石化したプリキュアさん。
もう彼女たちは動かない。
殴らないし蹴ったりもしない。
その前で立ち尽くすのは、2年に渡って戦い続けた一人の社員。
仇敵の変わり果てた姿に、彼は何を思うのか。
何も言わないのが、かえって何かを伝えてくる。
その彼の前で、今までもそうだったように不可思議パワーで復活。
しかも唐突に羽根まで生えて。
プリキュアさんは負けない。どんなことがあろうと。
こうして最後のバトルが幕を開けました。
■Yes!プリキュア5GoGo! 第47話「気持ちをひとつに!青いバラの奇跡!!」
「GoGo」の根幹を流れるテーマ「コミュニケーション」。
1年かけてあちこちでその重要性を訴えてきました。
手紙、物語、仲間との絆…。
嗚呼、それなのに。
館長さん:
「許さないだと?貴様たちに何が…」
げふぅ!
会話を遮り夢キュアさんの肘打ちが突き刺さる。
もはや相手の言葉を聞く気すらありません。
暗殺者属性の彼女の前で、のんびり口を開いてる方が悪い。
舌戦が特技の日向さんの天敵みたいな女だ…。
かくして壮絶な殲滅戦が始まりました。
どうしてこんなことになったのか。
思い起こせば、平和解決のチャンスは幾度となくあったのです。
スコルプさん:
「そのパクトをこちらに渡してくれないかな」
夢原さん:
「キュアローズガーデンに行ったあと、フローラさんが良いって言ったらいいよ」
スコルプさん:
「そうか。では扉を開くために協力しよう」
あるいはあの時。
アナコンディさん:
「事情があって、館長にローズパクトを渡したくないの」
夢原さん:
「じゃあローズガーデンに行ったあと、これフローラさんに返して隠してもらうね」
アナコンディさん:
「ありがとう。エターナルのことは私が裏から上手くやるから、早くローズガーデンへ向かってください」
そのやりとりさえできてれば、こんな血みどろの戦いをしなくても済んだのに。
夢原さんか。夢原さんが会話のできない娘だったのが悪いのか。
死屍累々の山河を見ながら、戦いの虚しさを噛みしめるばかり。
超プリキュアさんの猛攻の前に、館長さんもズタボロに。
しかしながら彼は立ちあがる。
この女子中学生どもは会話ができない乱暴者ですが、館長さんだって十分乱暴者。
真・館長。
思いのほか若いです。
正直、ムシバーンさんとかの方が迫力はあったような…
超夢キュアさん:
「みんな!逃げて!!」
あの夢原さんが撤退指示!
彼女の過敏な敵味方識別機構が、「奴はヤバイ」と全力判断。
プリキュアさんがプリキュアさんに対して「逃げろ」と言うのはかなりレア。
反射的に回避行動を取るものの、あえなく粉砕。
最後の電源を振り絞ったミルミルさんの奇襲も失敗に終わり…。
プリキュアさんのラストバトルは、どうして毎回毎回、大ピンチに。
MHの時は最終決戦前にパワーアップアイテムを破壊され、
SSの時は上位互換と思われた月風フォームを破られ…。
館長さん:
「キュアローズガーデン。またの名を、命の庭」
「それを消すとバラが司っていた命が失われる」
「これで世界の全ては永遠に私のものになる」
館長さんの目的はフローラさんかと思っていたのですが、
「命を司るキュアローズガーデン」がお目当てだったようです。
アナコンディ姐さんは何か早とちりしていました。
ローズガーデンを押さえれば、全ての命をコレクションにできる。
それが目的ならば、フローラさんの送った種も理解できないことはない。
命は自分で育て、一緒に育ってこそ意味があるのだから。
まぁそれを言うなら、手紙は相手に伝わってこそ意味があるのだから、ああいう不親切なやり方は良くないと思いますけれど。
かつて「鏡の国」を震撼させた蝶フォームが通用しない。
どうしようもない状況で、来週はいよいよ最終回。
来週が早く来て欲しいような、ずっと来ないでいて欲しいような。
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【今週の会話1】
ブンビーさん:
「さてと。ここからプリキュアの様子を見に行くか・・・」
ミルミルさん:
「罠に決まってるわ」(即決)
ミルミルさん、会話を拒絶。
そのまま扉に突貫し、力尽きてしまいました。
プリキュア5GoGo!、完。
そうなっても全くおかしくなかった。シロップくんがいてくれて、良かった。
あとメルポを介して石化プリキュアさんと会話するって、何かが納得いかない。
メルポ兄さん、そんな見せ場で良かったのか。
【今週の会話2】
シロップくん:
「みんなの前で『はじける』笑顔を絶やさないうららに…」
高難易度の「はじける」を上手くクリア。
イメージソング「明日花咲く、笑顔咲く」は「はじける」を練りこむことを諦めたというのに…。シロップくんはできる鳥。
ただその笑顔は営業スマイルですよ。騙されないように。
【今週の会話3】
ミルミルさん:
「ねぇ、その羽根…」
夢原さん:
「私にもよくわからないの」
「だけど体中に力があふれてくる」
未知の器官が生えても動じない。羽根ですよ羽根。
もはや「パワーがあふれる」とかそんな次元の話ではないのですが、あっさり使いこなしてます。
それが夢原さん。何だかよくわかんないけど、勝てばよかろう。
【今週の会話4】
夢原さん:
「エターナル!!」
この期に及んでまだ、名前を呼んでくれない…。
ブンビーさん:
「お前らとずーっとやりあってるうちに感じたんだよ」
「ひたむきさというか、この組織にかけている何かをね」
「早く行きたまえ。ぐずぐずしている時ではないだろう」
夢原さん:
「………。」
夢原さん:
「ありがとう」
「…ブンビーさん」
夢原さんが、会話を、した!
今まで名前は覚えていたものの、悪意で呼んであげなかった彼女が…。
何故だか無性に救われた気分になりました。人はきっと分かりあえるんだ。
ブンビーさん:
「…早く行け」
彼は実際、悪人だったわけですが、ここから平和な道を歩んで欲しい。
それにしても、相手がセリフの途中だろうと、隙を見せたら即攻撃。形勢がやばいと感じたら、迷わず「逃げて!」
プリキュア様達が取っているのは、正に勝つことを追求した戦闘スタイルかと…。
何があっても、敵に回したくないです(´・ω・`)
冷静に考えると、あらためてろくでもない企業ですね、エターナル…。働きたくない。。
誰も利益のことも客のことも考えてないです。
夢原さんは特に、効率の良い殺戮に特化してますね…。
彼女ならきっと、正体を現した霧生さんを躊躇なく殴り倒す…どころか授業の最中に背後から殴りかかりそうです。
敵に回すなんて滅相もない。
ラスト二話、今までのシリーズでも思った事ですが、凄く格好良かったです。
>スーパープリキュア
以前の影キュアホシイナーの事があったので、地上波ではやってくれないと思い込んでいましたが、夢原さんはやってくれました。
しかも映画では見られなかった、羽を活かした空中戦まで!!
弓道やってる身としては、サファイアアローの連射が良かったです。どういう原理で連射してるのかは謎ですが…。
>館長さん
いやー、普通に悪い奴でした。フローラさんにもまっすぐな恋愛感情があるわけでもないようでしたし。
これで抹殺する大義名分には十分か。
力関係の連続した逆転は、MHやSSを思い出しました。やはり最終戦は盛り上がりますねー。
夢原さんとももうお別れかと思うと寂しくもありますが、最終回もとても楽しみにしてます。
夢原さんがブンビーさんの名前を呼んだ時、なんだかとてもほっとしてしまいました。
GoGo!になってからのブンビーさん、どう考えてもコメディアン要員だったので、以前どんな悪行をしてたのか忘れてしまいました。
きっと人徳ですね(違)。
こんばんはー。
>スーパープリキュア
まさか「5」時代の劇場版からネタを引っ張ってくるとは…。
しかも劇場版では即、バンクアタックだったのに…。
やっぱり空中戦はいいですよねぇ。
パルミエの誇る蝶兵器な展開が少し嬉しかったです。
キュアローズガーデンではなく、あくまでパルミエパワーというか…。
>館長さん
これだけ引っ張っておいて、フローラさんラブではなかったのは意外でした。
和解エンドの声も聞こえてたのに、普通に抹殺して終わりそうですね。
明後日には最終回というのが信じられませんが、すぐに劇場版もありますし、このわくわく感を楽しみたいです。
こんばんはー。
ブンビーさんが過去に何をやらかしたか、もはやすっかり思い出せないのですが、幹部になってた以上、きっと何かあくどい事を…。
パルミエ滅ぼしたのはカワリーノさんで、ココを追い詰めてたのはカマキリさんで…、ブンビーさんは何をやったんでしたっけ…?
2年かかった「話を聞かない夢原さん」からの交流には癒されました。今までの拒絶が過酷だっただけに、あの短いやりとりにはほろりと…。
そして幸せになった人からの気持ちがまた伝わって、みんなが幸せになる…。
プリキュアさんは時としてご都合主義とも言われますが、この信念はとても大事で素晴らしいと思います。