斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

宮山登山会

2013-03-23 01:50:15 | 歴史
恒例の宮山登山が3月16日に行われました。
2007年、2008年と今年で3回目の参加になりました。
参加者は20人ほどでした。
この日は曇っていましたが、穏やかな日和に恵まれ、快適な
登山でした。頂上からは残念ながら何も見えず山を下る頃には
雪が降ってきました。

宮山は標高218mの小高い山で、国道5号線からよく見えます。
毎年3月に登山会が行われるのはこれまで雑木林に覆われた
道なき道を登るには雪が解ける前の3月頃が登りやすいという
理由のようです。今では頂上までの路が整備され、季節を問わず
登れるようになりました。

【ニセコ千本桜運動】
2007年からこの宮山を【狩太八景】の中にある【宮山の桜】の
ように山を桜色に染めようと勇気ある一人の人の行動で
「北海道千本桜運動」への応募をきっかけに桜の苗木が
5年間で500本提供されることが決まり、地元の有島地区の方々を
中心にたくさんのボランティアの協力で植樹活動が始まりました。
わずか5年で小さな宮山に1,000本の桜の苗木が植えられました。
小さかった苗木も順調に育ち、年々5月頃にはぽつぽつと桜が咲き
始め、少しながらピンク色に染まっているのが遠くからでも見られます。

今年の植樹祭は6月2日(日)に行われます。
どなたでも参加できますので、有島の宮山のふもとにお集まり下さい。

【狩太八景】とは
「1907(明治40)年8月、有島親子が農場を訪れた折に、
有島武郎の父、武が八景の題を選び、母の幸(ゆき)、保子夫人、管理人
関係者たちが協力して絵と漢詩、和歌をそれぞれ書き記したもの。」です。

有島記念館ではこの「狩太八景」の掛け軸が現在展示されており、
その中に「宮山の桜」が描かれています。ぜひご覧下さい。

【宮山の桜】 
         此神の恵みの露に咲きいづる 
           花は手向となるべかりける