穴にハマったアリスたち

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Yes!プリキュア5 第23話「大ピンチ!悪夢の招待状」

2007年07月15日 | アニメ・日曜朝 感想その他
ふと気が付いた。
「夢」と「現実」は相反する対義語ではなく、一応両立可能なものですが、それを実現するのは困難です。
でも「悪夢」と「現実」はたいした努力や苦労なしであっさり両立するのです!

「夢」よりも「悪夢」の方が「現実」の類義語と認識できる、この素晴らしき世の中。
ナイトメア社の恐ろしく悪夢な現実は、我々の日常世界に潜んでる。
現実に直面して、夢原さんの心がへし折れないことを願います。

・Yes!プリキュア5 第23話「大ピンチ!悪夢の招待状」

最近ナッツハウスに入り浸ってばかりの5人の面々。
ここ数日かけて巨大な飾りを製作していました。
が、いつも可愛いミルミルと今日も元気な夢原さんのじゃれ合いのせいで、オブジェは無残にも粉砕。

夏秋水檸檬:
 「…。……。………。」

一同、呆然。
最初に我に返ったのは夏木さんでした。
こ、この役立たず!夢見てばっかりだからこんなことに!

檸檬:
 「そんな頭ごなしに怒らなくても…!」

春日野さん、とっさにフォロー。
でも、さりげなく上から目線な発言が彼女の動揺を物語っています。
最年少だけど気持ち的にはお母さん。

ですが当然、場は収まるはずもなく。
怒り狂う赤と青に、緑の先輩も慌てて仲裁に入ろうとします。
みんな、まずは落ち着いて…

秋元先輩:
 「ど、どっちの気持ちも分かるけど…」
水無月先輩:
 「そんな優柔不断だからメイン回を飛ばされるのよ!」
緑:
 「!!」

言ってはいけない本当の言葉に、秋元先輩も絶句。
かれん、私のこと、そんな風に…。
水無月先輩も「しまった。言い過ぎた」と気づきますが、もはや後の祭り。

かくしてピンクによって集まったメンバー、ピンクによって瓦解。
まぁ元々それほど接点のなかった4人です。
期待された第8話もなあなあで消化してしまいましたし、分裂は時間の問題だったのかもしれません。

一方そのころ、ナイトメア社。

ブンビーさん:
 「ギリンマくん、選びたまえ。ナイトメアを辞めるか、忠誠心を見せるか」

辞めます。

…と私だったら答えるところなのに、なんとギリンマ社員は身を投げ打って殉社する方を選びました。
何が彼をここまでさせるのか。
愛社精神なのか。それとも対プリキュアへの誇りなのか。

ギリンマ社員:
 「これを使えば俺は俺でなくなってしまう。だがお前たちを倒せるなら!」

決意を固め、青&緑の二人を襲撃。自ら悪夢の仮面をかぶると巨大化&パワーアップ。
自我も理性もなくし、吠えたける姿が哀しいです。
仲違いしてる今のプリキュア相手なら、素で勝負でしても勝てそうだったことに気づいてないのも哀しいです。

青&緑:
 「プリキュア!メタモル…!」

何週ぶりか分からない単独バンク起動。
でもギリンマ社員の攻撃をかわした所に、伏兵・カワリーノ上司の攻撃を喰らい、二人は悪夢の中へ。
嗚呼、夢が現実になる。

 

秋元先輩の心象風景、病みすぎ。
実はまどか姉さんも悪夢の類だったりするんじゃなかろうか。
テレビの前でびゅくんびゅくんと痙攣する幼女様が目に浮かびます。嗚呼これでまたメイン回が遠のいた。

年増二人が悪夢に溺れてるとは露知らず。
赤と黄色は不協和音を絶賛演奏中。
しつこく食い下がる檸檬に、夏木さんの一言が突き刺さります。

純情乙女:
 「のぞみのぞみって、あんた他に友達いないの?」

いたらこんな先輩4人とつるんでません。

春日野さんの一番弱いところにナイフがぐさり。
と、友達はいないけどファンなら りんさんよりいっぱいいます!
そこへギリンマ社員到着。

即座に応戦する二人ですが、やっぱりカワリーノさんの不意打ちを受けて赤脱落。
今作のプリキュアさん…攻撃をジャンプでかわす癖がついてるから…。
今になって分かる、精霊バリアのありがたさ。

檸檬:
 「レモネードフラッシュっっ!!」

あっさり敗北していく先輩たち。
絶体絶命の状況で、檸檬の悲鳴のような叫びが響く。
バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシ。

檸檬:
 「だめだ。私一人じゃ…」

巨大生物相手に、多弾道打ち込んでもなぁ…。
カワリーノさんが潰した順番は実に理にかなってる。
奇跡は起こらず、檸檬もざっくり悪夢の中へ。

 

カップリング論争に終止符を打つ「うらうら」。なぜ誰も思いつかなかった。
これは惚れるしかないです。右の真・檸檬が可愛らしすぎる。
いっそ左の檸檬を鏡の中に押し込んで、知らん顔してそのまま話を続けるのはどうだろう。

場面変わってナッツハウス。
ただ一人残された夢原さんのところに、カワリーノさんが悠然と現れます。
単体での戦闘力はたいしたことない夢キュアさんなど恐るるに足らず。

カワリーノさん:
 「仲間の命が惜しかったらドリームコレットを渡してください」

話を聞かないことで有名なプリキュアさんですが、
人質が別の場所に監禁されてる状況では従うしかありません。
ゆっくりとドリームコレットを取り出すと…

 みしり

夢原さん:
 「みんなを傷つけたらコレット壊すから!」

逆人質。一同、絶句。
でもそんなことをしたら困るのはプリキュアさんたち自身です。
大事な玩具を壊すなんて、バンダイさまに逆らう真似ができるわけが…

 みしみしみしり!

夢原さん:
 「壊すから!」

やべぇ。この女、マジだ。
べ、別に一切抵抗するなって言ってるわけじゃないんだからさ。
ほらここで機転を利かせて切り抜けたりとか、そういうのがイイんじゃないか。
だから玩具壊すなんて、そんなちゃぶ台ひっくり返すようなことは…

 みしみしみしみしり!!

夢原さん:
 「壊すから!!!!」

オーケイ、分かった話し合おう。
全くこれだから最近の女子中学生様は…。
冷や汗をかきながら、カワリーノさんは彼女を本社にご招待。

連れて行かれたその先で。夢原さんは悪夢と遭遇。
彼女にとっての悪夢は既に現実となっていました。
夢と希望のプリキュアさん、「現実は悪夢なんかじゃない」ことを証明するべく、以下次週へ。


(左画像)
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(右画像)
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↑夢原さん、媚びすぎ。

ところで4人が見た「悪夢」は過去の自分や本音に関わる内容だったわけですが、仮に夢原さんが喰らってたらどうなってたんでしょう。
平凡ゆえにみんななから見捨てられるとか、夢なんか実現できるわけがないとか、そんなの?
あんまりしっくりと来ないなぁ。
コメント (4)
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