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斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

中央倉庫群について

2016-04-03 17:32:23 | 町の課題
先日、私のブログに駅前中央倉庫群のことについて以下のコメントが
寄せられました。ありがとうございます。
確かにおっしゃることはよく分かります。

≪駅前倉庫群反対やもっと慎重にの声多数だったはず。議会、
イコール議員の力、能力の欠如。自分の意見をしっかり言えない議員さん方
少しは恥ずかしさを知ってください。この町の町民ではたまりませんよ。》

これに関して言い訳をするつもりはありませんが、また単に言い訳と取られても
かまいませんが、少しだけ私の意見を述べさせていただきます。

昨年議員全員が集まった席で、建設課から説明を受けた時点で私としては、
「もう少し時間をかけて検討できないものか、補助金を一旦返納することも
考えてはどうか」の意見を出しましたが、町側からは「そんなことをしたら、
今後ニセコ町に補助金が来なくなる」と言う話でした。他の事業全般に渡って
影響があるのかどうかわかりませんが、そんな雰囲気でした。恐らくこれまでにも
一旦受けた補助金を返納したという事実はなかったと思われますが。
(現時点で調査していないので正確なことは言えません。)

かつてニセコ町が「緑の分権改革」で国から補助金3,600万円が下り、
その事業内容の使い道をめぐって町民から厳しい批判がありました。
国から有利な補助金が下りたからと言ってそれが適性な使用と言えるのか、
使い切らなければならないものか、そもそもその出資金は税金であって、
無駄な使い方ではないかと言った批判でした。
この件について北大公共政策大学院のその当時院長をしていた教授に
質問したことがあります。その答えは「適正でなければ、返還すべきである」
(そうした勇気が必要)ということでした。
現在の国の補助金制度の在り方に問題があるように思います。

この中央倉庫群の活用について、その時点では私以外誰一人として反対、
ないしは検討する意見を出した議員はいなかったと思います。
この件について駅前に関して過去の歴史を詳しく知っている議員に尋ねてみた所
「うまくいくはずないだろう」と言う答えが反ってきました。
ならなぜその意見を堂々と述べないのか、反対する言葉を一言も発しないのか、
そこに何か理由があるのか、これが政治の世界なのか、真相・深層は計りがたい
ものがあります。
ただ時の経過と共に予想のつかないことが起こり得ることも事実です。
その先まで読み取ることは不可能なこともあります。