みんな大好きエコーさんが帰ってきた!
というわけで、もう一度感想を。
■感想:映画 プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち(4周目)
自分の中で一番興奮したのは「DX1」で、一番燃えたのが「DX2」。
「DX3」は震災直後という時期と、扱っていたテーマが「卒業」ということもあって、盛り上がると言うよりはしんみり見た。
そして今回の「NS」。
これぞ今の「プリキュア」に求めていたものだと思う。
この映画が見れただけでも、今までファンをやってきて良かった。
「私たちはプリキュアになれるのか?」
これは直面したが最後、誤魔化すことができなくなる大問題。
かつての「セーラームーン」先輩も「どれみ」先輩も、この問題には答えてくれません。
女の子の変身ものは男の子のそれと比べ、「変身する」行為に「ままならぬ日常をぶち壊す何か」の意味が強い。
故に「成長」だの「変装」といった要素が表に出されがちだし、事が終わったら能力は手放されがちです。
「私たちはウルトラマンになれるのか?」や「仮面ライダーになれるのか?」といった問いは成立しようがありません。(彼らは異形の特殊な存在というのが前提にある。例外や発展形もいっぱいるあるけれど)
でも「セーラームーンになれるのか?」は、「平凡な女の子が変身して…」のフォーマットをとっている以上(実際には月野先輩は平凡でもなんでもない特殊な存在であっても)、無視できません。
が、無視せずに直面すると、どうしても厳しい現実が立ちはだかる。
「プリキュア」さんの「絶対に諦めない!」の言葉に感動してるのに、実際に自分が辛い状況に陥ったら、あっさりと諦めたりする。
ミラクルライトを振って応援するのはとても楽しいけれど、やがて気がつく。
私たちはこちら側だ。あっちのプリキュアさんの側にはいけない。
ライトで応援するばかりで、プリキュアさん達と並んで戦うことはできない。
改めてOPを視聴し、やっぱり物凄いと再実感しました。
冒頭のキャラ紹介から戦闘、ありがたい演説からの大技発射。そして平和がやってくる。
プリキュアさんの全てが詰まってます。あの美翔さんすら格好いい。
そして物凄いからこそ、悟る。
あの横に、自分たちは並べない。
歌に被せられて無声なのが、この効果を非常に際立たせてます。
と、同時に主題歌は「永遠のともだち」。
絶望と希望が同時に襲ってくるような、物凄い演出。このOP、本当に凄い。
「プリキュアになれるのか」というテーマに対する問いの答えは、坂上さんの奮闘の通り。
本編でライトを振るシーンは、冒頭の物とは決定的に違います。
あの場には、視聴者の側である坂上さんがいる。
その坂上さんを、同じ視聴者がライトで導くとか。素晴らしい。
OPと同じことをやってるのに、意味合いが全く違います。「オールスターズ」に私たちも含まれてる。
…というようなことを人に話たところ、「『最強伝説黒沢』みたいだ」と言われた。
多分、間違ってない。(「黒沢」読んだのは「NS」見た後だったけれど)
【スマイルさん】
街でぶつかった女の子と再会した坂上さんは、彼女が友だちいっぱいなのを見てしょんぼり。
そこでふーちゃんが襲いかかりますが、相手の正体は謎のコスプレ戦士・プリキュア。
この時の応戦に出る星空さんのシーンが好き。
スマイルさんの名乗りには、妙な気迫を感じます。現実を分かった上で、それでも祈りを込めて叫ぶ的な。
突然やってきた危機的状況にも、猛然と抵抗。怖い。
逆にふーちゃん側からしたら、軽く呑み込めるはずの娘さんらが、実は恐怖のプリキュア。
「誰だってプリキュアになれる」を、違う意味で思い知らされます。
妙齢の娘を見たらプリキュアと思え。街を行く一見普通の子らも、正体はプリキュアなんです。舐めちゃいかん。
【映像特典】
念願のメイキングがつきました。
美翔さんのあられもない姿を拝めます。
撮影中は、あんな風に頑張っておられたのですね…。
そしていかにして化粧や照明で誤魔化されてるのかも、よく分かります。
エフェクト抜きの素の美翔さんの、オーラの無さと言ったら…。
アクターの方たちも紹介されてたら尚嬉しかったですが、そこは別の機会に期待。
今回の映画を見て、いわゆる「大友」についても思うところが。
ジョークとして「大友」なる層はしばしば想定はされますが、実際のところ色んな人がいるわけで。
放送が始まって10年です。
当時学生だった人も、今では社会人になったり家庭を持ったりしてる。
一方で、10代20代の新規層もいる。
これらを全部ひっくるめて「大友」なのだから、価値観や見方はそれぞれ違って当たり前。
よく言われる「いい年してプリキュアを見てるなんて…」といったネタも、あくまでネタであって現実はもっと緩い。
私の場合も普通に家族も知ってるけど、特に何ということもない。
何せ社会人にもなれば、中には仕事で関わってる人もいます。
何と言うか、世の中広いというか、色んな選択や可能性があるんですよね。
(それ故に一体感が持ちづらく「スイート」さんのテーマとかにもつながるんですけど)
「こうあるべきだ」「皆もそう思っている」と思い込むのは、分かった上でのネタとしてならいいけど、ハマりすぎて抜け出せなくなると自らの可能性を縮めちゃうんじゃなかろうか、とか思ってみた。
●感想1周目
●感想2周目
●感想3周目
というわけで、もう一度感想を。
■感想:映画 プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち(4周目)
自分の中で一番興奮したのは「DX1」で、一番燃えたのが「DX2」。
「DX3」は震災直後という時期と、扱っていたテーマが「卒業」ということもあって、盛り上がると言うよりはしんみり見た。
そして今回の「NS」。
これぞ今の「プリキュア」に求めていたものだと思う。
この映画が見れただけでも、今までファンをやってきて良かった。
「私たちはプリキュアになれるのか?」
これは直面したが最後、誤魔化すことができなくなる大問題。
かつての「セーラームーン」先輩も「どれみ」先輩も、この問題には答えてくれません。
女の子の変身ものは男の子のそれと比べ、「変身する」行為に「ままならぬ日常をぶち壊す何か」の意味が強い。
故に「成長」だの「変装」といった要素が表に出されがちだし、事が終わったら能力は手放されがちです。
「私たちはウルトラマンになれるのか?」や「仮面ライダーになれるのか?」といった問いは成立しようがありません。(彼らは異形の特殊な存在というのが前提にある。例外や発展形もいっぱいるあるけれど)
でも「セーラームーンになれるのか?」は、「平凡な女の子が変身して…」のフォーマットをとっている以上(実際には月野先輩は平凡でもなんでもない特殊な存在であっても)、無視できません。
が、無視せずに直面すると、どうしても厳しい現実が立ちはだかる。
「プリキュア」さんの「絶対に諦めない!」の言葉に感動してるのに、実際に自分が辛い状況に陥ったら、あっさりと諦めたりする。
ミラクルライトを振って応援するのはとても楽しいけれど、やがて気がつく。
私たちはこちら側だ。あっちのプリキュアさんの側にはいけない。
ライトで応援するばかりで、プリキュアさん達と並んで戦うことはできない。
改めてOPを視聴し、やっぱり物凄いと再実感しました。
冒頭のキャラ紹介から戦闘、ありがたい演説からの大技発射。そして平和がやってくる。
プリキュアさんの全てが詰まってます。あの美翔さんすら格好いい。
そして物凄いからこそ、悟る。
あの横に、自分たちは並べない。
歌に被せられて無声なのが、この効果を非常に際立たせてます。
と、同時に主題歌は「永遠のともだち」。
絶望と希望が同時に襲ってくるような、物凄い演出。このOP、本当に凄い。
「プリキュアになれるのか」というテーマに対する問いの答えは、坂上さんの奮闘の通り。
本編でライトを振るシーンは、冒頭の物とは決定的に違います。
あの場には、視聴者の側である坂上さんがいる。
その坂上さんを、同じ視聴者がライトで導くとか。素晴らしい。
OPと同じことをやってるのに、意味合いが全く違います。「オールスターズ」に私たちも含まれてる。
…というようなことを人に話たところ、「『最強伝説黒沢』みたいだ」と言われた。
多分、間違ってない。(「黒沢」読んだのは「NS」見た後だったけれど)
【スマイルさん】
街でぶつかった女の子と再会した坂上さんは、彼女が友だちいっぱいなのを見てしょんぼり。
そこでふーちゃんが襲いかかりますが、相手の正体は謎のコスプレ戦士・プリキュア。
この時の応戦に出る星空さんのシーンが好き。
スマイルさんの名乗りには、妙な気迫を感じます。現実を分かった上で、それでも祈りを込めて叫ぶ的な。
突然やってきた危機的状況にも、猛然と抵抗。怖い。
逆にふーちゃん側からしたら、軽く呑み込めるはずの娘さんらが、実は恐怖のプリキュア。
「誰だってプリキュアになれる」を、違う意味で思い知らされます。
妙齢の娘を見たらプリキュアと思え。街を行く一見普通の子らも、正体はプリキュアなんです。舐めちゃいかん。
【映像特典】
念願のメイキングがつきました。
美翔さんのあられもない姿を拝めます。
撮影中は、あんな風に頑張っておられたのですね…。
そしていかにして化粧や照明で誤魔化されてるのかも、よく分かります。
エフェクト抜きの素の美翔さんの、オーラの無さと言ったら…。
アクターの方たちも紹介されてたら尚嬉しかったですが、そこは別の機会に期待。
(左画像) 映画プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち 特装版 【Blu-ray】 (右画像) 映画プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち アニメコミック |
今回の映画を見て、いわゆる「大友」についても思うところが。
ジョークとして「大友」なる層はしばしば想定はされますが、実際のところ色んな人がいるわけで。
放送が始まって10年です。
当時学生だった人も、今では社会人になったり家庭を持ったりしてる。
一方で、10代20代の新規層もいる。
これらを全部ひっくるめて「大友」なのだから、価値観や見方はそれぞれ違って当たり前。
よく言われる「いい年してプリキュアを見てるなんて…」といったネタも、あくまでネタであって現実はもっと緩い。
私の場合も普通に家族も知ってるけど、特に何ということもない。
何せ社会人にもなれば、中には仕事で関わってる人もいます。
何と言うか、世の中広いというか、色んな選択や可能性があるんですよね。
(それ故に一体感が持ちづらく「スイート」さんのテーマとかにもつながるんですけど)
「こうあるべきだ」「皆もそう思っている」と思い込むのは、分かった上でのネタとしてならいいけど、ハマりすぎて抜け出せなくなると自らの可能性を縮めちゃうんじゃなかろうか、とか思ってみた。
●感想1周目
●感想2周目
●感想3周目