作るのは俗に言う「ヘッドライトブースターキット」。
バッテリーからヘッドライトの直接電源を送り、リレーでON/OFFするという、旧車等のヘッドライトを明るくするアレですね。買ったら10,000円近くするようですが、材料代=もらい物の為、原価タダ。持っていたら下さいと業者さんにせびったのはココだけの話(笑)
写真の様なリレーで2コイル1ユニットの物は無いので、HiとLoそれぞれ用にリレーが必要となります。と言う事でリレーは2個必要です。
ちょうどTVでやっていた紅の豚を見ながらボチボチ作業。2個のリレーを適当にテープで固定して配線をハンダ付けしていきます。回路はとても簡単なので、配線をハンダ付けしながら考えていきます。
余談ですが紅の豚で何が好きかと言うと、壊れかけのエンジンをスペシャルチューニングエンジン&ボディーに作り変える、そういうくだりが好きです。
TVに夢中になりすぎて途中ハンダ付けの場所を間違えるトラブルはあったものの、それでもものの30分くらいで形に。一度作動を確認した上で端子部分の絶縁の為にホットボンドで端子部分をカバー。これで完成です。
実際の効果のほどは。こちらBEFORE。
AFTER。
もういっちょBEFORE。
AFTER。
ほとんど代わりが無いと思うのは私だけでしょうか(笑)結論的に単純にヘッドライトブースターだけではほとんど効果が無い、純正でも電圧降下などはさして無いと思われ。
ただ写真を見ても分かると思いますが作業前の段階で十分明るくもあります。原因はアーシングにありまして、ヘッドライトブースターなどよりも、ヘッドライトのアースをフレームアースではなくアース線でバッテリー&クランクケースまできちんと返してやる方が明るさが上がります。
特にこの時代の旧車はフレームアースだよりでアース線と言うものがハーネスに存在しません。
今回は作業前にヘッドライトブースターの準備作業として電源とアースの1.25mm線をハーネスにしてバッテリーとヘッドライトケース内に這わせていまして、ヘッドライトブースターをやる前にこのアースを使用していたので作業前から以前より明るくなっていました。
おそらくヘッドライトブースターで明るくなったと言う方は、同時に配線するアースのアーシング効果で明るくなったものか、元々スイッチ回路に漏電等のトラブルを抱えていたか等別の原因で明るくなっているものと思われます。
一度検証してみたかったのですが、今回良い検証が出来ました♪
この車検が400cc以上の旧車所有の一番ネックになるところですね。CB450が不人気な原因の一つでもあるかと。
あっさり通ったという方もおれば、検査員に「そんな事言うならこの車両は車検不可だろう」と言う様な無理難題言われて通らなかったという方もおられるようで。
光量とか、その他よく指摘を受ける辺りは万全にしておかないと、一般的なトコでつまづいてしまうと車検がいつになっても通せない気もしますので先に対策をうっておきました。