穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

感想:「なかよし」 2010年5月号

2010年05月24日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
もはや7月号が出そうな勢いですが、ひとまず5月号の感想。
「ミリオンガール」が終わってしまうと知って、非常に残念。
とても好きだったのに…。アンケートを出さなかった自分を責めたい。

■初恋ランチボックス 第5話「男の子の事情」

祝・連載リスタート。そして…

悠希くん:
 「ただでさえ おまえ 男がひっかかりやすい外見してるんだから…」

ああ。全面的に同意いたします。何この金髪ツインテール。
しかもその外見で、特技・料理の道を目指しておられる。卑怯。
とりあえず、今回教えてもらった料理はいつか作ってみようと思ってみた。

■ミリオンガール GAME.9「ミリオンガール・チャレンジ」

借金返済のために、ギャンブルに励む琥珀さん。
あれよあれよと勝ち抜いて、とうとう決勝戦にまでたどり着きました。
そして明かされる事実。優勝すると、主催者・レオンくんの嫁にならないといけない。

琥珀さん:
 「そんな!それじゃゲームに勝っても元の生活にもどれないじゃない!」
 「レオンのおよめさんになるのはイヤだけど…」
 「一億円が手に入れば借金からは解放される…」

トキメキとかゼロですかこの娘は。
他漫画のヒロイン様が恋に溺れてる中、借金であっぷあっぷです。
琥珀さんだけ、何やら違う世界で戦っておられる。

そんな琥珀さんに、先日勝負に敗れたアキお姉さんが助言にやってきてくれました。
これから挑む決勝戦のルールを教えてくださるらしい。
ちなみにお姉さんは、過去に決勝戦に3回挑んで3回敗退しておられる。

お姉さん:
 「チャレンジャーはわたし。レオンがむかいがわにすわる」
 「それとカードを運ぶ黒子が一人」
 「王冠とドクロの二枚のカードを使うの」

ガタン!

お姉さん:
 「ゲームマスターの机がカードととともに上にあがる」

ゴゴゴゴゴ!!

お姉さん:
 「黒子がうら返しに机にならべたカードが…」
 
い、いやちょっと待ってくださいお姉さん!
机、上にあがりすぎというか、そのセットに一体なんの意味があるの…

お姉さん:
 「次に、レオンも上にあがる」

ゴゴゴゴ!!

だから何故!?
ゲーム内容は単純なのに、殺伐と迫力のある演出です。轟音を立てて競り上がる机を、平然と見上げるお姉さんの絵もシュール。
お金持ちの考えることは分からない。

まぁお姉さんは既に何度も挑んでますし、事前に知っていたから平気だったのかも。
幾度も挑み、その度に敗北。そしてその度にこの無駄に壮大なギミックを見せられたんでしょう。
いい加減、飽きも来るでしょうに。律儀に演出を続けるレオンさんも良い人だ。

そして事前にこの重要情報を教えてくださった彼女は、とても良い人。
琥珀さんが何か必勝を確信した顔をなされてますが、多分、机の競り上がりギミックが鍵なのだろうと思う。
少なくとも、ぶっつけ本番であんなもの見せられたら、ゲームどころじゃない。

■ハートキャッチプリキュア! 第3話

巻末の柱コメントが全てを物語っています。

巻末煽り:
 「こんどはえりかが変われたネ」

「変わる変わらない」がテーマの「ハートキャッチ」さん、デザトリアン療法の余波で来海さんが変わってみた。

冒頭、色んな服をデザインして、ファッションショーにまみれる来海さん。
曰く「めだつために超頑張ってデザインした」。
それはもうゴテゴテにハデハデです。可愛いことは可愛いですけれど、全力アピールしまくり。

そんな折、襲ってくる蛇兄さん。

来海さん:
 「てゆーかあのコブラ…ムカつくぅ~」
 「なんか…あたしとおなじニオイするっつーか…」

ですが蛇兄さんは来海さんとは違う。彼はガチで自分に陶酔しきってる。
どのような局面に陥ろうと、自分への自信を失わない。
それに対する来海さん、ちょっと本性を暴かれたら心が折れた。

来海さん:
 「ちっぽけなあたし…」
 「ぜんぜんイケてないあたし…」

だけどそれを振り切って立ち上がる。来海さん…。何か物凄くヒロイン様してる。

来海さん:
 「いままでの服って…自分を強く見せる鎧だったのかも…」

まだちょっぴり心が萎れてるけど、花咲さんに癒されて立ち直ってみた。
外見を変えただけでは変わったことにはならない。かといって外見全否定でもない。
この短いページで、見事にテーマがまとまってると思う。

ところで気になるのはコブラージャさん。
クモジャキーさんもそうですが、彼らは間違った変化をした人たちのように見えるものの、当人たちはいたって幸せそうに見える。
ウエスターさんたちのように言動が矛盾しているわけでもなし(彼らは不幸を口にしつつ、人生を謳歌しているように見えた。そして事実、表返った)。
彼らの背景には何かあるんだろうか。
あと、サソリ姐さんの立ち位置がよく分からない。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする