斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

「フッ素洗口について考えてみませんか」

2013-03-10 00:16:22 | 議員活動
「フッ素洗口について考えてみませんか」と題する
講演会が9日倶知安町でありました。

講師は旭川の歯科医師 清水央雄さんです。
〈フッ素の問題点〉最近斑状歯が増えている。
〈集団フッ素洗口の問題点〉
〈本当にフッ素に虫歯予防効果があるのか〉
〈むし歯のメカニズム〉
についてその歴史的背景と、なぜフッ素がむし歯予防に
利用されるようになったのか、この問題の真相と深層に
ついて語って下さいました。

フッ素の問題は【医学論争ではなく政治論争、権益問題】
であり、その構造は原発問題と共通していること。

「フッ素にむし歯予防の効果などあるはずがない」と
利権に絡むフッ素の本質を喝破されました。

「フッ化物洗口は安全か、その有効性」について
13日(水)に一般質問を行います。

ニセコ町議会3月定例会 一般質問

2013-03-08 23:56:00 | 議会・議員
昨日提出した一般質問6件が8日午後から開かれた議会
運営委員会で了承されました。
一般質問は3月13日(水)に行われます。

一般質問 6件の内容についてお知らせします。

1件目 「フッ化物洗口は安全かその有効性」について
「子どもたちの歯の健康を守る有効な手段の一つ」として
推進されている「フッ化物洗口」は果たして本当に安全で
むし歯予防に有効か疑問です。
今年1月24日と2月5日の2回、幼児センターで保護者を
対象にした「フッ化物洗口説明会」がありました。
2月の説明会では「町では次年度より幼児センターでのフッ化物
洗口を導入する予定・・・」と、導入決定のお知らせに変わりました。
平成24年10月時点でのアンケート
「フッ化物洗口とは何かご存知ですか」との問いに回答者の
半数に当たる47%が「知らない」と答えています。
幼い子どもたちの健康に関わる「フッ化物洗口」について
一方的に推進側から「安全・有効」と言われて、そのメリット、
デメリットについて保護者や関係者と十分な議論を尽くすことなく、
次年度から導入することに町長、教育長ご自身でどこまで調査され
どのような認識と結論に立ってこの「フッ化物洗口」を実施するのか
伺います。

2件目 「原発事故による被災者・子どもへの支援策」について
東日本大震災が発生して以来3月11日で2年が経過しようとして
いますが、原発事故による放射能汚染により復興・復旧は依然と
して進んでおりません。
「原発事故子ども・被災者支援法」も超党派で可決されたにも係らず、
被災者への補償・支援予算は立っていない現状です。
憲法第25条で保障されるべき「生存権、国の社会的使命」が未だ実行
されず、実効ある政策に至ってないことは誠に残念に思っております。
こうした中、ニセコ町で夏休みの7月、8月の2か月間、福島の子ども
たちを保護者と共に受け入れるプロジェクトを検討できないものかと
考えておりますが、ニセコ町として新年度の支援計画を町長、教育長
にお伺いします。

3件目 「教育費の予算」について
ニセコ町の平成25年度一般会計予算総額は43億3千万円となっています。
その中で教育費が占める歳出予算の内訳と割合は以下のようになって
おります。
教育費 
2013年(平成25年度)  5億602万円 約11.768%
これは過去7年間で最低の予算になっています。
この教育費の予算をどのようにお考えか町長・教育長に
お伺いします。

4件目 「ニセコ町の教職員の育成・養成」について
学校の教職員は未来を担う子どもたちを育てる重要な立場に
あります。
子どもたちの教育力を高め、良い教育の機会を与えるためには
学校の教職員の指導力の資質と能力に関わるところが大きいと
言えます。
近年各自治体が独自で教員養成に携わる動きが広まっていると
聞いております。
ニセコ町は教職員の資質向上のためにどのような具体的・実践的
育成をお考えか町長、教育長に伺います。

5件目 「ニセコ町昆布岳風力発電プロジェクト」について 
この業務は特定非営利活動法人 「仕事人倶楽部」「(株)竹中土木」
「(株)四電エンジニアリング」の3法人が共同で実施するということ
ですが、この業務の受け入れを許可したニセコ町の見解を伺います。

1.ニセコ町としてこの時期(1月~3月)にニセコ町昆布岳に陸上風力
 発電委託業務の受け入れについて十分な検討をしたのでしょうか。
2. 2月6・7日に第1回公聴会が開催されましたが、町民への事前情報
 がなかったのはなぜですか。
3.環境省発注の委託業務ということですが、その業務費はいくらか教えて
 下さい。
4.「風力発電」に関する議論がされておらず、町民への情報共有を
 どのように考えていますか。
5. 机上調査の結果、実現可能性があるとした場合、ニセコ町はこの
 「風力発電プロジェクト」を今後どうされる予定ですか。

6件目 「受動喫煙防止条例」について 
北海道の喫煙率は連続して全国一位を記録しております。
近年、神奈川県、兵庫県に引き続き大阪府でも「受動喫煙防止条例」を
推進するとし、「将来的には全面禁煙の方向で検討する」としております。
ニセコ町では公共施設に於いて一部分煙制を行っておりますが、
全町的には飲食店、ホテル等の宿泊施設などではまだ分煙制が徹底されて
おりません。
「タバコは百害あって一利なし」と言われ、健康に及ぼす被害が甚大で
あると言われております。
受動喫煙の被害をなくし、公共の場での「禁煙」を徹底させるために、
「受動喫煙防止条例」の制定について町長の見解を伺います。


*なおこの3月議会一般質問は同日午後6時からラジオニセコで
 初めて放送される予定です。


ニセコ町議会3月定例会が開催します。

2013-03-06 21:58:04 | 議会・議員
明日3月7日から3月14日まで3月定例議会が開催されます。

3月議会は平成25年度の「ニセコ町各会計予算」を始め
議案が19号まであり、2日間に及ぶ重要な議会です。

明日一般質問6件を提出する予定です。

一般質問は毎回議会運営委員会にかけられ
委員5名と議長、議会事務局長7名の下に審査を受けます。

無事一般質問が通過できることを願っていますが、
3月8日が締切期限なので運営委員会の審査後に
一般質問を公表したいと思います。

貪瞋痴(とんじんち)

2013-03-02 17:40:39 | その他
今日3月2日は父の祥月命日です。
私は4人兄弟姉妹の末で兄が2人いますが、事情があってか、
実家の仏壇を家に預かってから10数年になります。
お坊さんには年3回、父の祥月命日、お盆、新年に
お経をあげていただき、お寺の行事にも参加していますが、
信者ではありません。
しかし宗教というものに強い興味・関心があります。

お坊さんに尋ねると今日はなんと父の23回忌でした。
存命なら101歳になります。
母は高齢で施設にいることもあって、父の法事の事など誰一人
として言い出す者もなく、預かっている実家の仏壇はどうなるか
時々考えさせられます。

この仏壇は曽祖父の時代からあり、100年以上が経ち、
置かれている仏像の裏には「享保第十二丁・・・」奉開眼とあり、
過去帳の一番古い年代では弘化3年と記されています。
(昭和の初めごろに書き換えられているので、追記した可能性
もありますが?真偽はわかりません。)

弘化3年は明治維新前の孝明天皇朝1846年に当たります。
この時曽祖父はすでに北海道に渡って来ていたのか、
歴史に思いを馳せられます。札幌の豊平川の豊平橋のそば、
今のルネッサンスホテルの辺りで、初めは居酒屋を営み、
(本州からお酒を仕入れ)まもなく少し離れた所で造り酒屋を
開業し終戦まで営業していたと聞いています。

その酒造業をしていた酒蔵は戦後20年以上は住居として利用され、
私はそこで生まれて10歳まで育ちました。壁の厚さは40~50㎝位
あり、真夏でも20度位の温度で快適だったことを思い出します。
ある建築家がその酒蔵を解体する前に克明に写真を撮り写真集を
出しています。(解体時は日本にいなかったので、一度だけ、
帰国後その写真集を見せてもらったことがあります。)
未来の住居は冷暖房がなくても住むのに適した温度を一定に
保てる構造を目標にしたいものです。

1856年(安政3年)~1858年(安政5年)にかけて蝦夷地の
探検に来た松浦武四郎は豊平川を遡りここに立ち寄ったのでは?、
他にも間宮林蔵、最上徳内、近藤重蔵は?等、多くの探検家や、
蝦夷地に渡って来た人たちの休憩地点になっていたのでは!?
あれこれ勝手に想像が広がります。

仏壇とは別に20数年前、父から生前それぞれ朱塗りの厨子に入った
仏像3体を渡されました。一番大きい厨子で縦30、幅25、奥行き15㎝、
次が27,17,12㎝、一番小さい厨子で26,11,9㎝あります。

父から「これは大切なものだから、大事にするように」と
言われました。
仏像には金箔が施され、その裏には大正6年5月15日と記された
像が2体、8月7日と記された仏像が1体、それぞれの仏像の裏に
いろいろ文字が記されていますが、いずれも感得主は曾祖母です。
一体の中に曾祖母の年齢が記されており、今の私と同じ年でした。
大正6年(1917年)は、ロシア革命の起こった年、
1914年~1918年は第1次世界大戦の最中でした。

歴史を調べていくとその当時の様子が限りなく広がってきて
のめり込んでしまいそうですが、今しばらくはお預けして
本業の仕事に打ち込まねばなりません。

《貧瞋痴》は6年余り前、昆布のお寺でのお説教から教わりました。
今日も原発エネルギー問題からその議論が展開しました。
人間の持つ《三毒》をどこまで抑えられるか、これからの
人類のエネルギー政策の方向性と結びついていることは
確かな気がします。

貧瞋痴(とんじんち):人間が生まれながらに持つ《三毒》
貧=貪欲、あくなき欲望 
瞋=自分の心に逆らうものを怒り、恨むこと、
痴=言っても仕方のないことを言って嘆くこと、




「住民自治を学ぶ」

2013-03-01 23:52:20 | 地方自治論
講演会「『改訂自治法』とこれからの自治」inニセコいこいの村
と題する講演会が2月25日日本共産党小樽地区委員会自治体部主催
で開催されました。
ニセコ町議会議員にも参加の案内があり参加しました。
講師は酪農学園大学の河合博司教授(地方自治論)でした。

共産党主催のこともあって、後志地域から共産党の議員・党員の
方々が主に参加されましたが、党とは別に「地方自治論」
に関心がある町村の議員、職員:ニセコ町役場から研修に2名参加、
しました。

河合先生のお名前は以前から聞いてましたので、ぜひお話を
お聞きしたいと思っていたので、今回ニセコ町で講演会に参加
できたことは実に幸運で光栄に思っています。

講演の内容は
「平成の大合併・道州制・憲法改正論議における“自治・自治体”
の捉え方」を中心にその中身を深く・鋭く分析しており、大変濃い
内容の講演でした。

先生の講演の中で印象に残った言葉は、たくさんありますが、
その中でも
○『“知恵”と“力”と“ロマン”をもって新しい文化を生み出す』、
○小さいからこそ輝く自治体
○―21世紀自治体の自由・自治・民権運動―の力とロマン、
○「人々が住みたくなる地域とは、
《・豊かな自然環境―空気、水、緑
 ・明るい元気な子どもの声がするまち
 ・ふるさとと胸を張っていえる地域、
 ・社会に役立っていることが実感できる働きの場の想像の試みの地域》
実に重みのある、深く心に響く内容の講演でした。

ニセコ町議会議員の参加は3名でしたが、こうした地元での
機会にもっと、もっと多くの議員が参加してもらいたいと
切に思いました。