◆「文書は誤って廃棄。隠蔽ではない」と防衛省
- ロシアは核使用 絶対やめよ/ストップウクライナ侵略
- ストップ ウクライナ侵略/空襲警報で赤ん坊泣きやまず/キエフルポ/写真家 尾崎孝史さん
- 〈シリーズ 歴史に向き合う〉/長生炭鉱水没80年/戦争のため人命軽視/日本人が恐れた海底炭鉱/朝鮮人136人日本人47人死亡/山口県宇部市
- 9条の誓いを醜い“現実”に/合わせる愚かさ/平和憲法/今こそ世界にアピールすべきだ/エッセー集『スットン経』/作家 諏訪哲史さん
- 〈ひ と〉/美空ひばりを歌う新アルバム/声楽家 鮫島有美子さん
- 政権批判の声排除は違法/北海道に賠償命令/警察の対応を札幌地裁が/「表現の自由侵害」と断罪
- 東日本大震災11年/宮城、岩手、福島/被災3県と共産党懇談/漁業不振、原発事故、汚染水問題/国の支援もっと
- ウクライナ侵攻/日本でも世界でも/戦争反対の大きな/うねりが起きている/日体大が異例の学長メッセージ/日本体育大学教授 清水雅彦さん
- 「清潔」とは真逆の公明/遠山元議員 融資「口利き」有罪/“金権”自民と同じ
- 北朝鮮ICBM発射に抗議/志位委員長が談話
- IPCC第2作業部会報告/気候変動の影響評価/すでに不可逆的損失が発生/CASA専務理事/弁護士 早川光俊さん
- 「ゴジラは核の被害者」/俳優 宝田明さんをしのぶ
- 〈この人に聞きたい〉/主役急病 アンネ役で突然舞台に/第3回 劇団の道へ/女優 吉行和子さん
- 〈都並敏史 熱血!アタック〉/W杯出場 三笘選手が決めた/個の力 上昇ぐんぐん/チームの成長とぴたり合致
- 〈Uスタ Youth Stadium〉/福島 大熊町をにぎやかに/アートと食で町彩る/全国の高校生・大学生がイベント
- 〈少年少女〉/まずはペンギンのポーズ/いち、に、でスイスイ/アイススケート教室/福岡・久留米
- 〈手作り菜園 和田義弥さん〉/トウモロコシ/品種ずらし長く収穫
- 〈くらし彩々〉/子育ては「戸惑いながら」/互いの思い尊重して“自ら育つ力”守る/学童保育所支援員、SNSで発信中/きしもとたかひろさん
- 〈辻真先が選ぶ名作エンタメ〉/戦前の時代に“念動”剣士/第1回 野村胡堂『身代り紋三』
- 〈音 楽〉/悩める青春の“原動力”/kobore 3rdアルバム/9日から全国ツアー
- つらい時代でも人間らしく/治安維持法違反で服役中の/河上肇宅に集まる6人の女性/こまつ座公園「貧乏物語」/出演 那須凜さん
- 〈スポット〉/大衆演劇は竜宮城/俳優 速水映人さん/プリエール公演「あぶくの流儀」で、わがままな天才肌の大衆演劇座長・万太郎役です。
- 〈経済これって何?〉建設受注の統計不正/政府は無責任 中小企業に不利益も/日本共産党国会議員団事務局・岡嵜拓也さん
- 〈たび〉/自由愛した文化人らの足跡/和歌山・新宮市
- 地球は広く女性はたくましく/大石芳野/スラム街にて
リテラ > スキャンダル > 吉村知事と松井市長がドバイ万博視察強行で非難殺到!頭の中はIR利権だけ
日本維新の会HPより
新型コロナ第6波が収束することもないまま第7波への警戒感が高まりつつあるなか、死者数ワースト1である大阪の首長の行動に批判が集まっている。なんと、吉村洋文・大阪府知事と松井一郎・大阪市長がドバイ万博の視察のため、外遊に出かけてしまったからだ。
言っておくが、大阪ではいまだ医療逼迫状態にあり、第6波で入院もできずに高齢者・障害者施設で亡くなった人は57人にものぼっている(3月23日時点)。府内のある高齢者施設は保健所から「基本的に入院できない」と言われ、看取りに備えて遺体を入れるための納体袋を用意。「救える命が救えない状況だった」と述べている(読売新聞29日付)。
第6波で過去最悪の死者数を出したことへの吉村・松井両氏の責任はあまりに重いと言わざるを得ないが、「すでに第7波の入り口か」と言われるいま、今度こそ失敗を繰り返さないための対策の強化が必要だ。だが、ふたりにそうした緊張感はまるでなし。吉村知事は、大阪万博への参加を迷っている国への「最後の一押しをしたい」などと言い残し、ドバイに飛び立ってしまったのだ。
コロナ対策で何度も失敗を重ねながら、反省もなく2025年の大阪万博に前のめりになる──。いや、吉村・松井両氏が大阪万博以上に前のめりになっているのは、万博会場となる夢洲への誘致を目指している「大阪カジノ」だ。
だが、この大阪カジノをめぐっても、吉村知事と松井市長は大嘘ばかりで、市民を欺きつづけている。その最大の嘘が、カジノ建設のために公金が投入される問題だ。
2016年におこなわれた説明会では、当時、大阪府知事だった松井氏は「特定の政党が間違った情報を流布してますけど、これだけははっきり言っときます。IR、カジノに税金は一切使いません。民間事業者が大阪に投資してくれるんです」と断言。吉村知事も昨年7月、「IRは民設民営事業ですから、1兆円規模の投資とは民間が出すおカネ。何か公でおカネを出すものではありません」と述べていた。
ところが、昨年12月になって、大阪府と大阪市はカジノ建設予定地の夢洲の土壌汚染対策に790億円かかるとし、その全額を大阪市が負担すると発表。ようするに、約800億円もの巨額をカジノのために市が負担して公金をつぎ込もうというのである
どこまで下がるのか。「円」が急落している。28日の東京市場の円相場は1ドル=124円台まで下落し、さらにロンドン市場では1ドル=125円台をつけた。6年7カ月ぶりの円安水準である。
急激に円安が進んだ原因は、日銀が「指し値オペ」を実施したことだ。円相場は朝方、122円台前半で推移していたが、日銀が、10年国債を利回り0.25%で無制限に買い入れる「指し値オペ」を決めると一気に124円台まで下がった。
さらに日銀が29日から3日間「連続指し値オペ」を実施するのは、長期金利を0.25%に抑えることに執着したためだ。0.25%は日銀が自ら“上限”として設定している水準である。米国はインフレを抑えるために金利を引き上げているが、日銀は0.25%という低金利を死守するつもりらしい。
しかし、日米の金利差が拡大すれば、当然、円安も進んでいく。黒田日銀は、円安が加速することを分かりながら、低金利を優先した格好だ。
経済評論家の斎藤満氏がこう言う。
「岸田政権と黒田日銀の間に亀裂が生じているということです。夏の参院選を控えた岸田政権は、絶対にインフレを抑えたい。そのためには、円安をストップさせる必要があります。輸入物価が高騰しますからね。なのに日銀の黒田総裁は、インフレを招くと承知しながら円安を容認している。いまだに『円安は経済にプラス』と公言しています。恐らく黒田総裁は、いまさら“低金利”と“円安”というアベノミクスをやめるわけにはいかないのでしょう。アベノミクスの失敗を認めることになりますからね」
円安はどこまで進むのか
しかし、このまま円安が進行したら、インフレも加速してしまう。すでに4月に値上げが予定されている物品は500品目を超えているという。黒田日銀の都合によって、さらに国民生活は圧迫される恐れがある。
この先、円安はどこまで進むのか。
「いわゆる“黒田シーリング”の水準は、1ドル=125円でした。125円が円安の下限だとみられてきた。なのに、あっさり125円の壁をロンドン市場で突破してしまった。マーケットは125円の壁を突破したことに戸惑っているはずです。壁を突き抜けたことで、さらに円安が進む可能性があります」(斎藤満氏)
どこまで国民を苦しめるつもりなのか。
★27日、日本維新の会は大阪市内でオンラインの党大会を開いた。今夏の参院選では「改選6議席を倍増の12人以上の当選」を目標に、来春の統一地方選では全国の地方議員を現在の約400人から約600人に、次期衆院選で野党第1党の獲得を目標にした。確かに維新は昨秋の衆院選挙で大阪を中心に大躍進した。今の野党第1党・立憲民主党の体たらくを見れば当然の目標だろう。
★確かに首都圏でも議席を持ち全国区の政党としての力はつけつつある。党創設者の元大阪市長・橋下徹が代表のころの勢力に戻りつつあり、現在は第2期黄金期といってもいい。ことに大阪での衆院選挙の躍進はめざましく大阪府、大阪市、兵庫県と関西の主要自治体と議会は維新が絶対的優位の状態だ。
★だが結党当初から掲げてきた都構想は2度の住民投票で否決され、税金は1円も使わないが自慢の大阪カジノ構想は大阪市の調査で建設予定地から基準値を超えるヒ素やフッ素が検出され、土壌汚染対策や液状化対策に790億もの公金が大阪市の予算に計上された。25日にはカジノ誘致の賛否を問う住民投票の実施を求める署名集めが始まるなど、維新の政策や改革路線に陰りも見える。党大会の夜に投開票された兵庫県西宮市長選では大阪府外で初の公認首長誕生を目指したが、維新の候補は現職にダブルスコアで負けた。自民党議員が言う。「維新は国政では野党としての改革が売りで予算案こそ反対しているが、ほとんどは自民党に賛成している。もし野党第1党になっても与党と握るわけにもいかず、自由に動けるのは実は野党第2党の今の環境が好都合。大阪で勝ちすぎて自民党も警戒している。岸田政権は安倍・菅政権ほど維新びいきではない」と厳しい。潮目が変わるか参院選が1つの目安になる。(K)※敬称略
日大闘争 1968年、税務調査で大学に約20億円の使途不明金が発覚したことをきっかけに、約3万人が参加した学生運動。東大全共闘運動とともに60年代の学生運動の象徴として知られる。日大全共闘は68年5月に結成。6月の決起集会では、大学側の体育会系右翼学生が机や椅子を投げ落とし、大学の要請を受けた警察機動隊も参入。学生側は校舎をバリケード封鎖した。運動は翌年まで盛り上がりをみせ、学生と警官各1人が死亡、1500人以上が逮捕された。