穴にハマったアリスたち

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読んでみての感想:「進撃の巨人」さんの公式ブログ

2013年05月08日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
今から最高にみっともないことをする(諫山創さん公式ブログ「現在進行中の黒歴史」)

絶賛アニメ放送中の「進撃の巨人」の作者さんのブログより。
要約すると、「進撃」に対して行われた批判に対し、作者さんが反論されてます。
作者さんがそういうことをしてしまうことの是非はあるとは思いますが、元々の批判記事がやっぱり疑問符。

基本的に「常識で考えて○○しないのはおかしい。だからダメだ」の論調なのですが…。
私が思うに、考察・批判系でこれはやっちゃ負けだと思う。
考察や批判をするなら、「作中で行われてることは全て正しい」を前提にしないと。

たとえば「××の作戦を使えばいい」とかは、「劇中の人物が思いつかなかった」や「描写されていない実行できない理由」がある等、理由はいくらでも考えられます。
そして、そういう描写されていない事情を推論であれやこれやするのが、考察の醍醐味の一つだと思うのですよ。
それが本当に作者さんの凡ミスであったとしても。そこから作者も予期せぬ何かが見えたりする。

(スポーツとかもそうですね。単にミスプレイだと批判するのではなく、何でそのプレイに至ったのかを考える方が考察として体をなしてる)

…というか、「常識で考えておかしい」を言いだしたら、「常識で考えて巨人なんていないだろう」といったツッコミもありになっちゃうんですよ。
「人の顔はあんな形をしていない」とか「物理法則を無視するな」とか。
最終的には「だから漫画はくだらない」といった、なんか虚しい批判になってしまう。

批判的につっこむのなら、劇中で矛盾した個所を探すのがセオリーだと思う。
あったはずの物がなくなっていたり、登場人物の発言が急に変わっていたり。
(まぁそれすらも、描写されていない背景をこじつける楽しみになったりしますが)

「作者がちゃんと描写していないのが悪い」とも言えますが、これはこれで的を外していて、じゃあどこまで懇切丁寧に説明すればいいんだという話になります。
そもそも、わざわざ全てが説明されてる作品を、果たして良い作品と言うのかどうか…。
何やら色々ともんにょりしたので、勢いで書いてみた。

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