昨年、「郷陽会」は90周年を迎えました。コロナ禍により中止になっていた創立90周年企画 <郷陽会90年を彩った人たち> が今年、成田の「スカイタウンギャラリー」にて開催されました。
会の名前の由来は、故郷成田の太陽でありたいという願いを込めたと伝えられていますが、勉強会終了後、酒を酌み交わしながら絵画談議にふけった事から「今日酔おう会」という意味も。また、商店街の人たちが教養を高める目的で参加した為、「教養会」とも洒落たようです。それにしても、90年以上も続いているのは凄い事だと思います(1930年創立、研究会は1927年に発足)。歴史が感じられる見応えのある展示でした。
会員の作品83点、会員の紹介による一般作家の作品13点、企画展示として創立当初から続く作家の作品27点が展示されていました。一般作家の中には高校生の作品7点もありました。 【時間よ止まれ】は様々な大きさや色の花の紙を点描の様に貼って作られた作品でした。
「篠崎輝夫」先生は第8代と第10代の会長を務め、合計で24年歴任して会の発展に寄与して来ました。生涯のテーマは「シルクロード」で、取材旅行は17回に及んだとの事。「郷陽会」では90周年を迎えた昨年、今は亡き篠崎先生の言葉を正式に会の理念として掲げる事を決めたそうです。
パンフレット・表:題字は「篠崎輝夫」筆 / パンフレット・裏・右中:【長安の月】油彩(篠崎輝夫)
【群鶏】油彩(一般・櫟秀幸) / 【時間よ止まれ】ミクストメディア・コラージュ(一般・松丸典代)
【大顔面】木炭(篠崎輝夫) / 【大和田真理さんを描く】木炭(篠崎輝夫) / 篠崎先生の言葉
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ご主人を通じて篠崎輝夫先生との触れ合いがあり、
とても素敵な思い出があるのですね。
篠崎先生は中学校を退職後は光風会常務理事や日展評議員などを歴任する傍ら、
郷陽会の為に講演会なども度々行なっていたそうです。
私は残念ながら直接お会いする機会はありませんでしたが、
皆様から尊敬され親しまれていたようです。
回顧展以来、何回か作品に触れましたが、
穏やかな人柄が感じられました。
篠崎輝夫先生のお名前を懐かしく拝見しました。
篠崎先生と夫は県の教育関係の仕事で、お付き合いがありました。
小湊鐵道の絵はがきを沢山いただきました。
友人に送り、いま一枚になってしまいました。
末広やお花の絵、毎年お出かけになっていた、
シルクロードからのお便りもいただきました。
穏やかなお方だったそうです。