新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

普段、政治的な話題は避けてるんですが…

2012-10-06 15:15:44 | その他
例の領土問題で、「国交断絶」などと息巻いている愚かな連中がいるけど、そんなのは不可能なことは論ずるまでもないこと。

ただ、これを機会に、目先の利益最優先の、これまでの日本のビジネスのやり方を、反省する必要はあるのではないかと思います。

特に、中国に対しては。

感情的な強硬論を除外すると、マスコミなどの論調は、ことここに至っても、まだ「市場価値」にばかり重きを置いた意見が多い気がしますが、中国共産党の一党独裁政治がいつまで保つものか、冷静に先行きを見極める必要があるのではないでしょうか。

反日デモが中国当局の意向一つで発生したり押さえ込まれたり、操作が可能な間はまだいいでしょう。

民衆の怒りに対して、政府のコントロールが効かなくなったとしたら…。

もし、あの巨大な国が崩壊したら…。

「アラブの春」の例を挙げるまでもなく、独裁国家はいつか滅びます。強権を誇った独裁者が民衆の手により葬られる姿を、僕たちはいくつも目にしてきました。僕らの世代なら、あのベルリンの壁が叩き壊される瞬間の衝撃を憶えている方も多いと思います。

中国だけが例外的に繁栄を続けるとは、僕には到底考えられません。

企業に中国へ進出するな、というのではありません。ビジネスに乗り出すのは大いに結構です。ただ、目先の利益だけを考えるのではなく、リスクをきちんと踏まえて、いざという時の備えをしておくべきではないのでしょうか。

国策に乗って移住した、何の罪もない人達が、敗戦で満州や朝鮮半島から命からがら引き上げて来たのは、わずか67年前の話です。

また、同じ悲劇を繰り返すのでしょうか…。