桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

どっちが傷ついているのだろう

2007-08-17 01:25:19 | 自閉症のtoshiya
またお風呂場で壮絶バトルをやってしまった。

あまり機嫌のよくないタイミングで入浴させたのが悪かったのだけど、そういうときはもうずーっと威嚇されて引っ掻かれる捉まれるのは当たり前。

でも今日は歯磨きするときに、思いっきり突き飛ばされてお風呂場のドアに背中をぶつけ、右ひじをドアノブで切ってしまった。

隣近所に聞こえるのも憚らずに叫び声を上げる。

床にぽたりと血が落ちた。

何するんだ!
私もやり返す。

「お母さんがけがしたり死んだりしたら、誰があんたの面倒を見るんだ?」
「お母さんがいなくなったらどうすんの?」

こんな理屈が理解出来てればやらないとわかっちゃいるけど言ってみる。

すると息子はすごい勢いで自分の顔といい頭といい叩きはじめ、顔は赤黒く腫れ上がる。

これ以上責めるととんでもないことになるので、私もすぐに平常に戻ったふりをする。


愛すれど報われない子育て。

自閉症児の子育ての大変さの根幹は、この部分にこそあるのだと私は思っている。
親に仇で報いるしか出来ない、なんて哀れな子なんだろうと思う。

だから、表面的に可愛がる程度では親の方が壊れてしまうか逃げてしまうしかなくなる。


腹をくくってしか出来ないのだ。


腫れ上がった顔で寝てしまった息子に保冷剤を当てた。