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(第13話)ひろがるスカイ!プリキュア「届けて!はじめてのおくりもの」感想

2023年04月30日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第13話)ひろがるスカイ!プリキュア「届けて!はじめてのおくりもの」感想


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第13話より)

カバトンを退けて一安心していたら、スカイランドへのゲートも完成しました。これで帰れる。ひろプリ完。

実際のところ、物語が終わっています。
アンダーグ帝国とやらは詳細不明。ソラさんたちは帝国を滅ぼすつもりはないので、「まぁ困った人たちも居るよね」でしかありません。
歴代シリーズと違い、スカイランドは健在ですから、王国に戻ればエルちゃんの護衛は多数います。
これまた歴代シリーズと違い、エルちゃんは不思議生物ではなくご両親も普通にいますから、引き渡さない方が変。

敵の目的は「人類の生み出す不幸」とかではないので、エルちゃんを安全な王城に戻せばソラシド市は無関係。
こちらの目的も「ハーティエルを集めて何かを復活」とかでなく、エルちゃんの身の安全のみ。王城に戻してガチガチの警備をしいて貰えばお役御免です。

おまけに、ましろさんは学校があるのでスカイランドに長居はしない。

終わった。ソラさんの短い戦いが、本日めでたく終わりを迎えました。

ぐずぐず長引かせても良いことはないので、あげはさんも呼んでお別れ会を開催。
幻となった四人目とかバタフライさんのことは忘れよう。そんな人はいなかったのだ。戦いが無事に終わったんだから、それで良し。

旅立ちの前に、エルちゃんのファーストシューズでゴタゴタはあったものの、敵が襲ってくるでもなく、平和に時間は過ぎていく。
お別れの悲しさを知るあげはさんのきめ細やかな「ぐがー!」や、たまたま知り合った女性の見送りを経て、ソラさんとましろさんも別れに向き合う。
終わった。ひろプリが、綺麗に終わってしまった。

「ファーストシューズ」は少々強引なエピソードだったとは思います。
靴はサイズの問題があるし、海外への旅立ちの直前に靴を貰っても、かさばって正直しんどい。というか普通に考えて、日本にいる間に靴を買ってますよね。

ですが込めた意味としては分かる気がする。
プリキュアさんは、小さな子供の第一歩を導く存在。入園入学、あるいは就職や困難に直面した時。最初の一歩を歩む手段を得ることの、ささやかなお手伝いをしてくれる。

戦いのために身に着けたプリキュア能力を転用するのも良いです。
言うなれば、就職して「●●」職という肩書を手に入れ、資格や専門知識も得た。そしてそれらを、会社とは別の私生活で役立てることができた。
「●●」職になること自体が夢ではなく、その職で行える何かをしたかったから目指したのだから、私生活で活用できたなら真に夢が叶ったと言えます。
ソラさんは期せずして、憧れていたヒーローに名実ともになれた。

先ほどのファーストシューズにも通じます。ソラさんがヒーローとして歩むための最初の一歩を手助けしたのは「プリキュア」能力だった。

うむ、見事に綺麗に終わってしまった。ひろプリ、完。

次回はスカイランド観光回のようです。順調にいくなら、王城に行ってエルちゃんを引き渡し、幾ばくかの褒賞を貰って城下町で豪遊、そしてさようならです。
予告を見るに、ソラさんがヒーローを目指すきっかけになった憧れの人とも再会する模様。コネと実績ができましたから、望めば王国騎士団?なのか何なのかに入団も出来そうです。良かったですね。

…本当にこれで終わってしまいかねないので、次回は新幹部がゲートを破壊して、ましろさんが戻れなくなるとかでしょうか。ソラさんと立場が入れ替わり。
そんなことしたら四人目の登場がますます絶望的になるのですけど、助っ人とかで来るとか?
7月1日の20周年ライブではバタフライさんも出番があるでしょうから、あと数話以内では登場すると思うのですが、現段階では必然性の欠片もなし。どうするんだろう?

ここに至るまでが妙に丁寧に丁寧に描いている上に、ひとまずは各人の悩み的なものも解決してしまっていますから、これから大きなどんでん返し的なものがあるのかも。
ソラシド市での学校描写が異様に少ないのも気になります。全く描かないならまだしも、わざわざ転入イベントをやっている。
記念シリーズのハピネスやハグプリと比べて(他のシリーズと比べても)こじんまりとした戦いをしているのも奇妙。だって赤ちゃんを送り届けたら終わってしまう。

物語は高速で前に進み、一旦の終わりを迎えてすらいるのに、妙な気分です。戻った矢先に王国壊滅、ヒーローとは?と悩みながら決死の逃避行のような急転直下が仕込まれていてもおかしくなさそう。

まぁ一番なさそうでありそうなサプライズは、「プリキュアシリーズ完結」とかですけれど。
いまだ明らかにならない「プリキュアオールスターズF」の「F」の意味といい、オトナプリキュアのような新機軸の展開といい、周辺が騒がしすぎます。20周年の全容が全く分からなくてかなり怖い。

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