今日は妻の命日。11年過ぎた。光陰矢の如しを改めて実感する。それもあるが、日が速くたつたと思うのはこの1年だ。去年は10年祭をしたが、あれから1年はあっという間に過ぎた。それなりにいろいろなことはあったが、過ぎてしまうと何だか1年はだんだん短くなっているような気さえする。年を取ったせいなのだろうか。
今年も卒業生からは供花が届けられた。Hg君やHr君と同級生だったS君の姉からだ。S君も私が顧問をしていたクラブの卒業生だが、卒業後ほどなく腎臓炎を悪化させて亡くなった。その姉も同じ高校の卒業生だが、あまり会ったことがないのに妻には親しみを持ってくれていた。妻が逝った年から毎年欠かさず花を贈ってくれる。弟が生きていればきっとしたでしょうからと言ってくれる。有難いことだと感謝している。
Hg君の奥さんは桃と菜の花をくれた。彼女もHg君と同じクラブの卒業生で、妻は彼女を愛称で呼び、とても親しんでいた。花が大好きだった妻に卒業生達からの心づくしの花を供えてやると、卒業生は有難いものだとしみじみ思い、教師をしたことの幸せを思う。
11年前のあの日も今日のように晴れた日だった。その明るさが無性に悲しかったことを思い出す。病の苦しみから解放され、安堵して静かに眠っているような穏やかな顔が忘れられない。記憶の最後にある妻の顔が、穏やかで優しいのは心が休まることだ。
今年も卒業生からは供花が届けられた。Hg君やHr君と同級生だったS君の姉からだ。S君も私が顧問をしていたクラブの卒業生だが、卒業後ほどなく腎臓炎を悪化させて亡くなった。その姉も同じ高校の卒業生だが、あまり会ったことがないのに妻には親しみを持ってくれていた。妻が逝った年から毎年欠かさず花を贈ってくれる。弟が生きていればきっとしたでしょうからと言ってくれる。有難いことだと感謝している。
Hg君の奥さんは桃と菜の花をくれた。彼女もHg君と同じクラブの卒業生で、妻は彼女を愛称で呼び、とても親しんでいた。花が大好きだった妻に卒業生達からの心づくしの花を供えてやると、卒業生は有難いものだとしみじみ思い、教師をしたことの幸せを思う。
11年前のあの日も今日のように晴れた日だった。その明るさが無性に悲しかったことを思い出す。病の苦しみから解放され、安堵して静かに眠っているような穏やかな顔が忘れられない。記憶の最後にある妻の顔が、穏やかで優しいのは心が休まることだ。