斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

ニセコ町議会・職員東北研修視察旅行

2013-08-03 00:15:22 | 政治
7月29日(月)~7月31日(水)の3日間、福島県の3市町を
議員9名と町職員5名の計14名が視察研修のため訪問しました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災以来、ニセコ町議会として
初めての被災地訪問になりました。
お天気は連日曇り時々小雨、湿度は高いながら気温は
25度前後とこの時期としては暑すぎず助かりました。

1日目の29日は南相馬市の庁舎を訪問し大震災の被害状況の説明を
受けた後、震災後の復興状況を職員の案内で現地視察しました。
今年2月ニセコ町を訪問し南相馬市の大震災について講演した
庄子まゆみ復興企画部新エネルギー推進課課長が滞在中終始
付き添って説明に当たりました。

2日目の30日は伊達市と国見町を訪問しました。
伊達市は人口6万人余りの市で庁舎は2004年に旧保原(ほばら)
町舎として完成し、その2年後の2006年5町が合併し伊達市に
なりました。
3階建の庁舎は「活動が見える透明性の高い環境共生型」で、
その庁舎に併設した議場・委員会室・市民交流スペースは
モダンな円形ガラス張りの近代的な建物でした。

国見町(くにみまち)は伊達市の北に位置し人口1万人余り
の町で震災による倒壊のため、観月台文化センターにある
仮庁舎内で国見町「新庁舎整備の計画」の説明を受けました。
ニセコ町と多くの共通点があること感じました。

伊達市庁舎の視察と国見町の「新庁舎整備の計画」の研修の
目的は現在のニセコ町役場は築45年が経過し、老朽化が進行し
2011年の耐震調査の結果、一部耐震性に問題があることがわかり、
有事の際の防災拠点となりえる庁舎の整備の必要性から
ニセコ町役場庁舎再整備のための視察研修でした。

昨年11月の第2回福島会議に続き、2回目となる東日本大震災被災地
を訪問し強く感じたことは、放射能汚染による復興・復旧の遅れと、
「フクシマ」という名が背負うこれからの様々な問題について深く
考えさせられました。
同時に泊原発の再稼働は決してあってはならないこと、原発ゼロ、
廃炉へ向けて実行・実現の緊急性をさらに強く再認識させられた
視察研修でした。