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(第26話)デリシャスパーティ♡プリキュア「ここねのやくそく!ピーマン大王への挑戦」感想

2022年09月04日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第26話)デリシャスパーティ♡プリキュア「ここねのやくそく!ピーマン大王への挑戦」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第26話より)

引用画像が前回のとほぼ同じ。らんらんの定位置なんだろうか。
デパプリさんは戦闘シーンのロケ地が毎回同じなので、この手の多そう。

幼少時に生ピーマンを齧って苦かった経験以来、芙羽様はピーマンがお苦手。
しかしながら同じトラウマを抱えたコメコメのために、頑張ってピーマンを食してみることに。

今日の飯が明日の自分を作る理論のデパプリ的には、「過去に実際に食って苦かった」は大きなマイナス要素です。
劇場版で扱いそうなカウンターとも言えそう。

食の苦手は実際難しいです。芙羽様のように長年「これは食い物ではない」と認識してしまっていると、本能的な忌避が強いはず。
日本人の多くが虫を食えないのと同じです。栄養価や美味さをいくら言われても、「それは食べるものではない」の思いは強い。
ピーマンって、形状もちょっと特殊なんですよね。多くは「皮をむいて中身を食べる。または中身がメイン」ですが、ピーマンは「中が空洞で皮(に見える部分)」を食べる。
一度スイッチが入ると、食べづらいのはなんとなく分かります。

会長が言っていたように、あえて食う必要もないといえばないのですが、現実的に一番の問題は「他の人と一緒に食べるときに困る」「もてなされたときに困る」だと思う。
毎回むしゃむしゃ色んなものを食ってるこの面子にあって、今までピーマンが食材に含まれなかったのは奇跡じゃなかろうか。

劇中では「楽しいことの選択肢が減る」ことを挙げていましたが、もう少し具体的にいうなら「和実さんらが食事選びの際にピーマンを使えない制約が出る」。
皆で食べる時に和実さんらは配慮せねばならず、不意に出てきたときに場を不穏にしてしまいます。
(ただそこまで言ってしまうと、アレルギーのある方を悩ませてしまいますが)

「ピーマンだと分からないようにして食べさせる」は個人的にはあまり好きではないです。問題の解決になっていないように思える。
ただ「とりあえず食えるものだと経験するのが大事」はデパプリテーマ的にも分からなくもない。食い物だと認識できていない芙羽様には有りかも。
虫食でいえば、成体そのままは辛いので、粉末にしたものから食べてみる的な感じでしょうか。

「ピーマンに親しんでみよう」はどうなんだろう。
現場を見たら逆に食べる気を失うものもあると思うんですよね…。くどいようですが、虫とか。いや虫食の対策として「虫を食卓で飼い、常に見ながら食事をする」を聞いたことあったな…。
「経験が栄養になり明日の自分を作る」の観点でも、体験して前に進むのは納得できます。

あと劇中ではさらっと描写されていましたが、初日の案が上手くいかなかった拓海くんが、カラーピーマンを大量購入してたのが何か良いです。
「見えなくする」のではなく「軸をずらす(特徴的な緑から離れる)」。もしかしたら芙羽様はパプリカは食えてたのかもしれないし。
彼の本気具合がよく分かります。自分が苦手を経験したからこそ次に活かせるのも、テーマ的に綺麗につながっています。

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