カツ★ガレーヂ

Vintage Motorcycle Laboratory

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フォスパイク修理完了

2018-05-27 17:02:05 | Riding Gear
革の部分の修理に出していたフォスパイク
修理から帰ってきたので各部の修理に着手します。


まずは欠品していたレンズを自作していきます。
フレーム部分を紙に転写して紙を形が合う様に切り出します。
それをフレームにはめてみて綺麗に入るように調整します。


ぴたりと合うまで調整したら用意していたポリカ板に転写して今度はポリカ板を切っていきます。
どこでも売ってて入手しやすいアクリル板にしようかと思ったのですが、強度を考えてポリカーボネートにしました。
ちなみに厚みは強度と加工のしやすさのバランスを考慮して1mmのものを使用します。


はめてみて余分な箇所を削って、またはめてと微調整を繰り返して完成!
うまく出来ました。というか自作にしては完璧な出来(笑)


革は屋島にある革のお店で裏面を張替えしてもらいました。
大体類似の生地を使って頂いたので完全に同じでは有りませんが裏面は一応新品に。
ちなみに表側の革は比較的状態が良かったのでそのまま流用しています。


次に片側の爪が折れていた金具を修理していきます。
左側のフレームを連結する金具の一方が腐って金具固定用の爪が無くなっていました。
溶接修理をしようかと思ったのですが磁石がつかず銅か真鍮なので溶接が非常に困難です。


修理方法は悩んだのですが、ふと思いついた金具を短くして新たに爪を作る方法で修復。
手前で金具を曲げてその先をサンダーで細く削って爪を作りました。
最初はもう少し先の方で爪を作ったのですが先の方は母材が腐っていて削っている最中に一度爪が折れました。


短くなった金具に合わせてフレーム側にも新たな穴を開けます。


フレームを連結固定して本体側の修理は完了です。こちらも上手く修理できました。


完全なオリジナルでは有りませんがMyフォスパイク「スーパー」修理完了。
手間をかけて修理しただけあって愛着が湧きます。


この涙型がたまりませんね。完全な自己満足です。
これをつけて60年代のレーサーの気分を味わいたいと思います。
コメント
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