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(第31話)トロピカル~ジュ!プリキュア「トラブル列車!あすかの修学旅行!」感想

2021年10月05日 | トロピカル~ジュ!プリキュア
■(第31話)トロピカル~ジュ!プリキュア「トラブル列車!あすかの修学旅行!」感想


(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第31話より)

あすか先輩が修学旅行に旅立ちました。そしてサカナが荷物に潜り込みました。来ちゃった♪
ところで今回の話、「電車で移動していただけ」です。もしやプリキュア史上でもトップクラスに限定された空間での話だったかもしれない(最終決戦のような特殊なフィールドは別として)。

無賃乗車したサカナは、これ幸いとあすか先輩の過去を聞き出します。昔テニス部に所属していたが、暴力事件もどきを起こしてややこしいことになったらしい。
背景は分かったものの、問題が解決しているようで解決していない、不思議な構成です。

ローラが荷物に潜ったのは、純粋に我儘な好奇心です。情状酌量の余地はなく、荷物を落とす害ももたらしています。
が、結果だけを見るなら、彼女の「今一番やりたいことをやる」行動のおかげで、ヤラネーダの撃退や先輩の吐露につながった。

夏海さんらが追いかけてきたのは枕を届けるため。ヤラネーダを察知したのでも、ローラを探しに来たのでもない。
完全に偶然なのですが、彼女たちの「今一番やりたいことをやる」が一行を救っています。

ではこれらは、かつてのあすか先輩と何が違ったんだろう?

率直に見るなら、テニス部員の皆様の反応は少々おかしい。何もあそこまで逃げ腰になる必要を感じません。
ということは「今一番大事なこと」をやるには、「周囲の理解が必要」なんだろうか。言葉を選ばずに言うなら「周囲も同等以上でないと潰される」。

そういえば夏海さんも「島には同年代がいなかった」と語っています。自分自身のやりたいことをやるには、他者の理解も必要という流れなのかしら。その流れだと、「人魚姫」の理解者である「魔女」は単純な悪役ではなさそうとも。
ただ涼村さんの色事件や、みのりん先輩の挫折は、周囲に問題があったというより本人の側の問題です。何かもっと違う要素がありそう。

非常に厄介なことに、生徒会長は何かを勘違いしているわけではない。対戦相手に不当な暴力を振るったとは思っていないし、工作を阻止したことも信じています。
したがって「プリキュア=あすか」に気づいたとしても溝は解消しません。それどころか深まりかねないです。ああ、やっぱり対話より先に手が出るのね…。

和解するとしたら、生徒会長が「気持ちを分かって一緒に戦えなくて悪かった」と歩み寄るか、あすか先輩が「もっと良いやり方があったのに、私のミスだ」と認めるか。
どちらも今の流れで起きるように思えません。多分何か見落としている要素があるんだと思う。

こうなってくると益々「ハートキャッチ」(本質的な解決はできないが、お手伝いならできる)とのコラボに納得がいくというか、非常に楽しみです。

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