新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

アニメの実写映画化

2012-10-13 10:08:29 | 映画
「梅ちゃん先生」の夫役だった松坂桃李さんを、最近あちこちで見かけます。今公開中の映画もありますが、今度は、昔のアニメの実写版に主演するらしいですね。
僕ら世代なら名前だけでも間違いなく知っているだろうという、超有名作品。

「科学忍者隊ガッチャマン」

近年多いですよね。70年代のアニメやマンガの実写映画化。キムタクの「ヤマト」や山下智久君の「あしたのジョー」は見ましたが、「意外に良くできてる」とは思ったけど、正直「ちょっと違うな」と。少なくとも、僕ならこんな作品にはしない。

よく言われる二次元キャラを人間が演じる違和感…では、ない。もっと根本的な部分で、作る側が元の作品の本質を理解していない。それが、完成した映画に出てしまっている。

そもそも、何故今更?と思うんですよね。30年もその上も前のアニメを今頃焼き直すことに何か意味があるのか?オリジナルを知らない若い世代には、どうでもいいことでしょうけど、好きな人間には重要なことです。

今これをやる理由。

今更やる理由を作品できちんと語ってくれるならいいんです。

興行である以上は、一番の理由が金儲けであることは言わずもがなの話。でも、観客に金を出させるに見合った、製作者側の心意気を見せて欲しいのです。

卑しい作品や志の低い作品には、はっきり言ってTSUTAYA旧作レンタル料の百円ですら勿体ない。

リメイクが全て悪い訳じゃありません。「怪物くん」は最初「え~っ!!」て思ったけど、見たら納得。「妖怪人間ベム」は、企画の時点で、これをリメイクするとチョイスした製作者側のセンスを感じましたし、実際、TVシリーズは素晴らしい出来でした。

今回「ガッチャマン」で、製作者が何を語ろうと言うのか。正直どうもピンと来ない。なんか、期待薄な感じがします…。

桃李さん好きなんですけどねえ…。