ヴァイオリン日記

オーストラリア・メルボルンでヴァイオリン弾きをしてます。日常生活で感じたこと、経験した事、きままに更新しています。

音感

2005年08月05日 | 教えること
ある、4歳の生徒さんはヴァイオリンを始めて1ヶ月。
とても人懐っこい、頑張り屋さんの女の子。
彼女はキラキラ星のフィンガリングを勉強中。

昨日のレッスンで、
Cisの音をかなり高く弾いてしまった瞬間に、
自ら2の指を低く、正しい音程にずらしたのだった。

私はまだ、一ヶ月の彼女が正しい音程を聞き分けられるとは
思っていなかったので、とてもびっくりした。
しかも、どうしたら音が高くなるとか、低くなるとか、
また、音が高いとはどういうことかなど、
理解しているとは思っていなかった。

曲を歌わせている事、曲をかなり聞かせている事
によって自然に音感が育ってきているに違いない。

6歳までに音感は完成される。
音感は訓練によって
育成されるものだと実感したレッスンだった。