店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

とりあえず

2005-09-06 21:07:48 | Weblog
 台風は去ったもようです。
 とはいえ、進むのが遅いぶん風雨ともものすごく、避難しなければならなかった方は誠にお気の毒です。
 珍しく地元のデパートが休業し、交通機関もバス以外はほとんど不通。
 でも、こんな日でも仕事に行かねばいけない人たちがいるのです。
 そういう方、本当にお疲れさまでした。
 とはいえ、おいらも明日から仕事です。
 心配は無事に明日の仕事の荷物がこちらに届いているか、ということなのですが。
 そういえば今日テレビで
「こんな台風の日にまで選挙カーがきて演説をしている。避難勧告(の放送)と紛らわしいのでやめてくれ」
 と言ってる人がいましたが、まったくその通りだと思う。
 本当に地元のことを考えてるんだったら、こんな日は災害でやばい所(公民館とか)を見舞いに行ったり、復旧とかの手伝いをすればいいのに。
 こんな日にまで宣伝すんじゃねえよ。
 
 今日は先日とったネコ画像。
 ふだんはこの2匹、仲が悪いのでおたがいそばに寄りません。
 少しでも涼しいところにいたかったのか、靴を蹴散らせて玄関に居座っていました。
 

鞠智城

2005-09-06 13:20:32 | Weblog
 昨日はまだ雨もほとんど降っていなかったので、ぶち君と菊鹿町にあるお好み焼き屋さんに行った。
 この店は小さいけれど味がよく、種類が多いうえに値段も安いのでガイドブックに出ていないのが不思議なぐらいの店なのだ。
 町を出ていった人が帰省したときにも訪れるというその人気のひとつは、味だけでなくママさんのいつも変わらない心温まるもてなしにあると思う。
 おみやげにもらう手作りのお菓子も、素朴なものだけどとてもおいしい。
 今回もお店に行くのを楽しみにしていたのだか、店に着くとドアには「しばしの間休養」との貼り紙が・・・。
 うう・・・是非にでも食べたかったが・・・それにしても具合が悪いとは心配なことだ・・・。
 気をとりなおして近くの小高い山の上にある、史跡「鞠智城」に行く。
 ここは広い菊地渓谷の手前のほうの平野に近いところにあり、この奥にはまだまだ深い谷がひろがっている。
 上からみおろすと下は七城町などの穀倉地帯で、今の季節だとうっすらと色づいてきた黄緑色の水田と、緑の野原がひろがっている。
 見晴らしがかなり良く、敷地も建物まわりをゆったりとつていて、かなり広い。
 この城が作られたのは飛鳥時代のことで、唐・新羅連合軍との朝鮮半島での「白村江の戦い」で敗れた中大兄皇子が、いずれそいつらに日本に攻めてこられたときの備えとして九州に作られた城のひとつである。
 しかしここは武将が居住したり、戦争の陣地になる城ではなく、大野城(福岡県)などの城に武器や食料などを支援する基地として作られたのだいうことである。
 守っていたのはあの「防人」と呼ばれる兵士たちで、その兵士たちの生活ぶりや、資料などもここの博物館に展示されている。
 現在は「八角形鼓楼」が復元され、その建物がメインになった公園として広い敷地が解放され、「温故創生館」という博物館と休憩所を兼ねた建物と、物産館が建っている。
 ぶち君は駐車場を見て、
「祭日なのに、こんなに人が少なくていいのか」
 と言っていたが、せっかくいろんな建物を復元してるし、広い公園になっているのに本当にガラガラ、気の毒な限りである。