使うべきは核などの軍事でなく、命とくらし、教育・医療にこそ」「迫る総選挙は禁止条約に反対する立場を取り続けた安倍政権の外相だった岸田政権を退場させて、禁止条約に参加し憲法に基づく平和外交をすすめる新しい政治を」と▼核廃絶を世界に発信し続けるカナダ在住の被爆者・サーロー節子さんも「核兵器は非人道的で、いかなる場合も許容できないと全面禁止したこの条約に、唯一の戦争被爆国日本が背をむけていることが許されるでしょうか」▼1月に発効した禁止条約を批准した国は56カ国に増え、署名国も国連加盟国の半数を突破するのは確実です。平和活動家が見すえているのは、来年の第1回締約国会議です▼国連総会でも禁止条約発効を歓迎する演説が続きました。カリブ共同体を代表したトリニダード・トバゴは核保有国にたいして、「正しい方向に向けた大胆で決定的な行動」を求めました▼日本の条約参加は、アメリカなど核保有国さえ動かしうるものです。「核兵器のない平和で公正な世界」をめざす第一歩として、政権交代へ。「6・9」ならぬ毎日の行動で。
11日(月)付は休刊とさせていただきます。ご了承ください。
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きょうの潮流/「核兵器で平和は守れない 市民と野党の共闘で禁止条約に…
『ひるおび!』出演者のバービーが番組の野党の扱いに疑問!「自民党総裁選は一人ずつ聞いたのに野党は少ない時間で一列に並べて」
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『ひるおび!』に出演する松井代表
衆院選を前に、例のごとく、自民党応援団の野党叩きが活発になっているが、連中がやたら俎上に上げているのが、10月5日放送の『ひるおび!』(TBS)の野党4党の幹部の生討論だ。
立憲民主党・福山哲郎幹事長、日本共産党・小池晃書記局長、国民民主党・玉木雄一郎代表、日本維新の会・松井一郎代表が出演して、討論を繰り広げたのだが、一部スポーツ紙が「制止不能の大げんか」などと報道、産経の御用記者・阿比留瑠比氏もこのくだりを使って「立民と共産 選挙目当てのごまかし」などと展開。
しかし、これ、「大げんか」といっても、維新の会の代表である松井一郎・大阪市長が、「外交と安保が一致していないのに、協力するのはおかしい」「立憲民主党はよく共産党と組む覚悟したな」などとひたすら立憲民主党と共産党に、ウザ絡みしていたにすぎない。
立憲の福山氏と共産の小池氏はどう協力していくかを冷静に説明していたが、何を言っても、松井氏が「日米安保同盟は?」「自衛隊は?」などと絡み続けるために、それへの回答にばかり時間を取られ、結局、1時間近く討論の時間を取りながら、各党が自党の政策についてまともに語れたのは討論終了間際、4党合わせてわずか8分程度だった。
維新の代表として出演しているのに維新の公約すらろくに説明せず、ひたすら立憲と共産に絡み続けた松井氏の行動は、野党共闘に水をさすために出てきたとしか思えないもの。そういう意味では、維新が自民党の補完勢力にすぎないことを改めて証明したといえるだろう。
しかし、ひどかったのは松井氏だけではない。放送した『ひるおび!』という番組の姿勢も大いに問題だった。
当初、政権応援団の『ひるおび!』が野党を出演させると聞いて、先日の八代英輝弁護士の共産党デマ発言に反省しての行動かと思っていたのだが、ふたを開けると逆。むしろ“野党下げ”のために仕掛けたのか、と言いたくなるくらいの、番組構成と番組進行だった。