新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

五円玉に込められた願い

2013-06-16 22:47:19 | 日記
今日は父の日に合わせた、娘の小学校の学校公開日でした。朝から授業参観に行きましたが、その授業の内容に感銘を受けたので、紹介します。

教科は小5の社会です。

五円玉、ありますよね。

今の五円玉は昭和24年から作られ始めたんですが、そのデザインに込められた願いを考えてみよう、というのが授業の主旨でした。



表面に描かれた稲穂は「農業」。穴の周りのギザギザ模様は歯車で「工業」を意味します。下半分の図柄は海を表し、「水産業」の意味。裏面の文字の間に描かれた双葉は「林業」を意味し、若葉ということで「今後の成長」の意味も込められています。それら全ての図案の表すところは「産業の復興」です。

第二次大戦で焼け野原と化した日本ですが、これから産業をどんどん発展させて素晴らしい国にしていこうという、そういう願いが小さな五円玉一つの中に込められているのです。

…と、そんな内容でした。
ここからは、僕の感想。

戦後の日本は、まさにこの願いの通りに、産業の復興に邁進して今のこの国を作り上げました。

そのことに対する是非や功罪は色々あると思いますが(僕も必ずしも全てが正しかったとは思いません)、焦土と化した祖国を目の当たりにしながら、あくまでも前向きな気持ちを失わなかった先人達の想いには、学ぶところは大きいと感じます。

上を向いて歩こう

涙がこぼれないように

二つ前の朝ドラ「梅ちゃん先生」。終戦直後から昭和30年代を舞台にしたあのドラマで、坂本九さんの代表曲「上を向いて歩こう」が象徴的に使われていた意味が、改めて分かった気がしました。