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ハピネスチャージプリキュア! 第43話「ぶつけあう想い!ラブリーとミラージュ!」

2014年12月07日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアハニー】



今日の配信はハニーさん。
結局、最初から最後まで、何とも言えない不安と恐怖を感じる方のままでした。
今回の接吻具合も、他の3名と比べてやたらに印象的でしたし。

■ハピネスチャージプリキュア! 第43話「ぶつけあう想い!ラブリーとミラージュ!」

幾多の困難乗り越えて、やってきたよミラージュ様。
さあお話しよう。全てを水に流してやり直そうじゃないか。
ほら、愛って素晴らしいよ!



そんな元カレと小娘の言葉は、火に油を注ぎました。
水に流すどころか涙の雨が降り注ぎ、怒れるミラージュ様は羽根はえたり船のったり増えたりと、訳の分からない有様。
ラブリーさんも、躊躇なく刃物を持ち出すわ羽根掴んで振り回すわと、訳の分からない有様。



なにこの魅惑の世界…。興奮が、止まらない。

 

惨劇の中、諸悪の根源たる青い生き物はというと、早々に拘束されてリタイア。見事に役に立ちません。
まぁ青にも言い分はある。
彼の言う「神だから一人を愛せない」は正しいです。
正体を隠して近づいたのではないのだから、ミラージュ様がそこんとこを汲み取らなかったのは、彼女にも責任はある。
アクシアに封じた理由も、300年前に今と同様の戦いがあったのだとしたら、やむを得ないといえばやむを得ない。



ただ、それから300年の間、特にアクションを起こさず、放置し続けたのはいかがなものか。
そして新しいコスプレ少女をたぶらかしてたのもいかがなものか。
せめて最序盤から事情を皆に説明しておくべきだったろうに。

激闘の末、ラブリーさんは叫びます。

ラブリーさん:
 「あなたの攻撃を受けて分かった」
 「あなたが、ブルーのことが好きで好きでしょうがないことが!」
 「だって、あたしもブルーのことが大好きだから!!」

この言葉に、ミラージュ様の顔が憤怒と嫌悪に歪む。
よくぞ言った小娘。
元カレと一緒にやってきた今カノのこの発言、もはや怒りなんて感情では生ぬるい。
嗚呼、ラブリーさん。さすがにその発言はまずい。
今すぐ謝ろう。ね。ミラージュ様は大人だから、すぐに撤回して土下座すれば許してく…

だけどラブリーさんは続けます。

ラブリーさん:
 「利用されているだけでも、いいよ」
 「ブルーと過ごした時の中で」
 「わたしは自分が本当の自分でいる幸せを学んだの」
 「ブルーと一緒にいるとキラキラと輝いて見えてきた」
 「その想いは、ブルーへの愛が叶わないと分かったからって」
 「消えたりしないよ」



ラブリーさん:
 「あなたも同じはず」
 「一度見た幸せはどんな苦しみや悲しみの中でも」
 「なくなったりしないはずだよ」

そう、ラブリーさんは今カノではないのです。
あの青い生き物は、今でもミラージュ様のことを想ってる。よって、ラブリーさんの失恋は確定事項。
ではあの素敵なトキメキは、一瞬の幻に過ぎず、無い方が良かったものなのか。

たとえ夢が断たれても、あの時の楽しかった気持ちは嘘じゃない。
それならば、全てを否定することはないじゃないか。
物語は変わってしまったけれど、みんな笑顔になれるなら、それはそれで良いんです。

「人形の国」では、つむぎさんに答えを返せなかったラブリーさん。
今度はちゃんと言葉に出来ました。
あの時と違い今回は当事者ですから、発言する資格がありますしね。

ラブリーさんの言葉に、ミラージュ様の脳裏にもあの楽しかった日々が蘇る。
300年前の幼き頃のあの思い出。無条件に愛を信じたイノセントな世界。
結果として悪い男に騙され、取り返しのつかない傷を負いましたが、楽しかった事実まで否定することはない。
一つ大人になって、飲み込んで、先に進もう。
世の中、上手くいかないことはある。だけど、愛と勇気を忘れないで。



とはいえ不幸を簡単に昇華できるわけもなく。
ディープミラーからの干渉を受け、ミラージュ様は文字通りに身を焦がしながら怒り狂う。
全て愛が悪い。愛が世界と共にあるならば、世界を壊してしまおう。
ぞくぞくするほどに可愛らしい姿です。ファンファンが忠誠を誓うのもよく分かる。

そんなミラージュ様に、ハピネスの皆様はあの時のイノセントを高らかに歌い上げる。



そして取り囲んで抱きしめました。
なんか一人、口づけなさった方がいたようないなかったような…。やっぱり洗脳を解くにはそれなんですね。。
あまりといえばあまりの行動に、ミラージュ様も何やら目を覚まされました。



尋常ならざる可愛らしさです。

こんな可愛い子が、さっきまで怒り狂って拳をふるってたんですよ。
これはもう一度、悪堕ちさせるしかないですね。
ミラージュ様の株価の暴騰が止まらない。

そこに青い生き物もやってきて、ミラージュ様を抱きしめ、何やら囁きました。
僕も君のことを愛してるよー。前回のあれは間違いだったんだよー。
こうしてミラージュ様は再び騙され、長かったプリキュア大戦は終結しました。ラブリーさんの失恋と共に。

次回は戦後の後日談。ブルースカイ王国も復活したようで、めでたい限り。
とはいえ問題は山積です。愛乃さんは失恋めされましたし、各国プリキュアにこの状況をどう説明したものか。
そしてとうとうレッド様が動き出すようで。この「第2期」感は良いですね。
各国プリキュア&ミラージュ様を相手に、どこまでレッド様が踏ん張れるかは微妙ですが。。


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Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


ラストシーン。ミラージュ様を抱きしめた神が、彼女の隙をついて再度アクシアに封印したら、むしろ評価が少しは上がったのに。。

【今週の愛】



逆さづり。そして悪辣な反重力スカート。

【今週の幻】



ミラージュ様がお美しすぎて大変に困る。
自らをプリキュア墓場的に緊縛しての猛攻ですよ。御髪も御服もボロボロになりながらの凶行ですよ。
なんて素敵!

それに引き換え、ブルーが全く良いところがありません。
最初に喋って、即座に拘束されてるだけ。
確かに彼にも言い分があるのは分かるし、ミラージュ様の病み具合がおかしすぎるだけなのですが、どうにも絵になりません。

ミラージュ様とラブリーさんと拘束されて宙づりの神の組み合わせは、「人形の国のバレリーナ」のブラックファングと人形とプリキュアの構図と同じです。
位置的には、ブラックファング(つむぎさん)=ミラージュ様、人形=ラブリーさん、プリキュア=ブルーの状況。
これを踏まえると、

 「ラブリーさん奮闘する」
→「しかしミラージュ様に力及ばず」
→「最後の力でブルーの拘束を解く」
→「ラブリーさん:『プリキュアは無力だ。でもブルーなら…』」
→「ブルー、猛突進。傷つきながらもミラージュ様の元に」

の方が納得感があります。

もしくはラブリーさんが早々に捕まって身動き取れなくなり、

 「ブルー、懸命にミラージュ様に歩み寄る」
→「しかしディープミラーの妨害で力尽きる」
→「最後の力でラブリーさんの拘束を解く」
→「ブルー:『世界の全てが君を嫌っても、僕は君を愛すよ』」
→「ラブリーさん、猛突進。傷つきながらもミラージュ様の元に」

でも良い。
今回の展開だと、ラブリーさんが全部自力で解決してしまってるので、青い生き物の汚名返上のチャンスが失われてしまった気が。
逆に「人形の国」でやってしまったのでできなかったのかしら。

ただラブリーさんが、映画の時よりも1歩先に進んでるのは良いですね。
つむぎさんの足が、仮に治らなかったとしても、未来永劫ずっと不幸である理由にはならない。
「イノセントを信じたあの時のキラキラは消えない」という説得は、なかなか良いです。
まぁ現に苦しんでいる彼女に対し、部外者が簡単に言えることではないですけれど。

【蛇足】

キュアミラージュ様は、大変に面倒くさいこじらせ方をしました。
これは他のプリキュア娘との恋愛の際も、よくよく考えるべきですね。
奴らは一歩間違うと、世界を滅ぼす勢いで病む。

いわゆる「俺の嫁」談義で、「彼女に選ぶならどのプリキュア?」的思考実験の時には、この事例を是非思い出したいものです。
一度選んだ以上は、関係を維持しないといけないのです。
選べるということは他のプリキュア娘の好感度も高いのに、一人を選び残りを切るのです。
生命の危機に直結しますね。本当に、よくよく考えて選びましょう。
(個人的にはパッションさん一択だと思う…)

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