新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

あ・うん

2012-10-02 23:45:16 | 映画
「あ・うん」
監督 降旗康夫
主演 高倉健 富司純子 坂東英二

向田邦子の代表作を降旗監督、健さんの黄金コンビで映画化した一作。
僕ら世代にはNHKのドラマ版の方が馴染みがありますけど、この映画版はドラマの「続」の方を中心に、うまくまとめてあるみたいですね。

会社社長の健さんと、サラリーマンの坂東英二。二人は陸軍の戦友で、20年来の親友同士。そして、坂東の妻が富司純子。主役3人の微妙な三角関係が物語の骨格を成しています。3人の気持ちは痛いほど伝わってくるんだけど、みんな言葉にはしない。ましてや行動に移すなど、もってのほか。誰もかれも、最後まで本音は隠したまま。

ヒロインは、多分、二人とも好きなんですよね。

でも、男からすればどうなんだろ。あんな中途半端な関係で、何十年も我慢できるものかな…。

向田文学って、やっぱり女性目線なんですね。




「個性」と言いながら

2012-10-02 06:49:29 | その他
個性を認めないのが日本という国。

趣味嗜好や考え方が、元々多数派に属する人達は、少数派に対し自分達への隷属を強いてくる。「常識」「当然」という単語を使用して。

何が「常識」で、何が「当然」なのか、僕には分からない。

いつか分かるかと思って生きてきたけれど、いつまで経っても分からない。

自分の頭が悪いのは、百も承知だ。

でも、例えば「ジブリ」一つを例に取っても、「ナウシカ」や「ラピュタ」の公開当時の、僕が一番熱中してた頃は「そんなつまらんものばかり見て」だった。親ばかりではなく、同世代の間でもそうだった。就職してから、自分の趣味のことだけで「社会人失格」と貶されたことも度々ある。

それが今や、PTAご推薦。親が子どもに薦めるアニメの筆頭だ。

さほど、他人の「常識」はあてにならない。

他人の価値基準を自分に当てはめることほど、バカらしいことはない。

思うままに生きよう。

胸を張って。