ヴァイオリン日記

オーストラリア・メルボルンでヴァイオリン弾きをしてます。日常生活で感じたこと、経験した事、きままに更新しています。

ヴァイオリン界の習慣

2005年08月15日 | ひとりごと
日本では、私は私立の付属音楽高校に通っていたが、
保護者会で担任の先生から
「レッスンの先生には、必ずお中元とお歳暮を忘れずに」
という話があったと、母が言っていた。
しかも、金額や物の提示もあったという。

生徒を平等にするため、同じ事をやらせるという
学校側の配慮だったのだろう。

それにしても、日本の習慣では
直接お金を包むという事も良くある。
結婚式、お葬式、お年玉・・・

母校では、卒業時にお世話になったレッスンの先生に
何十万も包む生徒もいた。
そういった贈り物をされる先生方はもちろん
日本の音楽界に影響力のあるかたばかりだ。
色々な思いを込めて。。。

私が留学していたプラハでは、もっと素朴だった。
私が、プラハを去るとき、
恩師は、彼にそっくりな人形をくれた。
その人形を見たら,先生の言った諸注意を思い出すようにと。。
私はクリスマス前という事で、
日本の食器と少しだけ高価なシャンパンを
プレゼントした。とても、喜んでいただいた。

国によってこうも、習慣が違うとは。。
習慣は文化から生まれるものがほとんとだ。