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(第18話)ひろがるスカイ!プリキュア「アゲアゲ!最強の保育士キュアバタフライ!!」感想

2023年06月04日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第18話)ひろがるスカイ!プリキュア「アゲアゲ!最強の保育士キュアバタフライ!!」感想


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第18話より)

ここに至るまでは長かったけど、至ってしまえば早かった。
それもそのはず「プリキュア」なんて、なろうと思えばなれるものだ。

劇中人物のあげはさんの視点でいえば、ましろさん達の変身を見ています。設定でいえばましろさんもスカイランドの血を引いていますから、「特別」に見えなくもないですが、あげはさんはそういう思考はしないはず。必要ならばなる。なってみせる。

我々の視点で見ても、今やプリキュアは選ばれし伝説の存在ではありません。
あげはさんが変身することに異論なんてない。変身するべくして、変身した。

10周年の頃に問題になった「私たちはプリキュアになれるのか」も、今はもう「なって当然」「なった後に何を成すか」のように思えます。

「ひろプリは新社会人を意識している」説に則るなら、守られていた学生時代が終わり、守る側に回った描写とも。
新成人のあげはさんにぴったりの立ち位置です。

「保育士実習」は「就職」ではありませんが、イメージとしては近い。
あげはさんからすれば(我々からしても)、「プリキュア」は「就職」と変わらないぐらい軽いことです。あるいは「就職」は「プリキュア」と変わらないぐらい重いことだ。

そのあげはさんが、さっくりと当然の如く変身したのはとても爽快です。確かに、地に伏して落涙しながら「私にも力があれば…!(ぴかー!)」みたいなのは違和感ある。変身できて当然であると同時に、変身できねばならない。

他シリーズでいえば、ローラの変身を思い出します。必要だから変身した。それだけのこと。

強いて踏み込むと、ではなぜ今まで変身しなかったのか。
ストーリー的には「思いつかなかった」のだと思います。危機的状況で「あ、そうか」と気づくことはある。

立ち位置的には「時期が来たので子供から社会人になった」とか。
彼女は「外野」だと自覚していましたし、安全圏で守られている意識はあったはず。
描写はされていないものの、内心では覚悟を決めるプロセスがあったのかもしれない。私たちが就職にあたって考えたような感じで。
このあたり、先に戦っているソラさん達が年下なのでややこしいですけど。

そういえばソラさんに余裕が出てきたのが喜ばしいです。今回の彼女は随分とはっちゃけていらっしゃる。
やっぱり最年長者が余裕で構えていると、年下組は安心できます。
ソラさんは成り行き上リーダーっぽい立場にいますけど、本来なら年下キャラなんですよね。多分。えみるとかと似たポジション。

だからこそ、あげはさんは多少の無理をしてでも「当然」の顔で変身しなければいけなかったのかもしれない。
内心では心臓ばっくんばっくんだったのかも。

あと気になるところをあえて挙げるのなら、園児への回答は回答になっていないような気がする。
「割り込みをされると大切な人が困る。だから殴る」が成立してしまいます。
対ランボーグは、建前上は「浄化」なのでどうにか言い分がたつにせよ、バッタモンダーは現状を見るに撃破するしかなさそうなわけで。
今後に何か関係あるのかしら。

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