斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

子どもたちに何か異変が・・・? 

2018-06-17 15:43:13 | 町の課題
私はよく町民センターを利用するので、時間帯によって下校の子どもたちに
出会う機会が時々あります。子どもたちの方から先に大きな声で「こんにちは」
「こんばんは」とあいさつされることが多いので私もすぐそれに応えるように
あいさつしています。元来、私は子どもたちに話かけるのはとても苦手なタイプで、
特に小さい子どもには上手に話かけられないので、こちらから話かけることは
ほとんどありません。子どもたちと上手に話をやり取している大人をみるととても
羨ましくなります。少し努力をしなければと常日頃思っています。あいさつだけは
必ずしています。

でも今日(6月16日)は何か違った雰囲気でした。
昼間町民センターにはかなりたくさんの小・中学生と玄関やロビーで出会いました。
ほとんどの子が何も言わないのです。何か普段と違った異様な感じを受けました。
私から「こんにちは」と声をかけてみましたが、あまり反応がありません。
私もあいさつするのを止めてしまいました。まるで知らない人には挨拶しないようにと
箝口令」でもしかれたかのように感じました。
これが単なる私の思い違い、考え過ぎであればよいのですが。

先日議会事務局から私に次のような注意文書が渡されました。いろいろある中の
一つに「以前のことになるが、町民センター等で、小中学生などに声をかけている
点、不審に感じて親に話している子どもがいた。そうした対応が必要なのかどうか、
再考して欲しい。」というものでした。
声をかけている不審者と思しき人間が、まるで私であると特定したかのような言わ
れ方で書かれていました。私は他の誰かの間違いではないかとしか思われません。
一体誰が何のために声をかけているのは“私”と特定できるのか? また私と分か
っているなら、何ら問題ないはずです。公人ですからどこの誰かわかるはずです。
だからわざわざ議会事務局に連絡したのか(職員が言ったのか)と思います。
しかし他に“声”をかけている人はたくさんいるはずです。なぜなら子どもたちから
「こんにちは」「こんばんは」とあいさつすることは多くの町民のみなさんもよく
知っているからです。ニセコ町の最もすばらしい、誇るべき教育の一つと思っています。

町民センターというまさに公共である公の場で、入り口には受付窓口があり誰か
必ずこちらを向いて出入りの人たちを見守っています。私も必ず出入りするごとに挨拶
して通ります。町民センターは主に町民が出入りする、町内で一番安全な場所の一つ
のはず、まるで“声をかける”ことが犯罪でもあるかのような注意書に唖然という
しかありませんでした。
これが人通りのない暗い場所で知らないおじさんから一人で歩いている小さな子どもに
“声”をかけていろいろ聞かれたという問題になればちょっと心配になりますが、
町民センター内でも、“声”もかけられないのか、これはむしろ“おかしい”、異常に
感じて私はその文書を持って弁護士に相談に行きました。すると弁護士はすぐに
「これは誰が書いた文書か」、「書いた人は一体どういう立場でこの文書を書いたのか」
と聞かれました。確認してすぐに誰かはわかりましたが、これは大変恐ろしいことです。
書いた本人が気づいていないことがまた怖いのです。

また然る校長にもすぐ相談しました。校長は“声”かけは大変大事な事、これからも
どんどん“声”かけをして下さい、と言われました。男性からは“声”がかけしづらいが、
女性の方からの“声”かけはしやすいと思う。ということでした。
“声”かけの盛んなところでは犯罪は起きづらいが、“声”かけのないところは犯罪
の温床になると専門家は指摘しています。

ニセコ町の0歳~18歳までの子どもの数は2016年の時点で817人とデータにあります。
わずか800人余りの子どもの数しかいない町で全ての子どもたちを町民が見守っても
良いのではないかと思います。これからはどんどん“声”かけをするように努力して
いきます。安全で安心して住める町にするためには子どもへの“声”掛けは非常に大切な
ことです。

一体、ニセコ町はどこに行くのか、「相互扶助」を謳うまちは、ただの“掛け声”だけに
過ぎないのか、反対の方向に向かっているのではないかと危惧しています。

「個人情報保護」への誤った認識が人間への信頼と関係性をむしろ阻害して、
人間関係を分断し、孤立化させて行くようにしか思えません。

写真展 ニセコのまちの猫について考える

2018-05-13 00:50:06 | 町の課題
野良猫から飼い主のいる猫たちへ(避妊・去勢済み)、避妊・去勢
して地域でお世話されている猫たちの様子を写真で紹介しています。
また京極町と余市町の猫多頭飼育崩壊の様子も紹介しています。

倶知安保健所の協力を得て、犬・猫の飼い方のルールなどを
パネルで展示しています。
ささやかな写真展ですが、ニセコ町の野良猫について町民の
みなさんに考えていただく機会になればと願っています。

日時 5月10日(木)~5月23日(水)
場所 ニセコ町民センター1階ロビー
主催 ニセコのまちの猫について考える会 実行委員会


冬季オリンピック

2018-03-08 23:52:57 | 町の課題
広報ニセコ3月号“こんにちは 町長です”で片山町長は平昌へ
冬季札幌オリンピック・パラリンピックの招致PRのために出かけた時の
様子を書いています。その中で
“この間、各国の多くのIOC委員にニセコの紹介をしましたが、
ニセコの名前をご存知の委員の人は皆無。“とありましたが、同行していた
札幌市のスポーツ局の方は
“ジャパンハウスの北海道ブースでは札幌よりニセコ町が一番人気があった。
ニセコのブランド力は高い“と語っていました。
ニセコの名前を知らないIOC委員は皆無ということはないと私は思って
います。謙遜?しているのか言葉が通じなかった?!のかな~と思っています。
片山町長はここを訪れた安倍総理やIOCのバッハ会長とお会いして
ニセコをしっかりPRしていたので成果はあったと聞いています。

冬季札幌オリンピックが実現するかどうかはわかりませんが、最終的に
判断するのは開催地の一つになるニセコ町であり、町民の理解があっての
オリンピックです。平昌オリンピック視察について町民のみなさんにまず
説明して理解を得た上で事業費約700万円を予算計上したのか、その
プロセスが問われています。

9月11日(月)議員協議会で約50分「2018年平昌オリンピック・パラリンピック
視察等について」教育委員会から詳細な説明を受け協議しました。
その結果9月議会定例会13日(水)最終日にこの予算を承認しました。
正直、素人の議員たちが説明を受けて即判断を迫られてもわかりません。
(この件について2017年12月1日のブログに載せています)

なお事業費はおおざっぱですが、以下のようです。
開催主催地札幌市:市長を含む職員15人 カンヌン泊 予算700万円以内
倶知安町:町長他3人の計4人 カンヌン4泊  420万円
帯広市:市長他職員2人計3人 ソウル泊2人2泊、1人4泊 数十万円
ニセコ町 町長他10人計11人 カンヌンとソウル泊    700万円

各自治体の事情や条件が異なるので単純にはいきませんが、各自治体の
担当部署らの聞き取りです。

なおこの件については町民の意見・要望を受けて議会に一般質問「平昌
五輪への視察団派遣について」を提出しています。

ニセコ町のふるさと納税

2018-02-27 22:48:03 | 町の課題
第169回ニセコ町まちづくり町民講座が27日(火)町民センターで
開かれ、参加者は町長初め15名、内一般町民他は6名でした。
  

現在のふるさと納税は2008年(平成20年)4月30日に公布された法律です。
ニセコ町は、それより4年前の2004年(平成16年)に町独自の「ニセコ町
ふるさとづくり寄付条例」を施行し、今年で15年目になります。
ニセコ町らしいふるさと納税に向けて、新たな寄付制度の運用を考え、
一部条例改正を行う予定です。

初めに役場職員から「ふるさと納税をとりまく状況」について説明があり、
その後参加者のみなさんから様々なアイディアを盛り込んだ意見交換が
行われました。

〇ニセコ町ならではのアイディアを盛り込んだPR:移住体験はどうか。
〇具体的にアピールして、応援したいもの、共感できるものにする。
〇継続的にストーリーをつくる。
〇ニセコを第二のふるさとと思うニセコファンを増やす。
〇ニセコに来たくなるようなPRを考える。
など参加者が気楽に発言しやすい講座になりました。

「ニセコ町ふるさとづくり寄付」の状況(ニセコ町の資料から)
2004年~2017年までの寄付口数 8598口 寄付総額 42,992,000円
2004年発足時 43件 124.5万円
2005年    10件  26.3万円
2006年    3件   9万円
2007年    1件  0.5万円
2008年    5件  32万円
2009年    7件 217.7万円
2010年   14件  150.5万円
2011年   17件  266万円
2012年   13件  257万円
2013年   20件  314万円
2014年   18件  173万円
2015年   18件 1119.7万円
2016年   16件 468.5万円
2017年   17件 1140.5万円

以上です。