シルバークレイ
シルバークレイの技法のひとつ、真鍮象嵌で作ったメダルです。
0.8㎜径の真鍮線を粘土を伸ばした土台に埋め込んで同時焼成し、その後ひたすら磨いて磨いて・・・。
ツルツルピカピカの鏡面仕上げして真っ黒に燻し、重曹で優しく磨き込んで完成です。
って、簡単に書けるほど楽な作業ではありません(;^ω^)。
堅い堅い真鍮線を思い通りに曲げて形を成すには、バーナーなどで焼きなましをしなければなりませんし、銀粘土に垂直に埋め込まないと、焼いた後に焼縮んだ粘土との間に隙間があいてしまいます。
銀と真鍮では融点が違うので、同時焼成するときも真鍮にペースト粘土を上塗りしたり工夫がいります。
今回は真鍮線で葡萄の模様を象り、左下に3㎜のアメシスト合成石を埋め込んでみました。
ねらいは、まるで漆器に金の蒔絵を施したような質感だったのですが、まぐれでなんとかうまくいきました
鏡面仕上げにすることで、銀とは思えないようなテクスチャになって感激しました。
高い技術の要る技法ですけど、この美しさを見ると魅せられますねー。
あとは相応しいチェーンを作ることかな?
頑張らねば