ヴァイオリン日記

オーストラリア・メルボルンでヴァイオリン弾きをしてます。日常生活で感じたこと、経験した事、きままに更新しています。

左指の問題

2005年08月07日 | 教えること
左指が自由に動かない、速く動かそうとすると、何かが邪魔している。
こういった悩みは特にレイトスターターの生徒さんから、よく聞かれる。
 
1.左肩とあごに力をいれて、ヴァイオリンを支えている。
(肩に力が入っていると、もちろん指先にも影響が出る)
 
2.ヴァイオリンをさげて構えている。
(左脇にスペースを確保する事によって、腕を自由に動かせる。) 

3.パッセージの動きを脳で把握し、指への伝達ができていない。
(練習中、集中して指の動きを把握する。 ゆっくりからの練習、スラーでの
練習は絶対。スラーで練習する事によって移弦の把握につながる。
また、普段から好んで速い曲を注意深く聴いたりするといい。)
 
4.指の独立、筋力の問題。
(これらは、すぐ身につくものではないので、気長に訓練するといい。
手があいてる時に指を開く訓練をしたり、
1本ずつ指を独立させる訓練をする。)

これらは全て脱力の状態で行う事がが絶対条件だ。
そのほかにも、何か気づいたら、今後あげていこうと思う。