珍しく唇の左端の付け根に口角炎ができた。口を開くと傷が切れて痛い。朝起きると傷口はふさがっているようだが、歯を磨こうとして口をあけるとまた傷が開いた。
関西の方言で口角炎を「あくち」と言う。古い言葉らしく広辞苑を見ると、「①雛鳥のくちばしの根元辺りの黄色の部分。 ②幼児の口のあたりにできる湿疹。ごきずり」とあり、漢字は「緊唇・口頭瘡蓋」となっている。②が口角炎で、できるのは幼児には限らないが、やはり幼児に多いようだ。「ごきずり」を引いて見てみたが載っていなかったから、言葉の由来は分からない。①は「まだくちばしが黄色い奴が・・・」などと若者を嘲ることに転用される。同じく年少者を嘲る言葉に「あくちも切れぬ(小倅共)」がある。
少し大きくなっているのであくちは白い。
親に口答えするとあくちが切れると言うのだそうだ。「そないなことばっかし言うとったらあくちが切れるぞ」というような言い方をする。あくちは痛いものだから、子どもを脅す時に使うのだろう。
あくちの原因は、疲れやストレスなどで体内でビタミンが欠乏するとできると聞いたが、かかりつけの医師ははっきりした原因はないようなことを言い、軟膏を出してくれた。抗生物質や副腎皮質ホルモンの配合剤だが、寝る前に塗っておいたらすぐに治った。結局、これといった原因らしいものは思い当たらなかった。
関西の方言で口角炎を「あくち」と言う。古い言葉らしく広辞苑を見ると、「①雛鳥のくちばしの根元辺りの黄色の部分。 ②幼児の口のあたりにできる湿疹。ごきずり」とあり、漢字は「緊唇・口頭瘡蓋」となっている。②が口角炎で、できるのは幼児には限らないが、やはり幼児に多いようだ。「ごきずり」を引いて見てみたが載っていなかったから、言葉の由来は分からない。①は「まだくちばしが黄色い奴が・・・」などと若者を嘲ることに転用される。同じく年少者を嘲る言葉に「あくちも切れぬ(小倅共)」がある。
少し大きくなっているのであくちは白い。
親に口答えするとあくちが切れると言うのだそうだ。「そないなことばっかし言うとったらあくちが切れるぞ」というような言い方をする。あくちは痛いものだから、子どもを脅す時に使うのだろう。
あくちの原因は、疲れやストレスなどで体内でビタミンが欠乏するとできると聞いたが、かかりつけの医師ははっきりした原因はないようなことを言い、軟膏を出してくれた。抗生物質や副腎皮質ホルモンの配合剤だが、寝る前に塗っておいたらすぐに治った。結局、これといった原因らしいものは思い当たらなかった。