■(第20話)トロピカル~ジュ!プリキュア「名探偵みのりん!消えたメロンパン事件!」感想
(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第20話より)
メロンパンが消えました。部室から忽然と。誰かが食べたのです。
現場は状況的に密室。容疑者はトロピカる部の面々。
ずっと現場で寝ていた、普通なら最も疑われる立場のくるるんは、「食性が違う」からとすぐに容疑から外れました。食べないにしても、いたずらしてどっかにやったとか考えられると思うのですが、皆のくるるんへの信頼が厚いです。
みのりん先輩の指揮のもと調査を始めたものの、全員に犯行の機会がある。
くるるんに聞けば何か確証が得られそうなものですが、誰もそれは試みません。くるるんに聞いても無駄だ。皆の信頼が厚いです。それが失敗だったのですが…。
真相としては、犯人はローラでした。むしゃむしゃ食べた。飢えに耐え切られず、こっそり食ったのです。
ただまぁ無理もない。常人が侵入できない、アクアパットの中の彼女の冷蔵庫にあったのだから、疑いもせずに食いはする。
尤も、ローラ自身に覚えのないメロンパンなんですから、持ち込んだのはくるるんのはずです。事実、くるるんが入れたものだった。
ということは、ローラは「くるるんの」メロンパンだと認識しながら食ったことになる。
くるるんはメロンパンを食べない(確信)ので、冷蔵庫に入れたのはローラのため、と考えても不思議はない。
察するに日常的にこの状況は起きているんだろうか。ローラはくるるんを飼っているつもりですが、くるるんに餌付けされているのはローラの方なのかもしれない…。
そういえば終盤にくるるんが「ぬいぐるみのふり」をしていましたが、全くごまかせずに「変わったアザラシ」として認知されている気がします。
餌とかもらってそうなので、そのままローラに融通してるんだ。それをむしゃむしゃ食ってるローラ…。
なおローラは言及しませんでしたが、水没していたメロンパンは不味かったんじゃなかろうか。それもあって、話題のメロンパンと結びつかなかったのかもしれない。
「メロンパンを冷蔵庫に入れる」自体が若干謎の行動だし、くるるんが優秀なのかどうなのか、すごく絶妙だと思う。
【あとまわしの世界】
犯人が誰か分からずに揉めたトロピカる部。
犯人が誰か明白なので揉めたあとまわしの人たち。
奪う意図がなくても謝ったトロピカる部。
奪う意図があった上で悪びれない あとまわしの人たち。
色々と深読みできそうなので、あとで思い返してみよう。
【尾びれのある世界】
今回のお話、地味に人魚なことを活かしています。
「ローラが現場にいることはいるが、確認もできず、存在を意識できない状況である」「冷蔵庫にアクセスできる存在が限られている」を満たしつつ、「ローラを人魚姿にする」合法的な理由も作れます。
メロンパン事件のギミックとしてアクアパットがあるのではなく、アクアパットおよび尾びれを活かすためにメロンパン事件を考案したんじゃないかの勢い。素晴らしい。今後も尾びれを大切にして欲しい。
※物凄くどうでもよいことですが、トロプリでは「尾ひれ」で統一されています。「尾びれ」ではない。
「尾ひれ」とは「尾やひれ」のことであり、末端部のひれ以外の背びれ等も含むらしい。
ローラがサカナであることを強調するのであれば、腹びれなどの存在も示唆する「尾ひれ」の方が適切だと思うのですが、個人的には胸びれ等には興味がないので「尾びれ」と名指しで書きたい。
(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第20話より)
メロンパンが消えました。部室から忽然と。誰かが食べたのです。
現場は状況的に密室。容疑者はトロピカる部の面々。
ずっと現場で寝ていた、普通なら最も疑われる立場のくるるんは、「食性が違う」からとすぐに容疑から外れました。食べないにしても、いたずらしてどっかにやったとか考えられると思うのですが、皆のくるるんへの信頼が厚いです。
みのりん先輩の指揮のもと調査を始めたものの、全員に犯行の機会がある。
くるるんに聞けば何か確証が得られそうなものですが、誰もそれは試みません。くるるんに聞いても無駄だ。皆の信頼が厚いです。それが失敗だったのですが…。
真相としては、犯人はローラでした。むしゃむしゃ食べた。飢えに耐え切られず、こっそり食ったのです。
ただまぁ無理もない。常人が侵入できない、アクアパットの中の彼女の冷蔵庫にあったのだから、疑いもせずに食いはする。
尤も、ローラ自身に覚えのないメロンパンなんですから、持ち込んだのはくるるんのはずです。事実、くるるんが入れたものだった。
ということは、ローラは「くるるんの」メロンパンだと認識しながら食ったことになる。
くるるんはメロンパンを食べない(確信)ので、冷蔵庫に入れたのはローラのため、と考えても不思議はない。
察するに日常的にこの状況は起きているんだろうか。ローラはくるるんを飼っているつもりですが、くるるんに餌付けされているのはローラの方なのかもしれない…。
そういえば終盤にくるるんが「ぬいぐるみのふり」をしていましたが、全くごまかせずに「変わったアザラシ」として認知されている気がします。
餌とかもらってそうなので、そのままローラに融通してるんだ。それをむしゃむしゃ食ってるローラ…。
なおローラは言及しませんでしたが、水没していたメロンパンは不味かったんじゃなかろうか。それもあって、話題のメロンパンと結びつかなかったのかもしれない。
「メロンパンを冷蔵庫に入れる」自体が若干謎の行動だし、くるるんが優秀なのかどうなのか、すごく絶妙だと思う。
【あとまわしの世界】
犯人が誰か分からずに揉めたトロピカる部。
犯人が誰か明白なので揉めたあとまわしの人たち。
奪う意図がなくても謝ったトロピカる部。
奪う意図があった上で悪びれない あとまわしの人たち。
色々と深読みできそうなので、あとで思い返してみよう。
【尾びれのある世界】
今回のお話、地味に人魚なことを活かしています。
「ローラが現場にいることはいるが、確認もできず、存在を意識できない状況である」「冷蔵庫にアクセスできる存在が限られている」を満たしつつ、「ローラを人魚姿にする」合法的な理由も作れます。
メロンパン事件のギミックとしてアクアパットがあるのではなく、アクアパットおよび尾びれを活かすためにメロンパン事件を考案したんじゃないかの勢い。素晴らしい。今後も尾びれを大切にして欲しい。
※物凄くどうでもよいことですが、トロプリでは「尾ひれ」で統一されています。「尾びれ」ではない。
「尾ひれ」とは「尾やひれ」のことであり、末端部のひれ以外の背びれ等も含むらしい。
ローラがサカナであることを強調するのであれば、腹びれなどの存在も示唆する「尾ひれ」の方が適切だと思うのですが、個人的には胸びれ等には興味がないので「尾びれ」と名指しで書きたい。