夏休みを利用して次男が家の片づけに来てくれました。妻が逝ってから14年、初めのうちはまだ家の中は整理されていたのですが、だんだん乱れてきて、この数年は自分でも手が付けられない状態になってきていました。見かねた次男は嫁にせかされて片づけに来てくれました。
特にダイニングキチンの乱れよう、汚れようがひどかったのですが、息子は2日間自宅から通って、実にエネルギッシュに片づけてくれ、朝から夜まで8時間から10時間、嫁が作ってくれた弁当をとる短い時間以外は働きどうしでした。隅から隅まで細かく手を入れて、見違えるくらいにすっきりしました。
とにかく捨てることだと、私にはほとんど相談もしないで、どんどん捨てていきました。かねがね言うところの「断・捨・離」をしなければと思ってはいたのですが、いざとなると捨て切れませんでした。それが息子の手にかかるとあれこれ口を挟むまでもなくどんどん「不要物」になっていき気持ちがいいくらいでした。
まだまだ来なければならないなと言って帰っていきましたが、礼を言うと「子どもはこんな時に必要なんだ」とさらりと言っていました。まったく持つべきものはとつくづく思ったことでした。