穴にハマったアリスたち

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スマイルプリキュア! 第3話「ジャンケンポン♪でキュアピース!!」

2012年02月25日 | スマイルプリキュア!感想
気がつけばギリギリ更新。

■スマイルプリキュア! 第3話「ジャンケンポン♪でキュアピース!!」

プリキュアになったのが一昨日。
二人目が加わったのが昨日。
ここまで順調です。この調子で、三人目もゲットしよう!

気勢を上げる星空さん、ふと横を見たところ、クラスメイトの黄瀬さんが絵を描いておられた。
覗きこんでみれば、愉快なイラストを描いているではありませんか。
大喜びで褒めそやすも、当の黄瀬さんは恥ずかしがることしきり。
普通に考えれば、横にクラスメイトがいることに気づかず、謎デコルや謎コスプレの話題で盛り上がっていたことの方が恥ずかしいのですが、誰もそこは気にしない。
屋上に侵入してるのがこのクラスの人ばかりなことも気にしない。問題児ばかりか、このクラス。

そんな折。
学校で校内美化ポスターのコンクールが開かれることになりました。
誰も立候補者はいません。
そこで星空さんは、黄瀬さんを推薦してみました。アグレッシブな転入生です。
更に日野さんもそれに乗っかりました。アグレッシブな転入生ばかりです。

断るかと思われた黄瀬さんでしたが、存外すんなりと承諾されました。
渋ってはおられますが、「じゃあ辞めようか」と話を振るとびくりと拒絶。
面倒くさい娘さんです。まだ黄色としての仕事が、ちゃんと出来てない。

他クラスの強豪ひしめく中、黄色の挑戦が始まります。
それを手伝う星空さんと日野さん。
転入生二人+友達いない子は、屋上でひたすら頑張ります。
客観的に見ると、かなり「微笑ましい」状況です。
青い子が優しく見守るのも分かる気がする。今ここに、一つの友達グループができた。日野さんも溶け込むのに苦労してたのかもな…。

さて頑張って作成したポスターですが、残念ながら周囲の評価は芳しくなく。
まぁいきなり勝ててしまうほど、現実は甘くは無い。
ちなみに美翔さんも普通に大賞を取り逃したりしてます。だから気にすることは無いのです。あ、美翔さんは気にしましょうね。それしか取り柄がないんですから。

がっかりうなだれる黄色の元に、バッドエンドに憧れる赤鬼さんが襲来。
恐ろしいことに、武器持ってます。
今までにもカードとかステッキとかはいましたが、金棒とか規格外。
ようやく敵も知恵を得た。そうだ、武器を使おう。

かつてない強大な敵を相手に、新生プリキュアの二人は及び腰。
ハッピーさんは焦って必殺技を外し、サニーさんは早打ちして不発。
ダメすぎです。まずは殴って相手の動きを止め、拳を伝わる感触に血潮を滾らせ、気合を充填しないと…。

敵に比べ、貧弱すぎるスペックに涙も出ますが、それでもやるしかない。
黄色を庇って戦うハッピーさんの声は、当の黄色にも届き、絶望結界を解除しました。
我に返った黄色の目に映ったのは、コスプレして戦う同級生と、巨大な化け物。

当然の如く逃亡する黄色。でも友人を見捨てるわけにはいかない。
凄まじいまでの蛮勇を振りしぼり、敵の前に立ちはだかります。
そして叫ぶ。「許さない」と。

黄色:
 「ピカピカぴかリんじゃんけんポン!キュアピース!」

非常にテンポの悪い名乗りです。そして大変に恥ずかしいです。
是非ともこの名乗りを、諸先輩方が見ている前で、「一人で」やっていただきたい。
冷めきった空気と、立ち位置が被るレモネ先輩の殺意のこもった目に慄くがいいんです。ぴ、ピース(震えながら)

変身はしたものの、先輩の二人は早々にダウン。
こんな状況で戦えるはずもなく、黄色は即座に逃亡。
まぁ変身した結果、自分のカラーが「黄色」だと分かったら、私も逃げます。この色は戦闘に向いてない。

だけど逃げたところで現実は変わらない。

武器はない。スキルもない。仲間も頼りない。
それでも逃げたら先は無い。
ではどうするか。

…結局は、気合しかない。

スマイルさん3人目も気合充填式。
単発銃が3つになっても、正直あまりパワーアップした感がしませんが、嘆いていても仕方がない。
逃げてても事態は改善しないんだ。

こうして全く勝算の見えないまま、そもそも何のために戦ってるのかも分からないまま、気合頼りの戦いは続く…。


(左画像)
スマイルプリキュア!&プリキュアオールスターズ まるごとブック! (講談社 Mook)

(右画像)
スマイルプリキュア! おーっきなふんわりキュアフレンズ キュアハッピー


そろそろ娘さん達には、「迂闊に転入生と仲良くなって『許さない』と叫ぶとプリキュアにされる」と気づいてもらわないと…。

【今週の黄】

黄色の「一度も打撃を入れない」記録がどこまで続くか、ひっそりと見守りたいです。
あのルミナス先輩ですら、打撃ヒット数はゼロじゃなかったはず。

【今週の紅】

「関西人はあのようなお好み焼きの切り方はしない」というのが話題になっていたそうで。
まず大前提として「本当にそんな切り方を全員がしないのか?」を確認しないと、得てして「そもそもそんな事実は無い」というのが現実だったりもしますが、とりあえずそこは置いておこう。
第二に、プリキュアさんの舞台が我々の世界と同一である根拠がないので(それを言い出すと髪の毛の色や物理法則をまず問題視しよう)悩むこと自体が無意味なのですが、そこも置いておこう。

ネタに真面目に考えると、普通にありそうなのは「両親が関西人ではない」あたり。
これだけ移動の激しい時代、ご両親が関西以外であっても関西に住んでいて何の不思議もありません。
日野さんは転入生ですので、今までにも各地を転々としていたり、ご両親の出身が関東(今回の舞台がどこかは、まだ明言されてなかったと思うけど)の可能性はそれなりにあります。
関西弁?親が使わなくても周囲が使っていれば覚える。というかあの性格ですから、意識して習得しててもおかしくない。
別の番組なら、ここから「両親に連れられて引っ越しが多かったので、転入先の方言を必死に習得してきた健気な娘」とか読みとれそうだけど、プリキュアさん的には邪推過ぎる気はする。

それと、この手の「○○地方ならこうする」は今の時代にも通用するのかなと、ちょっと思った。
よそから来た人にとっては関係ないのだから、出身地が違う親の子供にはローカルルールは適用されない。
(「エスカレータの乗り方」のような、家庭の外でやってることは別としても)
つまり時代が進めば進むほど、流入や流出により「純・関西人」的な家庭ルールは廃れるはず。
現・大人視聴者が違和感を受けているのは、実は単なる世代のギャップに起因してるのだとしたら、なかなかに深いかもしれない。

…まぁもっと簡単に「プロなんだから出店先に合わせてるだけ」で解決しても良いですけれど。

【今週の2人目】

黄色に対し、「絵が特技とは知らなかった」と発言。
あれだけ頻繁にスケッチブック取り出してる子なのに…。
黄色のステルス能力を讃えるべきか、微妙にクラスに馴染めてない日野さんを気の毒に思うべきなのか…。

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