中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

頭部MRI検査

2012-07-31 10:46:43 | 身辺雑記

 前に書きましたが、10日ほど前に街で急によろめき、かかりつけの医院で相談しましたら、頭のMRI検査をする医院を紹介してもらいました。今日(30日)に出かけて検査を受けました。頭を固定して断層写真を撮るのですが、まったく移動することなく、ただトントンとかドンドンとピーとかいろいろな音が賑やかに聞こえただけで30分ほどで終わりました。 

 その後医師に断層写真を見ながら診断してもらいましたが、問題点は①右の耳に中耳炎がある(これは意外で、自覚症状はあったことがありません)。②大脳の一部に小さな梗塞がある(80代の80%)。③小脳にも小さな梗塞がある。③脳幹部に血流が悪いところがある。以上のことでしたがどれも体のふらつきには関係なく腰から来るものだろうと言うことで、血液がサラサラになる薬をもらいなさいとドバイスされました。

 私の大脳の断層写真です。中央上の蝶のような形をした部分の左側に白い小さなものが見えますが、これが梗塞らしいです。

   

 かかりつけの医院で報告しますと、血液がサラサラになる薬はすでに出している、ほかにもそのような薬はあるが副作用があって打ち身をしたりすると内出血するということなので断りました。 

 そんなことで心配したり騒ぐほどの結果ではなく安心しましたが、どうも私は将来、脳関係の病気,例えば脳梗塞とか脳出血で死ぬような気がして、独り者だからそれはちょっと困るなと、何となく思いました。

 

 


徒然雑記

2012-07-29 14:07:23 | 身辺雑記

7月26日

 あちこちの木でクマゼミが盛大に鳴いている。木を震わすような騒がしさだ。そばを通る時持っている杖で幹を叩いても上の方にいるのか、飛び立ちもしないし、鳴き止みもしない。まさに我が世を謳歌している感じだ。1本の木のすぐ上に止まっていたので杖で軽く幹を叩くとシャット小便のようなものを引っ掛けて飛び去っていった。子どものころ見たクマゼミよりはずいぶん小型だ。

 セミがまったくいない国の人がこのセミの声を聞くと驚くそうだ。真偽のほどは知らないが、そんなある国の金持ちが、喧しく鳴いているセミの声を聞いて、「あの音を出す木を譲ってほしい」と言ったとか。ミンミンゼミやヒグラシ、ツクツクホウシならいざ知らず。クマゼミの大合唱のような音を出す木では、すぐに辟易してしまうだろう。 

 

7月27日

 4時半ごろ私鉄の電車に乗った。今日は猛烈な暑さで駅に行くまでに少し気分が悪くなるくらいだったが、電車に乗ったら冷房で少しは楽になるだろうと期待した。ところが電車の冷房はほとんど効いていないで車内は生温かく、弱冷車よりもずっと温度が高い。乗客の多くは扇子や団扇を使っている。

 この私鉄では途中で車内アナウンスが入る。「車内ではエチケットを守り、快適なご乗車にご協力ください」と言う。「何が快適なご乗車だ。『国策』か『電力会社策』かに協力して、『節電』に努めているのだろうが、今日のような猛暑日には少しくらい気を効かしたらどうなんだ」と、いささか八つ当たり気味に思った。高齢者なら熱中症を起こしかねない。

 帰りは夜10時を過ぎていた。帰る人も多く、昼間は節電していたから、夜も暑いだろうと思ったが弱冷程度にはしていて、かすかに涼気が感じられた。一日のうちで最も暑い時間が節電時間帯なのだろうが、本当に電力は不足しているのか。近頃は国や電力会社の言うことややることは何か信じられなくなった。 

 

7月28日

 夕方街に出ようとしたら、近くに住む知り合いの Iさんに出会った。Iさんはこの近所に畑を借りていて、私は西安の謝俊麗からもらった野菜の種子を時々あげ Iさんは収穫した野菜を分けてくれる。篆刻を趣味にしていて仲間と時々中国へ行っていた。そんなことでいつの間にか親しくなった。

 一緒に街へ下りて行く途中で、Iさんが何気ない口調で「家内が死にましてね。四十九日を済ませました」と言ったのでびっくりした 。「それはご愁傷さまです」「いや、人に言うほどのことはありませんから」と、そんな会話を交わしたが、肝臓癌だったそうで、入院して15日で亡くなったとのことだ。「結婚して病気がちでね」と言ったが、奥さんは86歳、Iさんは88歳とのことで、高齢になって伴侶を喪い独りの生活になったのは寂しいことだろう。我が身を思ってしんみりしてしまった。 

 

7月29日

 このところの暑さのせいにするわけではないが、近頃は何かにつけ消極的になっているように思う。ブログでもそうだが、何か気が乗らない。本を読もうとしても前のように根気が続かない。別にぼんやりと沈みこんでいるようなウツのような状態ではないのだが、きりっとしない。いつも疲労感がある。

 街へ下りていく途中にちょっと急な坂がある。近所の奥さん達もこの坂は嫌いだと言う。若い元気な頃はこの坂を上がるのは自分の体の状態のバロメーターのように思っていた。仕事が終わって夜帰る時、この坂をすたすたと上がって行けたら今日は元気だと思い、少し息切れすると、ちょっと疲れているなと思ったりしたものだ、それが今ではよたよたと絶えず息を継ぎながら登る。

 体力的にはこれまで長い間運動不足だったから仕方がないにしても、気分が溌溂としないのはよくない。元気そうなブログ友のブログを見ていると羨ましくなる。

 


ウナギ高騰

2012-07-28 10:29:52 | 身辺雑記

 ウナギの稚魚(シラス)の不漁で、ウナギの価格が高騰しています。高騰を超えて暴騰だと言います。デパートに行っても、蒲焼は1尾が2000円近くもして、3、4人の家族がちまちまと分けるならともかく、独り住まいの私にはとても手が出ない高さです。 

 先日、全国の水産業者が集まる国内最大の商談会「ジャパンインターナショナルシーフードショー」が18日から東京であったそうですが、ウナギの代わりとして売り出すウツボやアナゴの蒲焼などに注目が集まったと言うことです。 

 アナゴを焼いたものは何度も食べたことがありますが、あれはあれとしてアナゴ丼などになっていて、味覚として確立していますから、果たしてウナギの代替となるのか疑問です。この辺りでは淡路島のアナゴは美味しいとされていますが、ウナギとはまったく違います。ウツボは恐ろしい顔をした太く長い魚で歯が鋭く、以前和歌山の漁港で干物を見たことがありますが食べたことはありません。ウナギに比べると脂が少なく、白身で美味しいそうですが、これもうウナギの代わりになるものか分かりません。

  ウツボ(Wikipediaより)

  夏、とりわけ土用の丑の日はウナギが定番になっています。負け惜しみではないのですが、どうしても食べなければならないものとは思いません。今年はともかくとして、近年はウナギは安いものでしたが、私が結婚した頃は今年ほどではありませんが結構高いもので、我が家ではなかなか口にすることがありませんでした。妻は季節の食べ物については律儀なところがあって、正月のおせちはもちろんのこと、冬至のカボチャや節分のイワシは欠かさなかったのですが、土用の丑の日のウナギだけは例外で食卓に上がることはなく、私は妻を冷やかし、妻は笑っていました。 

 今年の土用の丑の日は7月27日で、さてどんな様子かとスーパーやデパートを覗いてみました。

 スーパーで。買おうとする人は見当たりませんでした、1尾2000円くらいです。

 

 鮮魚店で。この店の魚は良いと評判ですが、店の奥で店のおかみさんが丹念に焼いていました。やはり2000円くらいで

前のほうが予約済みでした。買うならこの店のものがいいと思います。

  

 デパートで。私の横に若い主婦らしい二人連れがいて、「鰻買おうか」「2100円だね」「止めよう」「贅沢だね」。笑いながらそんな会話を交わして行ってしまいました。

 

  どこの店でもどれくらい売れたのか、今日売れ残ったものはどうするのかなどと考えていました。

  知人の男性が2日間鰻を焼いて卸す店を手伝ったそうですが、機械で焼いて自動的に出てくるもので、何となく味気ないのですが、スーパーなどのものはこういうものでしょう。韓国産のものは焼け過ぎるすぎると捨ててしまうそうですが、日本産は高いので少し焦げ過ぎても出すということです。

 来年は稚魚はもっと少ないそうで、蒲焼ももっと庶民の手が届きにくいものになるのではないでしょうか。 

 

 


大阪市長の文楽鑑賞

2012-07-27 15:00:16 | 身辺雑記

 橋下大阪市長が二度目の文楽鑑賞をしました。初めて観たのは府知事時代ですが、観た後で「二度と観たくない」と酷評し、市長になってからは今年度の補正予算案で、文楽協会への補助金を昨年度比25%減の3900万円とし、技芸員が公開の面談に応じなければ補助金を支出さないとまで言いました。この何でも自分の思うようならないと気が済まない人物も、この問題では各方面から批判を受けたから妥協の姿勢を見せようとしたのでしょうか。

 しかし鑑賞後の記者会見での発言は相変わら勇ましいものです。観たのは近松門左衛門作の古典中の古典「曽根崎心中」だったそうですが、彼は新聞記者会見で「大阪発祥の古典の芸能文化として守るべきものだということは十分、分かった。ただ、全体を見ると演出やプロデュース不足につきる。観客を増やすための努力が必要だ」と述べ、文楽を批判したそうです。また「新規のファンをどう獲得するのか。振興に軸足を置くなら、いろんな問題点がある。今までは保護の面が強かった」などと、持論を展開したそうです。当日は満員だったそうですが彼の眼には入らなかったようです。

  「曽根崎心中」など古典文楽をどのように現代風にアレンジせよと言うのでしょうか。それでファンが増えるとでも言いたいのでしょうか。それなら具体的にどこをどうしたらいいと指摘するべきでしょう。創作落語や新しい歌舞伎でも頭にあるのかも知れません。欧米ではルネッサンス期の歌曲が今も演奏されています。私もCDを持っていますが、透明でゆったりとしていて美しいが、多分あまり多くのファンはないのかも知れません。しかしそれを守っていくことは大切ですし、必要あれば公共団体が運営を補助していくことも必要でしょう。 

 誰しも得手不得手がありますし、好みや素養もさまざまです。彼は文楽や大阪市吹奏楽団の問題も含めて、文化・芸術面には関心や理解が低いように思われます。それは別に恥ずかしいことではありませんし、まして市長の資質に影響するものではありません。作家の瀬戸内寂聴さんは、「いろいろな文化があり、全てに通じるのは難しい。ですから、評価されているものは、まずはそう考えることです。橋下さんは一度だけ文楽を見てつまらないと言ったそうですが、何度も見たらいい。それでも分からない時は、口をつぐんでいるもの。自分にセンスがないと知られるのは恥ずかしいことですから」と言われているそうです。まさにそうなので、それならそれで謙虚になればいいのですが、「台本が古すぎる」とか「ラストシーンでグッと来るものがなかった」などと相変わらずの独り善がりぶりです。台本が古すぎると言うのなら江戸時代のものはすべて書き換えたらいいと言うのか、ラストでグッと来なかったからと言ってもそれは彼個人の感想でしょう。とにかく「民意我にあり」とばかりに、何かにつけ得々と弁を弄し、しばしば居丈高になるのは見苦しいものです。マスコミも含めてちやほやするものですから、自分でもスーパースターになったと錯覚しているのではありませんか。いったいどんな育ち方をしたのかといつも思います。かつて彼の教師だった人が「嫌な生徒だった」と評したという話を聞いたことがありますが、分かるような気がします。

 

(朝の散歩から)

 

 

 

 

 

 


婚活

2012-07-26 10:11:15 | 身辺雑記

 「婚活」、要するに結婚活動と言うことですが、おそらく中学や高校のクラブ活動である部活から派生した語の「就活」はもう普通語になり、さらにそれから派生した「婚活」は今では目新しいことばではなくなりました。考えてみると変なことばなのですが、それまで仕事が忙しかったり、独身生活を楽しんでいた若い人たちが「適齢期」を過ぎかけて相手探し、相手選びに目を向けて動くと言うことのようですが、本人よりは親の方が焦ってしまったりあきらめてしまったりする例は身近でも見聞きします。「結婚したくなった時が適齢期」などと本人はいたって呑気に構えていますから親、特に女の子どもの親は落ち着かないのでしょう。

  古新聞を回収に出そうとして整理していますと、ある日の新聞の一面の出版広告に「親のための子供の婚活応援ガイド」というのがありました。「親のため」には傍点が打ってあります。こんなガイドブックもあるのかと思って見ますと、著者は日本仲人協会という初めて聞く会の副理事長とやらで、「仲人歴30年の著者が明かす、絶対に結婚できるテクニック」という惹句がありました。何とはなくいかがわしい感じもするのですが「TV放送後問い合わせ殺到につき緊急重版出来!」ともあります。真偽のほどは確かではありませんが、本当なら子どもの結婚の遅れにやきもきしている親が多いのかも知れません。結婚は子ども本人のことで、親がその婚活を「応援」するのは余計なことだと思いもするのですが、親としてはそうもいかないのかも知れません。

 中国の大都会、北京や上海でも高学歴のためなどで婚期を逸したか逸しかけている子女のために親が奔走するようで、そのような親達は朝から公園に出かけて互いに、日本で言うのようなものを見せ合ってこれと思う相手を探すのですが、なかなか思うようにはいかないようです。西安出身で今は上海の日本の企業に勤めている女性の邵利明(シャオ・リミン)もいつのまにか30も半ばを越し、親も焦り出してそのような婚活に出かけているようですが、なかなかうまくいかないらしいです。電話で話しても、肝心の本人があまり積極的ではなく、西安で探したらどうかと言っても、西安のような地方都市では30を過ぎた女性にはチャンスはないとのことです。父親が回族、母親が漢族で、背丈もまずまずありますし、容姿もよい美人なのですが、やはり30も半ばを越すと厳しいようです。東京の旅行会社に勤めている上海人の施路敏(シ・ルミン)ももうすぐ30歳になり近頃はちょっと悩んでいます。 

 私の一番年上の孫娘は今年幼稚園に就職しましたが、電話して「就活は終わったのだから、今度は婚活だね」と鎌をかけても全然興味がなさそうで、「それよりもオジイが長生きしてよ」という、嬉しいようなつれないような返事でした。22歳の今は、それが普通なのでしょうが、幼稚園という女性ばかりの職場でチャンスも少ないだろうし、後5年もすればどうなっているのか、この子の花嫁姿だけは見たい、欲を言えばひ孫の顔を見たいととかねがね思っていますから、いささか気にはなります。

 

(朝の散歩から)

 

 

 オシロイバナ

 

 ヒイラギナンテン

 

 

 

 

 

 

 

 


教師の無神経さ

2012-07-25 08:29:43 | 身辺雑記

 ある婦人が小学生の孫娘のクラス担任のことで不愉快な思いをしたという話を聞きました。学校は夏休みに入ったばかりで、その直前のクラス会のことでしょうが、その男性のクラス担任は子ども達に「夏休みに外国旅行する人は?」と尋ねたそうです。何人かが手を挙げ、それぞれにどこに行くかを言わせたようです。

 今時は家族で外国旅行をすることがよくあるようで、中には乳幼児を連れていく夫婦もあって、どうかと思わされるのですが、結局は夫婦が行きたいのでしょう。そのことは個人の勝手でとやかく言うこともないのですが、クラス担任の教師が子ども達に、外国旅行をする人は?などと質問するのは配慮に欠けていると思います。親の中には外国旅行どころか国内旅行にも子どもを連れて行けないのがいるでしょう。そういう子ども達はどんな気持ちで先生の質問を聞き、外国へ行く友達の答えを聞いたのか、この教師には子どもへの思い遣りも想像力もありません。せめて「夏休みにどんな楽しいことしますか」くらいの質問ができなかったのか。冒頭の婦人の不愉快さはよく分かります。

 大方の教師はそんな無神経なことはないのでしょうが、時折ネットなどでこんな教師がいるから教師全体があたかもそうであるかのように言われるような愚かしい言動を見ます。それも50代の者が意外に多いのには嘆かわしくなってしまいます。

 


徒然雑記

2012-07-22 14:21:39 | 身辺雑記

7月18日

 Hr君、Hg君夫妻と大阪に映画を観に行った。つい先日(10日)にも4人で「臨場」というテレビドラマの劇場版を観に行ったが、これはつまらない映画だった。今日のは中国映画で「さらば、復讐の狼たちよ」(中国題名「譲子弾飛」)。中華民国成立直後の1920年頃の盗賊と、ある市の悪徳ボスとの対決を描いたもので、これはこれで面白かった。俳優陣も、チョー・ユンファ、ジャン・ウェン、グォ・ヨウなどの名優ぞろいで、脇役もしっかりしていた。パンフレットを見ると、この作品は現代中国の体制に対する風刺が強く、よく検閲を通ったものだと言われているそうだ。西安の李真は中国語が分かるともっと面白いよと言ったが、このことなのだろう。例えば冒頭に馬で引く鉄道「馬列車」を盗賊が襲って転覆させる場面があるが、中国で「馬列主義」と言うと「マルクス・レーニン主義」を意味する。そのほかにも盗賊の頭目がしきりに「公平」という言葉を口にする場面がある。他にも中国人ならこの作品が言わんとすることが分かっているのだろうという場面や人物設定があった。中国では一昨年大ヒットしたそうだ。

 

  

7月20日

 昨日の夕方、町の一角で急によろめいた。最初は右側に体が傾き、たて直したら今度は左側によろけた。特に目がくらんだりしたり、目が回ったりしたわけではなく、何とか倒れるのだけは避けたが、頭、特に後頭部が重く気分が悪く、耳の奥でも小さく蝉が鳴いているような感じなので近くの喫茶店に入って少し休んだ。

 今日かかりつけの医院の先生に相談したら、頭を調べますかと言われ同意すると、知り合いのMRI検査を専門にしている医師に予約してもらった。30日に検査することになったが、どういう結果が出るやら。

  

7月21日

 横浜市立小学校の36歳の教師が、暴行容疑で逮捕された。この教師は午前0時頃、相鉄線横浜―二俣川駅間を走行中の下り電車内で、前に座っていた私立大学4年の男子学生(26)の胸をいきなり蹴り、驚いて立ち上がった男子学生の顔を殴った。隣に立っていた会社員男性(26)が取り押さえて警察で調べられたが、呼気1リットル中、0.35ミリ・グラムのアルコール分が検出された。この量がどの程度の酔いの状態を示すのかは知らないが、本人は「覚えていない」と話しているという。このようなことをするのだから泥酔状態だったのか。

 酒を飲まない私には、この「覚えていない」という飲酒後に傷害事件などを起こした容疑者がよく口にする言葉の真偽のほどがわからない。酔っていて覚えていないと言えば罪が軽くなるという打算が働いているのか、この辺りは酒をよく飲む人に聞いてみたいと思う。

 いずれにしてもこの教師の行為、大阪の橋下市長ならまた「免職だ」と叫ぶだろうが、彼もよく飲むそうだから酔っ払いには寛大かもしれない。しかし私は、この教師にはきついお灸を据えてやるべきだと思う。

 

 

 

 


クマゼミ

2012-07-21 07:49:03 | 身辺雑記

 数日前、朝の散歩の最中にクマゼミの鳴き声を聞きました。今年初めてでした。まだ2、3匹の声が聞こえただけでしたが、クマゼミの声を聞くと夏の訪れを感じさせ、たけなわになるとシャッシャッシャと賑やかです。よくあんなに大きな声で鳴くものだと思います。

 幼い頃、神戸の須磨にいましたが、体は真っ黒で大きく、翅が透明なこのセミは憧れでした。庭の桐の木にとまって鳴き始めるとそっと近寄って捕ろうとするのですが、クマゼミはすばしっこい。もう少しというところでシャッと鳴いて逃げてしまいます。一度も成功したことがありません。神戸から東京に移り住むと、東京にはクマゼミはいませんでした。

 近頃この辺りで見かけるクマゼミは昔に比べると小ぶりになったようです。それに今では関東にも勢力を広げているのだそうです。半世紀以上も時がたつと、虫の世界もいろいろと変ってくるものです。

 

 (朝の散歩から)

朝顔

  夏と言えば朝顔です。学校も今日から夏休みに入りますが、小学校では「アサガオの観察」が宿題の定番でした。しかし俳句の上では、朝顔の季語は「秋」です。朝の散歩のときにもう日が出て暑く感じられても、朝顔の花を見ると涼しく感じます。江戸時代から朝顔の変わり品種作りは盛んに行われていて、今もいろいろな変わり種がありますが、このあたりの散歩の途中ではそれほど変わったものはありません。

  

 

 

 

 

  

 

 

 


バアサンや

2012-07-18 09:41:07 | 身辺雑記

 私の家の雌猫ミーシャは12歳になります。来た頃の体長は今の尻尾より短く15センチもなかったのですが、それが大きくなりました。来た頃はミイミイと可愛い声で啼いていたのですが、今ではニャアで、それも近頃は少ししゃがれてきました。

 夜ベットに入ると音もなく部屋に入ってきて私の顔をじっと見つめます。毛並も艶がなくなり顔も幼い頃の可愛さなどはないのですが、それでも引き寄せて顔を寄せるとおとなしくされるままになっています。顔を見ているといかにも年を取ったという感じで、「バアサンや、お前も年をとったなあ」と言って、頬にキスしてやったりするのですが無表情な顔をしていて愛想も何もなく、しばらくすると私の横でうずくまって寝ます。朝には姿は見えませんので夜中に出て行くようです。

 最近は前以上によく寝ているようですし、食べる量も少し減ってきたように思います。それに以前は名前を呼ぶと眠っていても強く尻尾を振ったのですが、今では何となく物憂い感じです。年なのかなあと思いますが、それでもまだ動きは敏捷さを失っていません。

   

 ミーシャは人懐こい子で、近所の奥さん達に可愛がられていますし、宅配便などが来るとすぐに出て行って配達員にすり寄ったりします。しかし贔屓目なのでしょうがやはり一番好きなのは私のようです。昼間に外から帰ってくると座っていた門塀からニャアニャアと啼きながら道路に飛び降りて、私の前でごろりと寝ころんで仰向けになったり横向きに丸くなったりと、それを何度も繰り返します。どうやら私には最上の歓びか愛情を示しているように見えるのです。

 

 

  

 年をとったようでもあり、まだ元気そうにも見えるので、人間なら幾つぐらいか調べてみますと、こんな算定式がありました。

  猫の年齢×4+30

 これで計算しますとミーシャは12歳ですから78歳ということになり私と同年齢くらいです。他には72、75、64というのもあって、64というのが多いようでした。78歳は少し老け過ぎているように思いましたので、一応64歳ということにしておきましたが、猫の高齢期は生後11年から15年らしいので、いずれにしても、もうお婆さんです。 妻がいなくなってから1年余で我が家に来ましたが、12年間全く健康で元気でした。ノラ猫の寿命は4年くらいだそうですから、それに比べるとミーシャはその3倍は生きてきたわけで、それだけに愛おしく、このあとどれくらい生きるか分かりませんが、できるだけ元気でいてほしいと思っています。

 (朝の散歩から)

 

 

 

 

ヘクソカズラ(屁糞葛)

 何ともひどい名前ですが、葉を揉むと悪臭がするので付けられました。これでは可哀そうだと言うのか、サオトメバナという名前もありますが普及していません。

  

 

 

 


梅雨明け

2012-07-17 20:05:35 | 身辺雑記

 「暑い」と何回ぼやいても詮無いことですが、どうしてもつい口にしてしまいます.昼過ぎにちょっと間があるので外に出てみようかと思うのですが、外の強い光を見るとたじろいでしまいます。

 若い頃は夏は平気で、むしろどっと汗をかくくらいが好きでした。ちょっと昼寝してから、夕方まで時間があるので外にでも出ようかと思うのですが、外の強い光を見るとたじろいでしまいます。今では夏よりも冬のほうがいいと思っています。冬は寒ければ着るものを増やしたりできますが、夏は裸で外に出るわけにもいきません。以前は猛暑日だとか熱中症だとかは聞かなかったのですが、今ではまだ真夏にもなっていないのに熱中症の注意が出たりします。地球温暖化の影響とかいわれますが、実際に前より暑くなっているのでしょう。

 とにかく水分の補給は必要だと言われますし、注意しています。年をとるとなおさらです。「それでも」とかかりつけの医院の先生に注意されました。「ポカリスエットなどはあまりたくさん飲んだらいけません」。糖尿病になる恐れがあるのだそうです。もともとそのようなものはあまり飲むことはしませんでしたが、これからもせいぜい水を飲みましょう

 気象庁は今日(17日)午前に四国、中国、近畿、東海、関東甲信越違法でそれぞれ梅雨明けしたとみられると発表しました。例年より1~4日早いそうです。いよいよ本格的な夏に入りました。ああ、暑い!

 

 (朝の散歩から)