麗江での2日目の夜、納西古学の演奏を聴きに行った。東大街に面して納西古楽会の会館があり、ここで毎晩8時から演奏が行われる。
納西古楽は、唐代の宮廷音楽を現代に受け継ぐ貴重な音楽で、中国古典音楽の「生きた化石」とも言われているとのことである。
古楽の演奏にはさまざまな弦楽器や打楽器が使われる。演奏するのはこの夜は25人だったが、高齢者が多く皆それぞれに風格がある。10年ほど前にNHKの番組で紹介されたことがあった。それに惹かれて2001年に聴きに来たから、今回は2度目だった。この古楽会の歴史は長いようで、舞台の上に掲げられているのは物故者の写真である。中には演奏中に急死した会員もあったと言うことだった。
80歳以上の高齢者が紹介されたが、写真の中で横を向いている老人が最高齢の85歳、中央のサングラスの老人がそれに次ぐ83歳とのことで、他にも80歳以上が5人ほどいた。若い人は少ないようで、50代と思われるのが数人、琴を弾く女性が30代くらいで一番若いようだった。このような古典的な楽器の演奏の後継者は少ないのかも知れない。
この老人は目が不自由で、舞台には職員と思われる女性の肩につかまりながら入ってきた。なかなか風格のある、毅然とした感じだった。ナシ語の歌も独唱したがゆったりとしたものだった。
小さな木製の打楽器を叩きながら高い声で歌う女性。
演奏された曲はこれが古代の宮廷のものかと思わせるゆったりとした雅やかなものだ。ただ前の席に男女2組の4人がいて、そのうちの私の前に座っている男が行儀が悪く、絶えずキョロキョロ辺りを見回したり、ガサガサと体を動かしたり、連れの女を引き寄せて話したりするので煩わしかった。この4人は、演奏が終わった途端に立ち上がって出て行ったが、何しに来たのかと思わされた。2001年の時には隣席の男がひまわりの種を食べ続けてうるさかったが、どうも中国人の観光客の中には行儀の悪い者がいる。他山の石としなければならないだろう
それはともかくとして、麗江に行く人はこの古楽を聴けばいいだろう。好みに合うかどうかは分からないが、麗江という町の雰囲気に合っているようだ。それにしても唐代の音楽がよく今に伝えられたものだと思う。これも麗江ならではのことなのだろう。
納西古楽は、唐代の宮廷音楽を現代に受け継ぐ貴重な音楽で、中国古典音楽の「生きた化石」とも言われているとのことである。
古楽の演奏にはさまざまな弦楽器や打楽器が使われる。演奏するのはこの夜は25人だったが、高齢者が多く皆それぞれに風格がある。10年ほど前にNHKの番組で紹介されたことがあった。それに惹かれて2001年に聴きに来たから、今回は2度目だった。この古楽会の歴史は長いようで、舞台の上に掲げられているのは物故者の写真である。中には演奏中に急死した会員もあったと言うことだった。
80歳以上の高齢者が紹介されたが、写真の中で横を向いている老人が最高齢の85歳、中央のサングラスの老人がそれに次ぐ83歳とのことで、他にも80歳以上が5人ほどいた。若い人は少ないようで、50代と思われるのが数人、琴を弾く女性が30代くらいで一番若いようだった。このような古典的な楽器の演奏の後継者は少ないのかも知れない。
この老人は目が不自由で、舞台には職員と思われる女性の肩につかまりながら入ってきた。なかなか風格のある、毅然とした感じだった。ナシ語の歌も独唱したがゆったりとしたものだった。
小さな木製の打楽器を叩きながら高い声で歌う女性。
演奏された曲はこれが古代の宮廷のものかと思わせるゆったりとした雅やかなものだ。ただ前の席に男女2組の4人がいて、そのうちの私の前に座っている男が行儀が悪く、絶えずキョロキョロ辺りを見回したり、ガサガサと体を動かしたり、連れの女を引き寄せて話したりするので煩わしかった。この4人は、演奏が終わった途端に立ち上がって出て行ったが、何しに来たのかと思わされた。2001年の時には隣席の男がひまわりの種を食べ続けてうるさかったが、どうも中国人の観光客の中には行儀の悪い者がいる。他山の石としなければならないだろう
それはともかくとして、麗江に行く人はこの古楽を聴けばいいだろう。好みに合うかどうかは分からないが、麗江という町の雰囲気に合っているようだ。それにしても唐代の音楽がよく今に伝えられたものだと思う。これも麗江ならではのことなのだろう。