今日は、トシヤの通所先での個別支援計画作成のための面談日でした。
年に一度、過去一年の成果とか、今後どういうサポート体制を取ってもらいたいかなどの話し合いを、本人立会いの下で行います。
日々の様子などは、逐一連絡帳で教えていただいていますので、そう目新しいことを知ることはないのですが、今回はちょっと違いました。
作業とは別に、本人の出来るようなパズルなどをやらせてもらってるのは聞いていましたけど、それが具体的にどういうものなのかは、私たちは知らなかったわけです。
「動物のマッチングパズル」が得意だという話が出たので、「それ、どういうのでしょう?」と、実際にもってきてもらいました。
それは、動物や乗り物などの絵カードと、それに関連付けた絵の付いたクリップ(洗濯バサミ)があって、それぞれマッチングするものを合わせる(挟む)もので、なんと職員さんの手作りのパズルでした。
一見、幼児でも出来そうに見えますが、実は手作りということで、絵カードとクリップの絵が必ずしも同じ形や色合いではないので、知能テストのような難しさがあります。
つまり、単純な色かたちを合せる能力ではなくて、概念を理解しているかがカギになります。
例えば、赤い車の側面が描いてあるクリップと、人が乗ってる赤いオープンカーの正面の絵カードとか。
その場にいたトシヤにやってもらいましたが、サクサクと間違うことなくやってのけました。
職員さんによると「ここではトシヤさんが一番出来るんじゃないかと思います」ということでした。
お母さん、知らなかったよ。
モノの細部をよく見てるのは知っていたけど、概念も理解出来ていたとは。
親(家庭)だけでなく、社会に出てなるべく多くの場で生きることが成長と理解を促すことは間違いないです。