【今秋のプリキュアさん】
今度の映画の舞台は、絵本の世界。
星空さん:
「憧れのシンデレラになれるなんて、ウルトラハッピー!」
大喜びしてる星空さんに対し、サブタイトルは「みんなチグハグ」。
いきなりダメ出されてる。
■スマイルプリキュア! 第22話「いちばん大切なものって、なぁに?」
ジョーカーさんの大活躍により、キャンディおよびデコルの奪取に成功した前回。
しかしそこで勝ち誇ったりはしない。
次の目標は悪の皇帝・ピエーロ様の復活。
そして謎のアイテム・ミラクルジュエルです。
早速、捕えたこの生き物に聞いてみよう。
キャンディ:
「そんなの知らないクル」
謎生物には大事な情報は与えない。
歴代女王の採用してきた方針が、ここに活きた。
基本的に信用されてません。謎生物も、プリキュアさんも。
おまけに奪ったはずのデコルも、1個だけ不足していました。
星空さんがお茶目で抜き取っていたからです。
ジョーカーさんもご立腹。これだから女子中学生どもは…。
一方のプリキュアさん。
バッドエンド王国に殴り込みをかけるため、中継地点のメルヘンランドにやってきていました。
本来なら女王様を復活させた後、一斉総攻撃をかけるはずだったのに、予定外の大幅戦力ダウン。
しかもメルヘンランドは閑古鳥が鳴きまくっていました。
女王様を失った後、意気消沈した国民らは、めったに家から出なくなったそうです。
大事な国防は部外者の女子中学生に全部丸投げ。
どうして無能なキャンディが派遣されていたのかと思いましたが、人材が徹底的に枯渇していたのですね。
もう長くないな、この国は…。
初めて見る本国の姿に、星空さん達もがっかり。
今まで必死に戦ってきたのに、実態はこれか…。
見なかったことにしていた現実が、次々と現れ出してきた。
でもがっかりしている間もなく。
まさかのジョーカーさんの再襲撃。
守備兵は何をやっていた。嗚呼、ひきこもってるのか。防衛線ボロボロです。
お互いのボスを封印しあった状態なのだから、戦況は五分なのかと思ってましたが…。
実質的に陥落してるじゃないか、メルヘンランド。
飛んで火に入る夏の虫。わざわざバッドエンド王国まで行く手間も省けたというもの。
意気揚々と殴りかかる星空さんたちでしたが、ジョーカーさんは恐ろしく強かった。
単に強いだけでなく、様々な小技も冴えまくってます。
青と黄との接近戦をさりげなく避けておられるのも芸が細かい。打撃の追加効果で、雷撃および凍結を喰らわないようにしてるのか。
格闘でダメなら、いつもの必殺技。
苦し紛れに打ち込んでみたところ、思いのほかあっさりと直撃しました。
星空さんも、このホッとした表情。
そして絶望するのです。あっさりと無傷で現れたジョーカーさんを見て。
打てる手がない。
肉体ダメージはそれほどでもないですが、心の芯を折られました。
新人研修で甘やかされたきたのが痛い。
星空さんの体からも、ついにバッドエナジーが。
今まで見ないようにしてきた現実が、ついに今。
現実はおとぎ話のようにはいかない。分かり切っていた崩壊が、やってきた。
苦い苦い敗戦の後。
まぁそれはそれとして、キャンディを助けにいかなきゃね!
気持ちを切り替えてみようとはしますが、一度見てしまった現実は見なかったことにはできません。
青木さん:
「待ってください」
「ジョーカーに全く歯が立たなかった私たちに、何ができるんでしょうか」
「それに最後のバッドエナジーと言っていました」
このまま特攻したら、家族や友達に会えなくなるかもしれない。
ではキャンディを見捨てるのか。
今まで気軽にプリキュアやってきたけど、私たちにとって大切なことは何なのか。
プリキュア5チームとの決定的な違いが、星空さん達の歩みを止めた。
夢原さん達は、明確な目標を持っていた。
夢をかなえるために努力することは、現在の自分を殺すことと同義。
そこまでして夢をかなえることに、果たして意味はあるのか?
目標への疑念が生まれたことにより、一度は絶望したプリキュア5組でしたが、改めて夢を認識して立ち上がりました。
それに対し、星空さん達は未来への明確な意思は持っておられない。
人数構成的には夢原さんに似てますが、内面的には桃園さんたちに近い。
これはいわば、桃園さんVSカワリーノさん。現実が、絶望の前に軋みをあげる。
でも絶望したとしても、譲れないものはある。
大切なものに順番をつけること自体が無理なんです。
覚悟を決めた星空さん達、一度は解散したものの、再び全員集結しました。
星空さん:
「五つの光が導く未来」
「…輝け、スマイルプリキュア」
決意しようがどうしようが、戦況が絶望的なことには何ら変わりはない。
作戦が立ったのでも、アイテムや援軍の見込みがついたのでもない。
策はないが、どれも譲れないので闇雲に頑張る。
むしろ後退したともとれる決意です。
決め台詞を呟く星空さんからは、前向きな意思と、叶わないことを承知で言ってる悲壮の両方を感じます。
星空さん:
「行こう、キャンディを助けに」
それでも、分かり切ってる現実から目をそらしていた先ほどまでとは違う。
ぬるま湯につかってふやけてたスマイルさん達も、ようやく戦う決意を為された。
来週は総力戦です。玉砕覚悟の特攻戦。期待したい。
シリーズもここまで数を重ねると、別チームだったらどういう答えを返すか?を考えると面白いかも。
おそらく夢原さんたちなら、ジョーカーさんの攻撃は無効だったろうと思う。
どん詰まりの現実なんて、夢原さん達は承知済み。そこをぶち壊して先に進む決意をされてるのだから。
(そして「ぶち壊してまで得た未来に、実は意味がないのでは?」をカワリーノさんに突き付けられて崩壊した。
レモネが見た悪夢は「女優になれない」ではなく、「女優になったが…」なのはポイント)
星空さん達のロジックには、「現実を良くする」がないんですよね。
今が幸せなのであって、そこから発展させる概念は含まれてない。
同様のテーマを掲げた桃園さんは、個の終わりが来た後も続く次の生や、迷うことこそ人生という解を出された。
星空さんは、今のところ前者の要素はなく、後者(努力や苦労することそれ自体がハッピー)っぽいですが…。
フレッシュにはなかった「女王様復活」要素がどう絡むのかとか、非常に楽しみです。
【追記】
「キャンディを助けに行く」のか「家族に会う」のか。
二択の形で示されましたが、実際には二択じゃないように見えます。
家族に会いに戻ったところで、攻めよせるバッドエンドさんがいなくなるわけではないので、いずれにせよ日常は失われるから。
ですのでこの場合、「そのまま突撃するか。それとも一回戻るのか」の二択だったのだろうと思う。
「満月の夜にしか攻め込めない」制約があるので、一時撤退すると(おそらくは確実に)キャンディの生存は絶望的になる。
ピクニック気分がいきなり死闘に。しっかりお別れをしてから臨んだ桃園さんや花咲さんとは違う。
【今週の鳥】
日向さん:
「舞!大ニュースだよ!」
「ふたりはプリキュアSplashStarがDVDBOXで発売だって!」
●ふたりはプリキュアSplash☆Star DVD-BOX vol.1 【完全初回生産限定】
そう、ですか。大ニュースですね、日向さん。。
ところであの、美翔さんはどうされてるんでしょうか。
かれこれ3週間ほどお待ちしているのですが…。
…そうですか、そうですよね。美翔さんのCMなんてないんだ。売上、下がっちゃいますものね。うぅ。。
【今週の花】
[Twitterから引用]
樹元オリエ@oriepenguin
そうそう、我が家には大きいキュアブルームのポスターが貼ってあって『ママの声なんだよー』って息子に教えてみた。そしたら、ポスターみて『ママ!』って言いはじめた。んー、あってるけど違うなぁ。今度はイーグレット見せて『あっちゃんだよ』って教えてみようかなw
[引用終]
恐ろしくも微笑ましい家庭環境です。
日向さん素晴らしい。テレビCMでも大活躍なわけですよ。
ええ、婚活に喘いでいる美翔さんとは違うのです。。
今度の映画の舞台は、絵本の世界。
星空さん:
「憧れのシンデレラになれるなんて、ウルトラハッピー!」
大喜びしてる星空さんに対し、サブタイトルは「みんなチグハグ」。
いきなりダメ出されてる。
■スマイルプリキュア! 第22話「いちばん大切なものって、なぁに?」
ジョーカーさんの大活躍により、キャンディおよびデコルの奪取に成功した前回。
しかしそこで勝ち誇ったりはしない。
次の目標は悪の皇帝・ピエーロ様の復活。
そして謎のアイテム・ミラクルジュエルです。
早速、捕えたこの生き物に聞いてみよう。
キャンディ:
「そんなの知らないクル」
謎生物には大事な情報は与えない。
歴代女王の採用してきた方針が、ここに活きた。
基本的に信用されてません。謎生物も、プリキュアさんも。
おまけに奪ったはずのデコルも、1個だけ不足していました。
星空さんがお茶目で抜き取っていたからです。
ジョーカーさんもご立腹。これだから女子中学生どもは…。
一方のプリキュアさん。
バッドエンド王国に殴り込みをかけるため、中継地点のメルヘンランドにやってきていました。
本来なら女王様を復活させた後、一斉総攻撃をかけるはずだったのに、予定外の大幅戦力ダウン。
しかもメルヘンランドは閑古鳥が鳴きまくっていました。
女王様を失った後、意気消沈した国民らは、めったに家から出なくなったそうです。
大事な国防は部外者の女子中学生に全部丸投げ。
どうして無能なキャンディが派遣されていたのかと思いましたが、人材が徹底的に枯渇していたのですね。
もう長くないな、この国は…。
初めて見る本国の姿に、星空さん達もがっかり。
今まで必死に戦ってきたのに、実態はこれか…。
見なかったことにしていた現実が、次々と現れ出してきた。
でもがっかりしている間もなく。
まさかのジョーカーさんの再襲撃。
守備兵は何をやっていた。嗚呼、ひきこもってるのか。防衛線ボロボロです。
お互いのボスを封印しあった状態なのだから、戦況は五分なのかと思ってましたが…。
実質的に陥落してるじゃないか、メルヘンランド。
飛んで火に入る夏の虫。わざわざバッドエンド王国まで行く手間も省けたというもの。
意気揚々と殴りかかる星空さんたちでしたが、ジョーカーさんは恐ろしく強かった。
単に強いだけでなく、様々な小技も冴えまくってます。
青と黄との接近戦をさりげなく避けておられるのも芸が細かい。打撃の追加効果で、雷撃および凍結を喰らわないようにしてるのか。
格闘でダメなら、いつもの必殺技。
苦し紛れに打ち込んでみたところ、思いのほかあっさりと直撃しました。
星空さんも、このホッとした表情。
そして絶望するのです。あっさりと無傷で現れたジョーカーさんを見て。
打てる手がない。
肉体ダメージはそれほどでもないですが、心の芯を折られました。
新人研修で甘やかされたきたのが痛い。
星空さんの体からも、ついにバッドエナジーが。
今まで見ないようにしてきた現実が、ついに今。
現実はおとぎ話のようにはいかない。分かり切っていた崩壊が、やってきた。
苦い苦い敗戦の後。
まぁそれはそれとして、キャンディを助けにいかなきゃね!
気持ちを切り替えてみようとはしますが、一度見てしまった現実は見なかったことにはできません。
青木さん:
「待ってください」
「ジョーカーに全く歯が立たなかった私たちに、何ができるんでしょうか」
「それに最後のバッドエナジーと言っていました」
このまま特攻したら、家族や友達に会えなくなるかもしれない。
ではキャンディを見捨てるのか。
今まで気軽にプリキュアやってきたけど、私たちにとって大切なことは何なのか。
プリキュア5チームとの決定的な違いが、星空さん達の歩みを止めた。
夢原さん達は、明確な目標を持っていた。
夢をかなえるために努力することは、現在の自分を殺すことと同義。
そこまでして夢をかなえることに、果たして意味はあるのか?
目標への疑念が生まれたことにより、一度は絶望したプリキュア5組でしたが、改めて夢を認識して立ち上がりました。
それに対し、星空さん達は未来への明確な意思は持っておられない。
人数構成的には夢原さんに似てますが、内面的には桃園さんたちに近い。
これはいわば、桃園さんVSカワリーノさん。現実が、絶望の前に軋みをあげる。
でも絶望したとしても、譲れないものはある。
大切なものに順番をつけること自体が無理なんです。
覚悟を決めた星空さん達、一度は解散したものの、再び全員集結しました。
星空さん:
「五つの光が導く未来」
「…輝け、スマイルプリキュア」
決意しようがどうしようが、戦況が絶望的なことには何ら変わりはない。
作戦が立ったのでも、アイテムや援軍の見込みがついたのでもない。
策はないが、どれも譲れないので闇雲に頑張る。
むしろ後退したともとれる決意です。
決め台詞を呟く星空さんからは、前向きな意思と、叶わないことを承知で言ってる悲壮の両方を感じます。
星空さん:
「行こう、キャンディを助けに」
それでも、分かり切ってる現実から目をそらしていた先ほどまでとは違う。
ぬるま湯につかってふやけてたスマイルさん達も、ようやく戦う決意を為された。
来週は総力戦です。玉砕覚悟の特攻戦。期待したい。
(左画像) スマイルプリキュア! ボーカルアルバム1 (右画像) スマイルプリキュア! ラバーストラップ BOX |
シリーズもここまで数を重ねると、別チームだったらどういう答えを返すか?を考えると面白いかも。
おそらく夢原さんたちなら、ジョーカーさんの攻撃は無効だったろうと思う。
どん詰まりの現実なんて、夢原さん達は承知済み。そこをぶち壊して先に進む決意をされてるのだから。
(そして「ぶち壊してまで得た未来に、実は意味がないのでは?」をカワリーノさんに突き付けられて崩壊した。
レモネが見た悪夢は「女優になれない」ではなく、「女優になったが…」なのはポイント)
星空さん達のロジックには、「現実を良くする」がないんですよね。
今が幸せなのであって、そこから発展させる概念は含まれてない。
同様のテーマを掲げた桃園さんは、個の終わりが来た後も続く次の生や、迷うことこそ人生という解を出された。
星空さんは、今のところ前者の要素はなく、後者(努力や苦労することそれ自体がハッピー)っぽいですが…。
フレッシュにはなかった「女王様復活」要素がどう絡むのかとか、非常に楽しみです。
【追記】
「キャンディを助けに行く」のか「家族に会う」のか。
二択の形で示されましたが、実際には二択じゃないように見えます。
家族に会いに戻ったところで、攻めよせるバッドエンドさんがいなくなるわけではないので、いずれにせよ日常は失われるから。
ですのでこの場合、「そのまま突撃するか。それとも一回戻るのか」の二択だったのだろうと思う。
「満月の夜にしか攻め込めない」制約があるので、一時撤退すると(おそらくは確実に)キャンディの生存は絶望的になる。
ピクニック気分がいきなり死闘に。しっかりお別れをしてから臨んだ桃園さんや花咲さんとは違う。
【今週の鳥】
日向さん:
「舞!大ニュースだよ!」
「ふたりはプリキュアSplashStarがDVDBOXで発売だって!」
●ふたりはプリキュアSplash☆Star DVD-BOX vol.1 【完全初回生産限定】
そう、ですか。大ニュースですね、日向さん。。
ところであの、美翔さんはどうされてるんでしょうか。
かれこれ3週間ほどお待ちしているのですが…。
…そうですか、そうですよね。美翔さんのCMなんてないんだ。売上、下がっちゃいますものね。うぅ。。
【今週の花】
[Twitterから引用]
樹元オリエ@oriepenguin
そうそう、我が家には大きいキュアブルームのポスターが貼ってあって『ママの声なんだよー』って息子に教えてみた。そしたら、ポスターみて『ママ!』って言いはじめた。んー、あってるけど違うなぁ。今度はイーグレット見せて『あっちゃんだよ』って教えてみようかなw
[引用終]
恐ろしくも微笑ましい家庭環境です。
日向さん素晴らしい。テレビCMでも大活躍なわけですよ。
ええ、婚活に喘いでいる美翔さんとは違うのです。。